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  • 不妊治療Q&A(上級編)

    不妊治療には、むずかしい専門用語がたくさんあります。
    ドクターからの説明で、また治療仲間との話題でとびかう、
    耳慣れない言葉におびえないで。

    ここでは男性編を簡単に解説します。

Question 1-不妊治療Q&A(上級編)

Q:凍結胚移植後の生活
体外受精6回、うち2回は凍結卵をもどし、1回は顕微授精をしました。採卵すると毎回卵巣が8cmにはれ、たまに腹水もたまるので絶対安静の寝たきりになります。ところが、凍結卵を戻すときは痛みもなく、体も全然平気です。いつも通 りの生活をしていますが、いいのでしょうか。 (大分県・33才)
A:新鮮胚移植の場合は、卵巣過剰刺激症候群のために腹水などがたまります。しかし、凍結融解胚移植では、一般 的には卵巣を刺激しないために、体は楽でしょう。凍結融解胚移植の後の生活には特に制限はなく、自然に生活してよいでしょう。
(竹内病院 トヨタ不妊センター 所長 越知正憲 先生)

Question 2-不妊治療Q&A(上級編)

Q:胚移植後のトイレ
体外受精を行って、胚移植後トイレに行ったとき、尿といっしょに薬くさい液体が出てきました。そのときに卵も出てきてしまったのではないかと心配でした。以前、流産をしてソウハ手術をしたので子宮口がゆるくなってしまったのではないかと思っています。このようなことはありますか。 (埼玉県・32才)
A:考えにくいことです。胚移植のときに受精卵をいれる液体は10~20mlとごく少量 で、自分で感じることはありません。出てきた液体は腟の洗浄液だと思います。また、正確に子宮内へ移植された卵がトイレで排出されることはありません。
(高浜産婦人科 副院長 千田 智 先生)

Question 3-不妊治療Q&A(上級編)

Q:体外受精とバイアグラ
体外受精を受けていますが、主治医に、内膜がやや薄いので血のめぐりをよくするため、バイアグラを飲んでみましょうと言われましたが、効果はあるのでしょうか。見かけはよくても中味がよくない受精卵があると聞きましたが、見かけも中味もよくするにはどうすればよいのでしょう。また、卵が採れなくなったら治療はやめたほうがいいと言われました。最終的には夫婦二人の問題ですが、医療の立場からはそれが目安なのでしょうか。
(埼玉県・42才)
A:子宮内膜の改善にバイアグラを応用する研究は報告されていますが、まだ一般的に用いられる方法ではありません。効果も確定していません。卵子の質は加齢とともに低下していきます。現在、卵子の質を確実に改善させる方法はありません。実験的に若い女性の卵子の細胞質を用いるやり方が報告されていますが、日本では許されていませんし、効果があるかも分かっていません。治療をどこまで続けるかは、ご夫婦で決めることになりますが、確かに体外受精で卵が全く採卵できなくなった場合は、妊娠が極めて困難になったことを示します。
(田園都市レディースクリニック 院長 河村寿宏 先生)

Question 4-不妊治療Q&A(上級編)

Q:卵管閉塞の場合の治療法
昨年クラミジアに感染し、子宮全体に癒着を起こしてまい、卵管閉塞になってしまいました。そのため体外受精しか方法がないと言われ、治療を行っていますが、ほかに治療法はないのでしょうか?また、私が通 っている病院では診察のたびに先生が違います。言われることも毎回違うので転院しようか悩んでいますが、どこの病院に行っても体外受精の成功率に差はありませんか?
A:まず、子宮に重症の癒着があって、卵管が両側閉塞している場合は、体外受精が最も妊娠率の高い治療法です。癒着を剥離したり、卵管を開通させる治療法もありますが、妊娠成績は体外受精にくらべると劣ります。体外受精の胚移植あたりの妊娠成功率は、全国平均で約25%です。しかし、施設によりかなりの差があるのも事実です。成功率は高いに越したことはありませんが、成功率の数字だけで、単純に比較することはできません。なぜなら、重症の人や高年齢の患者さんの割合が多い施設は、技術が高くても、妊娠率が低くなる可能性があるからです。
(河村寿宏先生)

Question 5-不妊治療Q&A(上級編)

