大谷レディスクリニック【兵庫県神戸市】

Q.流産を2度経験。治療の前向きになれません A.着床前診断を受けてみては? 流産を予防できます

Q.これまで体外受精を2度行ないましたが、2度とも着床はしたものの、心拍確認ができる前に、流産と診断されました。「妊娠できるということだから、また次がんばって」と言われていますが、また流産するのではないかと不安で、治療に前向きになれません。流産をふせぐ方法はないのでしょうか。
(えりさん・32才/ベビ待ち歴2年)

 また、最近は不妊治療を行う40代以上の患者さんが増えていますが、高齢になればなるほど妊娠しにくくなり、流産率が上がっていきます。体外受精は他の治療に比べれば妊娠率の高い治療法ですが、それでも年齢が上がるほど受精卵はうまく着床しなくなりますし、妊娠後に流産にいたることが多くなるのです。この原因の多くは、受精卵の染色体異常です。たとえば41〜42才の女性の場合、受精卵の約8割に染色体異常が見られ、染色体異常のある受精卵を子宮に戻しても、ほぼ着床しないか、流産という結果になってしまいます

不妊治療は、肉体的にも精神的にもストレスがたまるものです。私自身が、不妊で7年間苦しんだ経験がありますから、患者さんの気持ちはよく分かります。不妊治療中は妊娠のことばかり考えて、自分自身を追い詰めてしまうもの。できるだけストレスをためずに不妊治療を続けて欲しいのですが、なかでも流産は喜びの絶頂から、悲しみの底に突き落とされるようなつらい経験です。本人にとっても家族にとっても、本当に悲しいことだと思います。

「妊娠できるのだから……」という言葉も、本人にとってはなぐさめにはならず、次の治療へすぐに切り替えて前向きになることも難しいでしょう。流産は肉体的な負担も大きいですし、その後3カ月は妊娠できません。さらに流産をくり返すことで、子宮内膜が薄くなったり、癒着したりしてさらに妊娠しにくくなることもありえます。

 最近は40代以上の不妊治療の患者さんが非常にふえていますが、高齢になればなるほど妊娠率は下がっていき、逆に流産率は上がっていきます。体外受精は、ほかの不妊治療に比べると妊娠率の高い治療法ですが、それでも年齢が上がるほど受精卵はうまく着床しなくなりますし、妊娠後に流産にいたることが多くなるのです。

 この原因の多くは、受精卵の染色体異常です。たとえば41〜42才の女性の場合、受精卵の約8割に染色体異常が見られます。染色体異常のある受精卵は、子宮に戻してもほぼ着床しないか、流産という結果になってしまいます。

 そこで当院では流産をできるだけふせぐために、着床前診断(受精卵診断)を行なっています。これは0・2ミリ程度の受精卵の細胞を傷つけずに採取し、得られるわずかな数の細胞から受精卵の染色体や遺伝子に異常がないか調べるものです。正確に調べるためにはさまざまなノウハウが必要ですが、当院では10年以上前からこの検査に取り組んでおり、数多くの症例経験を通じて、成功率を高めてきました。実際、当院での胚移植あたりの着床率は約60%に向上し、流産率は10%に下がっています。

 当院で着床前診断を受けていただく場合は、事前にご夫婦そろって2時間近くかけて遺伝カウンセリングを行ないます。くり返す流産で悩んでいるかたは、一度相談していただきたいですね。

タイミングや人工授精もふくめその人にあった最適な治療を受けて欲しい

 当院ではまずはしっかりと検査を行ない、患者さんの体の状態を把握して、そのうえでどんな方法が適しているか説明をしながら、納得していただいたうえで治療を進めています。患者さんの3分の2はタイミング法や人工授精などの一般不妊治療で、残り3分の1は体外受精などの高度生殖医療。患者さんによっては、すぐに体外受精を行なわなければならない場合もありますが、患者さん一人ひとりの希望に沿った、最適な治療を行なうことがたいせつだと考えています。

 またできるだけ不安をなくしてもらいたいと思い、当院では看護師による無料カウンセリングを行なっているほか、不妊治療の無料説明会も定期的に開いています。予約が必要になりますから、ホームページなどで確認してください。さらにホームページでは当クリニックを受診しているかたはもちろん、されていないかたでも質問できる、相談BBSも開設し、私が回答しています。

 不妊治療をしているとさまざまな悩みがでてきますし、ストレスもたまるでしょう。でも妊娠するためにたいせつなのは、あきらめないこと。そしていかに自分に合うドクターにめぐり会えるかだと思います。ドクターも患者様も人間同士ですから、合う・合わないは少なからずあるでしょう。もし合わないと感じたら、どんどん変えていいんです。自分に合うドクターを見つけて、できるだけ早く必要な治療を受けて欲しいです。

  • 三ノ宮駅すぐとアクセス抜群

  • 受付・待合室のある大きな窓からは、神戸の街並みを一望できます。2014年5月に院長の奥様が山口県山口市に「レディースクリニックくまがい」(083-922-0238)を開院。大谷レディスクリニックとの連携した治療が可能です

  • 待合室にはキッズルームがありますが、診察室とは別のフロアにも新たにキッズルームを開設。順番が表示されるモニターがあり、安心して受診できます

  • 緊張せずに受けられそうな雰囲気の内診台

  • 体外受精で、胚移植の後などに利用するリカバリールーム

  • 卵子や精子、受精卵をとりあつかう培養室はクリーンルームになっています

大谷レディスクリニック

  • 兵庫県神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸15階
  • 078-261-3500
  • 9:00〜13:00、17:00〜19:00
  • 土、日の午後、祝の午前は予約のみ実施
  • JR「三ノ宮駅」よりすぐ
  • http://www.ivf.co.jp