浅田レディース名古屋駅前クリニック【愛知県名古屋市】

妊活する時にしっておきたい!AMHのこと『妊娠力は年齢とAMH、2つの軸で考えましょう』

高齢になればなるほど、妊娠しにくくなるということは、すでに多くの女性が知っていることですが、妊娠するためには、どのくらい卵子が残っているかもたいせつです。
その目安が分かるAMHについて、浅田レディースクリニックの浅田院長にお聞きしました。

Q.AMHとは何ですか?

浅田先生●AMHとは、卵子が卵巣にどれくらい残されているかを知ることができる指標です。卵子のもとになる原始卵胞は卵巣のなかにたくわえられ、その一部がすこしずつ成長を開始し、およそ6カ月かけて成熟卵胞となります。その成長途中の卵胞から分泌されているのが、AMH(アンチミューラリアンホルモン)です。

Q.卵子がどのくらい残されているのかが、なぜAMHで分かるのですか?

浅田先生●たくわえられている原始細胞の一部が常に成熟していきます。最終的にはひとつの卵胞が成熟し、あとの卵胞が途中でしぼんでいきます。しかし、卵子の質を選んでひとつになるわけではありません。原始細胞から少し成長した細胞が主にAMHを分泌しています。したがって、AMH値が高いということは、残された卵子も多いだろうと推定できます。ですから、卵巣にどれだけ原始卵胞が残されているのか、目安にすることができるのです。

Q.卵子の数には限りがあるのですか?

浅田先生●女性の卵子は男性の精子とは違って、新たにつくられることはありません。卵子のもとになる原始卵胞は、女性が母親の胎内にいるときから卵巣にたくわえられていて、生まれる前がもっとも数が多く500〜700万個、「オギャア」と生まれたときには200万個、初潮のころには30万個とどんどん減少していき、妊娠率が落ちるといわれる35才頃には、生まれた頃の200万個のうちの1〜2%ほどしか残っていません。
 卵巣にある卵子は、1カ月に1個ずつ排卵されていくというイメージをもっている人も多いのですが、そんな生やさしいものではないんです。何もしなくても1日に30〜40個は減っていく計算になります。

Q.「AMHが低い=卵子の数が少ない」ということは、妊娠しづらいということですか?

浅田先生●そうではありません。妊娠率と関係があるのは、年齢です。たとえば、体外受精をして、20才で卵子が1個しか採れなかった人と、40才で20個採れた人、どちらが妊娠しやすいかといえば、20才の人だといえます。40才で1個採れた人と、40才で20個採れた人を比べると、20個採れた人のほうがよい卵子にめぐり合える確率が高くなりますから、少しは有利だといえるでしょう。

Q.ではAMHが低くても悲観しなくてもよいのですね。

浅田先生●そうですね。でもAMHが低い場合は、妊娠できる期間が短いということですから、不妊治療をスピードアップさせる必要はあるでしょう。残されている卵子の数は、人によってまったく違います。20代で残された卵子の数が少ないという人はあまりいらっしゃいませんが、30才を過ぎると意外と多くいらっしゃるのです。 私は女性は30才になったら、既婚・未婚にかかわらず、AMHを調べるべきだと考えています。たとえば生理不順になったときの原因が、たまたまホルモンのバランスが悪かっただけなのか、もしくは卵子の数が極端に少なくなったために女性ホルモンがでなくなる予兆なのか、それを知ることで人生の選択は変わってきます。AMHが極端に低くても、まだ2年間くらいは受精卵をつくるチャンスはありますから、結婚して子どもを望んでいるならすぐに治療を始めることができるでしょう。しかし薬を飲んで生理だけ起こして過ごしていたら、気づかないうちに卵子がなくなって、子どもを望めなくなったということもありうるのです。
 いつまで妊娠できるかを考えるときは、年齢だけでなく、どれだけ卵子が残っているかについても、合わせて考える必要があるといえます。

Q.AMHは不妊治療ではどのように生かされるのでしょうか?

浅田先生●AMHは、体外受精で採卵できる卵子の数と相関します。AMHが低い人に排卵誘発剤をたくさん打っても、卵子は多く摂れないだろうと推測できますから、体外受精で排卵誘発の方法を選ぶさいに参考になります。

Q.AMHはどのように測定するのでしょうか?

浅田先生●月経周期にかかわらず、いつでも血液検査で測定できます。当院では年に1回検査し、極端に低いときは3〜6カ月後に再検査をしています。当院で受診されていなくても測ることができるようになっていますので、まだ測定したことがない人は、1度検査して欲しいですね。もし低くても妊娠をあきらめる必要はありません。短期間で結果をだせるような治療をして欲しいと思います。

ドクターからのメッセージ

ドクターからのメッセージ 数回くりかえしても結果がでないなら転院を考えて!
日本の不妊治療は保険診療ではないため、「体外受精」「顕微授精」などのような言葉は同じですが、そのなかみは大きく違います。同じ料理でもシェフによってはつくり方も味も違うように、体外受精も、施設や医師・培養士の技量によってその結果は違ってくるのです。ですから数回繰り返しても結果がでないなら、遠慮なく施設を変えるべきだと思います。


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