Q:流産の原因と治療
14週まで育ってからの稽留流産は何がいちばん問題ですか。また、いま検査中のもの(胎児の染色体や凝固系)を含めて全部異常がなかった場合、次の妊娠ではアスピリンやプレドニン療法を行いましょうと言われましたが、副作用などを考えると不安です。
(埼玉県/U・Kさん・34才
A:流産の原因としては、胎児の染色体異常、自己免疫疾患系(APTT、ループスアンチコアグラント、抗カルジオリピン抗体異常)による微小血栓による流産、夫婦間の同種免疫(HLA、MLC、遮断抗体異常)によるものなどが考えられます。 今後の検査としては、夫婦間のHLA、MLC、遮断抗体の検査が必要かと思います。それで、異常がある場合は、必要に応じて免疫療法(夫リンパ球の皮下注射)を行います。 すべての検査に異常がない場合は、予防的投与として低容量のアスピリン療法、サイレイトウなどを処方することがあります。ステロイドの予防的長期投与は副作用の問題もありますので、主治医とよく相談してください。
(竹内病院トヨタ不妊センター 所長 越知正憲先生)

Question 6-不妊治療Q&A(上級編)

Q:胚移植後の体温低下
男性不妊のため、顕微授精2回目を今月受けました。ところが、胚移植前までは高温期だった体温が、胚移植後から徐々に下がり、1週間後には生理がくるほどに下がってしまいました。黄体ホルモンの内服と注射をしているのにふだんのときの高温期よりも体温が低いのはなぜでしょうか。受精卵を体が受けつけないとか、着床に問題があるとか、何が原因なのでしょうか。
(埼玉県/T・Aさん・29才)
A:胚移植後1週間というと、約10日くらいの高温期の持続ということでしょうか。ホルモン剤の内服と注射にもかかわらず10日間というのは短いと思います。ホルモン剤に対する反応性が低下していると考えられます。腟錠を使用してみるとか、ほかの注射に変えてみるとかで、何か別の黄体サポートを考えてみたほうがよいでしょう。あるいはそれ以前に、良好胚を戻しているかどうかなども関係すると思われます。胚盤胞移植を考慮したり、自然周期の凍結胚移植の方法をとってみてもよいかもしれません。
(はるねクリニック銀座 新垣総子 先生)

Question 7-不妊治療Q&A(上級編)

Q:ギフト法と腹腔鏡検査の違い
今年、病院でギフト法を受けました。手術の方法は腹腔鏡と同じだったのですが、ギフト法を受けたことで、腹腔鏡で検査することもチェックできるのでしょうか? もし、そのとき異常がみつかればギフト法は行なわれないのでしょうか。
(福岡県/N・Kさん・35才)
A:ギフト法を行うときに腹腔内は一応チェックしますので、その点では問題はなかったか、ギフトができる程度のものだったと考えられます。癒着などがあって、卵管が使えない場合はギフトは中止することもありますが、それ以外では多少の異常があってもギフト法は行うでしょう。
(武谷ひまわりウイメンズクリニック 院長 松岡逸子先生)

Question 8-不妊治療Q&A(上級編)

Q:卵子の質
夫の精子の運動率が悪いこと以外に原因がないのですが、顕微授精でも妊娠しません。妻の加齢により卵子の質が悪くなっていることも、不妊の原因になっているのでしょうか。その場合、AIDでも妊娠は望めませんか?
A:確かに女性の卵子は年齢にともなって、質が悪くなります。それも不妊の原因になることはあります。もし顕微授精で受精、分割しているのならば、精子には問題はありません。ですから、AIDで他人の精子を使う必要はありませんし、AIDを受けても、妊娠率は向上しないでしょう。
(武谷ひまわりウイメンズクリニック 院長 松岡逸子先生)

Question 9-不妊治療Q&A(上級編)

