とくおかレディースクリニック【東京都目黒区】

Q.年齢が若いので、なかなか体外受精に踏み切れません A.まずAMH検査を受け、その結果を参考にして次の治療法を考えてみては?

Q.人工授精を3回受けましたが、結果が出ません。「そろそろ体外受精を」とすすめられましたが、まだ年齢も若いので、なかなか踏み切れません。ステップアップを考えるべき時期なのでしょうか?
(ゆりこさん・29才/ベビ待ち歴2年)

回数を重ねるごとに妊娠率が下がる人工授精

 タイミング指導、人工授精までは、みなさんあまり抵抗感なく進めるようですが、次の段階の体外受精にステップアップすべきかどうか。多くのカップルが同じように、悩むものです。体外受精に進んだほうがいいかどうかの判断は、女性の年齢やこれまでの治療歴によって異なります。

 たとえば自然妊娠と同様に、どんな治療法を選んでも、女性の年齢が高くなればなるほど、妊娠率は低くなります。ですからご質問のかたのように、「人工授精で結果が出ない」、さらに女性の年齢が35才以上であれば、すぐに体外受精にステップアップすべきでしょう。

 次に、これまでの治療歴から考えてみましょう。

 人工授精は6回程度までと言われていますが、一般的に、初回の妊娠率が一番高く、回数を重ねるごとに妊娠率は下がっていきます。そして3回目までで6割の人が妊娠し、それ以降はあまりよい結果が得られないというデータが出ています。

 データから考えると、ご質問のかたは3回人工授精をしているわけですから、もう少し人工授精を繰り返すかどうか、迷うところですよね。ここでも女性の年齢が1つのポイントになってきて、もし35才以上であれば、やはりステップアップしたほうがいいでしょう。年齢が35才以下で、「体外受精までは…」と思うのであれば、確率は低いけれど、もう1〜2回人工授精を受けるのも選択肢の1つです。

若くて、AMHが高いと排卵障害の可能性が

 体外受精にステップアップすべきかどうか、その判断材料になるのがAMH検査の結果です。AMHというのはアンチミューラリアンホルモン(抗ミューラー管ホルモン)の略で、この値を調べると卵巣の中にどれぐらいの数の卵が残っているのかが推測できます。

 男性の精子は睾丸で常に作られているので、年齢の影響は受けにくいと言われています。しかし女性の卵子は生まれる前に作られたものが、卵巣に保存されているだけ。そのため、年齢とともに、卵子の数は減少し、その質も低下していってしまうのです。

 一般的に年齢が高くなればなるほど、AMHの値も低くなりますが、実年齢とAMHは必ずしも一致しません。AMH検査をまだ受けていないのであれば、調べてもらって、その値を治療法選びの参考にしてください。

 また、女性の年齢が若くて、AMH値が高ければ妊娠しやすいともいえません。AMH値が高すぎる場合は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)が疑われ、これも不妊の原因となります。20代で治療を受けても妊娠できないという場合は、排卵障害がないかどうかを見つけるためにも、AMH検査を受けたほうがいいでしょう。実際、AMH検査を受けて、PCOSのような排卵障害が見つかったというケースも少なくありません。

早め早めの治療が授かる確率を上げる

 体外受精を受けるべきかどうか迷っている人は、クリニックや病院で行なわれている体外受精の勉強会に出席するといいですね。治療をスタートする前に、体外受精とはどんなことをするのか、どれぐらいの時間や費用がかかるのかなど、そのメリット・デメリットを正確に理解することが、まず大事です。

 たとえば当院では、未受診のかたも参加できる体外受精の勉強会を開いています。勉強会や説明会に参加すると、治療の内容だけでなく、そのクリニックの治療方針や雰囲気、どういう考え方で患者さんと向き合っているかなど、いろいろなことがわかるでしょう。勉強会や説明会には、ぜひカップルで参加してください。

 仕事を持つ女性にとって、20〜30代はキャリアを築くのに大事な時期でしょう。しかし20〜30代は妊娠・出産の適齢期でもあります。不妊治療の技術が進歩していることもあり、最近では「まず自分のキャリアをしっかりと築くのが大事。妊娠・出産はその後で」と考える人もいるようです。しかし卵子のエイジングを止めることはできませんし、「体外受精や顕微授精をすれば、必ず授かる」というわけではありません。赤ちゃんが欲しいのであれば、治療を先送りにせず、早め早めに手を打ってほしいと思います。

  • 院内は明るく、落ち着いた雰囲気。待合室には自然光がたっぷりと入り、窓からの眺望も抜群です

  • 不妊カウンセラーや体外受精コーディネーターのきめ細かく、的確な対応が評判。勉強会では、胚培養士が治療の説明をすることも

  • 患者さんのたいせつな卵子や精子をあつかう胚培養士の皆さん

  • いつも温かい笑顔で患者さんをお迎えする受付スタッフ

  • 採卵や胚移殖の後、横になって体を休めるリカバリールーム

  • 高い清潔度が維持された培養室。卵子、精子を扱う様子などを廊下の小窓から見ることができます

  • 患者さんからの信頼も厚く、何でも相談できる徳岡先生

とくおかレディースクリニック

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  • 木・日・祝はART特別予約診療のみ、木・土・日の午後と祝は体外受精・顕微授精の患者さんのみ予約診療
  • 東急東横線「都立大学駅」より徒歩1分
  • http://www.tokuoka-ladies.com