とくおかレディースクリニック【東京都目黒区】

Q.AMHの値が年齢のわりに低い場合、体外受精しかないの? A.AМHの値と年齢によって、治療計画はさまざまです

Q.自分なりにタイミングをはかるなどしてきましたが、妊娠できず不妊治療専門クリニックを受診。AMH検査の結果、年齢のわりに値が低く30代後半くらいとわかりました。体外受精をするしかないでしょうか?
(みゆきさん・33才/ベビ待ち歴1年半)

 卵子の数は限りがあり、AMH検査でその数を知ることがたいせつ

 AMHは、アンチミューラリアンホルモン(抗ミューラー管ホルモン)の略。AMHの値を調べると、妊娠するために必要な卵子が、卵巣の中にどれくらい残っているかが推測できます。これは、生殖医療の検査の中でも、今一番注目されている検査といえるでしょう。

 卵子は、毎月新しいものが作られて排卵が起こる、と思っている人も多いようです。男性の場合は、どんどん新しい精子が作られますが、卵子はお母さんのおなかの中にいる胎児期に一生分が作られます。誕生時には200万個前後の卵子ができていますが、成長とともに減少。初潮の始まるころには20〜30万個になり、その後も1カ月に約1000個のペースで減り続けます。年に約12000個ずつ減っていくと考えると、単純計算で初潮開始年齢から20〜25年、つまり30代後半から40才くらいには、卵子の数がかなり少なくなってしまうことがわかります。

 また、「35才を過ぎると妊娠しにくくなる」とよく言われますね。たしかに、AMHの値は35才からぐっと低下します。それに加えて、妊娠しにくくなる原因は、卵子の質が悪くなることがあります。卵子は年齢とともに老化し、染色体異常が起こりやすくなるのです。そのため、たとえ妊娠できたとしても流産しやすくなり、35才以上で妊娠した人の約30%、40才以上になると約45%くらいが流産するというデータもあります。

不妊治療は3つの方法があり、体外受精は安全で技術も進歩

 不妊治療には、大きく分けて3つの方法があります。まず、排卵日に合わせて性行為を行なうタイミング療法。次は、採取した精液を子宮に直接注入する人工授精を行ない、結果が出なければ体外受精へとステップアップするのが一般的。体外受精は、卵子を体外に取り出し、培養液の中で精子と受精させて、受精胚を子宮に戻す方法です。

 体外受精については、抵抗がある人もいるようですが、今の不妊治療ではごく一般的で、安全な治療法の一つ。技術も発達し、卵子や受精卵を冷凍保存して、のちに解凍して治療に使うことも可能です。AMH検査で卵巣に残っている卵子の数がわかったら、治療のために1日でも早く老化する前に採卵し、保存する人も多いのです。

AMHの値をもとに、納得のいく治療計画を

 治療は、年齢とAMHの値を考慮してたてていくので、人それぞれです。たとえば、年齢が30代前半まででAMHも年齢相当の人の場合。タイミング療法を3カ月くらい、人工授精を5〜6回行ない、最後に体外受精へステップアップするオーソドックスな治療計画でいいでしょう。逆に40才を過ぎているなら、早めに体外受精を考えたほうがいいかもしれません。質問のかたは33才なので、卵子の質自体はそれほど気にしなくていい年齢です。ただ、卵子の数が30 代後半ということは、時間がたつほど妊娠のチャンスが減るということ。結果が出なかったら、早めに次の治療方法へのステップアップを考えたほうがいいと思います。タイミング療法は1〜2カ月、人工授精は3〜4回が目安になるでしょう。なお、人工授精はかなり妊娠率が高いと思われがちですが、実際の妊娠率は10%ほど。しかも、1回目の妊娠率が最も高く、3回目以降はあまりいい結果が出ないとわかっているので、行なうのは6回くらいまで。これらの方法に比べて妊娠率がぐんと高くなるのは、体外受精です。とはいえ、体外受精も年齢が上がるほど妊娠率は下がります。一般的な体外受精の妊娠率は、30代前半までは48%以上ですが、35〜39才になると35%、40才以上は10%前後と急激に低くなります。

 このように、卵子の数や質のことを考えると、不妊治療はできるだけ早くから、その人に合わせた計画で進められることがとてもたいせつです。AMHの値をもとに医師ともよく話して、ご夫婦の意向に合った納得のいく治療が受けられるといいですね。

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