Q:受精卵のクオリティー
夫の精子の状態が悪く、現在は ICSIを行っています。6月に初めての採卵で12個とれて、10個受精しました。結果はダメで、10月に前回凍結しておいた分(4個)を戻したのですが、これもダメ。1回目も2回目もキレイな受精卵が1個もなく、すべて分割するのですが、小さなゴミ(?)・泡のようなものがあります。これは卵子が悪いためにおこるのですか?それともこういう体質なのでしょうか? 何か解決方法はありますか? (岐阜県・28才)
A:きれいな受精卵ができない場合は、卵巣から回収される卵子の質が良くない場合が多いと思います。小さな泡のようなものはフラグメントというものですが、20%以下ですと、それ程妊娠率に差はありません。このフラグメントとは卵子の細胞質の残骸のようなもので 50%以上を占めるようでしたら卵子の質が悪いと考えていただいても良いかと思います。受精卵のクオリティーの低下が着床率妊娠率に大きく影響する可能性が一番ありますが、ほかにも免疫異常などが着床障害に関係していることがあります。とくに抗核抗体が320倍と高い値を示していますので胚移植のあとステロイド剤の内服が効果 的と思われます。もし、ステロイド剤の内服治療をお受けになってないようでしたら、正常な着床を妨げる可能性も十分考えられます。
(藤野婦人科クリニック 院長 藤野祐司 先生)

Question 10-不妊治療Q&A(上級編)

Q:妊娠率を高くするには
2月に腹腔鏡検査を予定しています。その結果 、IVFを予定していますが、一人子どもがいることと経済的な理由から、IVFは1~2回までしかできません。できるだけ妊娠率を高くするためには普通 のIVFかイクシーか胚盤胞にするか迷っています。良い方法があれば教えてください。また、その際に高齢のためスプレキュアは使わないほうがいいかもと言われましたが、そうなのでしょうか。 (東京都・42才)
A:第一子を自然妊娠され、またご主人の精子も問題ないのであれば、体外受精の際に顕微授精は必ずしも行う必要はないと思います。ただし、IVFを1、2回だけと限定しているのであれば、受精率が悪かった場合に備えてイクシーにしておくことは間違いないと思います。胚盤胞移植は胚1個あたりの着床率は高くなりますが、すべての胚が胚盤胞まで育つわけではないため、42才という年齢で採卵数が少なかった場合などには、胚移植そのものがキャンセルになる可能性があることも考慮された上で判断されたほうがいいでしょう。また、スプレキュアの使用は高年齢のかたにすべて不利というわけではありません。
(田園都市レディースクリニック 院長 河村寿宏 先生)

Question 11-不妊治療Q&A(上級編)

Q:慢性甲状腺炎
甲状腺が高く抗核抗体が1280とすごい高い数値で定期的に検査とのことでないかで慢性甲状腺炎といわれました。しかし、飲む薬はないそうです。何かホルモンにいい薬なとはあるのでしょうか。着床しにくいと聞ききましたが、これが原因で妊娠しないのでしょうか。
(徳島県・36才)
A: 慢性甲状腺炎の場合、内科的観点からは確かに薬の処方はないことが多いです。甲状腺炎に限らず、甲状腺疾患の場合、結果的に甲状腺ホルモン(T3、T4、FreeT3、FreeT4など)が正常範囲にあることが妊娠することにとっては有利です。したがって、現時点では、内科的観点よりの薬は必要なさそうです。しかし、不妊治療という点からみると抗核抗体が高値であることはチェックポイントの1つでしょう。抗核抗体をはじめとして、いわゆる「自己抗体」が陽性の場合は抗りん脂質抗体症候群の可能性を一応は考えるべきだと思います。「着床しにくい」ということはこの症候群の場合に不育症になりやすいことを意味してのことだと思います。この場合、ステロイド療法が効果 的です。
(厚仁病院 院長 松山毅彦 先生)

Question 12-不妊治療Q&A(上級編)

Q:子宮内膜症
妊娠しやすい夫婦の相性というのはあるのでしょうか?
A: 子宮内膜症とは、子宮内の月経血が膣から排出されずに癒着を起こすことから、不妊の一因となります。また、そのほかに、免疫的に卵子や精子の条件を悪くしてしまう可能性が指摘されています。このかたの内膜症の症状から考えますと腹腔鏡での治療は難しいでしょう。開腹手術で、ある程度の病巣にアプローチが可能です。卵管の周囲の状況をきちんと把握できますし、癒着をはがせるからです。ただし、はがした癒着がまた癒着する可能性はあります。 開腹手術、ホルモン治療のどちらにしろ、内膜症の病状を抑えていくことが大事で、それが体外受精率を上げていくことへとつながっていくのです。このかたの場合、手術への抵抗があるようなので、まず、いまやっているホルモン治療によって内膜症を抑えたあとに、体外受精を行うのが良いのではないでしょうか。
(厚仁病院 院長 松山毅彦 先生

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