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奈良県 奈良市:ASKAレディースクリニック
中山雅博 院長
1992年奈良県立医科大学卒業。95年同大学産婦人科学教室助手。96年同新生児集中治療部助手として周産期医療に携わる。97年再び産婦人科学教室助手となり、不妊外来担当医として生殖補助医療に従事。2001年大阪府立羽曳野病院に診療主任として勤務。同年大阪府立看護短期大学非常勤講師を務める。03年より現職。日本産科婦人科学会・日本不妊学会・日本受精着床学会・日本内分泌学会会員。散歩が趣味。
Address 奈良市北登美ヶ丘3−3−17
Access 近鉄奈良線学園前駅の北口に出て、2番乗り場からバス乗車(12分)。東登美ヶ丘4丁目で下車。
Tel 0742-51-7717
Fax 0742-51-7720
Home Page http://aska-cl.com/
診療受付時間 mon tue wed thu fri sat sun
AM10:0013:00
PM17:0020:00
※日曜日は10:00〜12:00。祝日のみ休診。子どもづれの場合は、各診療時間帯の30分前から予約可能
患者さんとの双方向の交流をたいせつに、 顔の見える医療で夫婦をサポート
●喜びと悲しみを分かち合える自助会と機関誌は貴重な存在

 奈良県初の不妊治療専門施設として、学園前にあるはしもと産婦人科から独立したASKAレディースクリニック。瀟洒な家が立ち並ぶ閑静な住宅街に、そのクリニックはありました。まずは、玄関先にズラリと並んだ観葉植物の苗らしきものにビックリ。思わず目を奪われていると、「ああ、それは子宝草(ベンケイ草科/多肉植物)ですよ(写 真)」と、院長の中山雅博先生がにこやかに出迎えてくれました。
  なんと、ほしいという患者さんにプレゼントしているそうです(手渡しのみ)。エンブリオロジストの粟井啓子さんと中山先生みずからが、「一日も早く赤ちゃんがやってくるように」という祈りを込めて育てているとのことでした。「不妊治療は、オートマチックな流れ 作業であってはならないと思うんです。小さなクリニックだからできる“顔の見える医療”が私たちのモットー。患者さんとの関係は、ついつい病院側からの一方的な情報発信に偏りがちですよね。これを、“双方向”に変えていきたいのです」
 そのとり組みの一例として、クリニック発行の機関誌『あすか通信』を創刊。ありがちな成果 発表だけの病院のPR誌ではない、患者さんとスタッフ両サイドからの思いがあふれるあたたかな誌面 となっています。また、ホームページの掲示板のオフ会が母体となって誕生した患者さん同士の自助グループ・あすか会には、中山先生も出席。 「あえて望んで、やり玉にあがるようにしているんです(笑)。院内を男性にもリラックスしやすい雰囲気にリニューアルするなど、病院に寄せられた意見は、できる限り参考にさせてもらっています」

●無意味に急がずこだわらず、ふたりが納得できる治療法で
 また、治療方針を「納得できる」と受けとってもらえるように、徹底した説明と同意を心がけているそう。「不妊治療は、ご夫婦の年齢や不妊期間、不妊原因によって、どの治療ステージからエントリーするかが変わってきます。木になるりんごをとるには、背伸びで十分な人(タイミング指導)、ジャンプが必要な人(人工授精)、ハシゴがなければむずかしい人(体外受精や顕微授精などの高度治療)がいるんです。自然に近いことは、大事。ただ、やはりふたりに最適の治療方法を考え、進めるのが専門医の良心だと考えます」
 ASKAレディースクリニックの培養技術は高く、50%近い胚盤胞到達率を誇っています。さらに、近隣の泌尿器科との連携で精巣内精子を使っての顕微授精(TESE―ICSI)も可能。それでも、ARTを急ぎすぎるクリニックがふえている状況は、喜ばしいものではないといいます。 ・不妊治療の2段目のステップとされる人工授精と3段目の体外受精などのARTのステップは、患者さんにとっては簡単にまたげない段差があります。そこで、どうしても3段目に足が届かないという夫婦に限って、もうワンステップ用意しました。  まだ体外での培養技術が確立していなかった体外受精の創成期に行われていたもので、DOST法と呼ばれる手法です。採卵した卵子と採精した精子を体外でお見合いさせ、受精確認さえしないまま、採卵をしたその日のうちに子宮に戻してやるというもの。
 妊娠率は人工授精程度と低く、医療技術として大きな期待が持てるものではありません。それでも、機能性不妊(原因不明不妊)の人の中に隠れているとされるピックアップ障害の人への治療にはなるだろうと考えています」
 診療体系にも、“患者さん本位”の中山先生の姿勢があらわれています。治療のタイミングを優先して休診は祝日のみ、仕事を持った女性のため平日の受付は午後8時まで、子づれでも気がねなく通 ってほしいと2人目不妊対象の診療時間帯があるといった配慮はさすがです。

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(photo1)まるでカフェのような待合室。(photo2)窓辺には、子宝草が! お母さん葉っぱのフチをとり囲むように赤ちゃん葉っぱ(子株)が生えています。

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「あたたかい」という表現がピッタリのスタッフ陣。一丸となって治療にあたろうという姿勢が、ヒシヒシと伝わってきました。

不妊カウンセラー兼胚培養士の粟井啓子さん。 彼女に寄せられる患者さんからの信頼は厚い。

ベッドタイプのいすは、2人目不妊で子づれ通 院されるかたへのやさしい配慮。

内診中は、患者さん用のモニターで、子宮内膜や卵胞の成長をみずから確認することができます。

とことん親身な姿勢と、わかりやすい説明には定評のある中山先生。

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(photo1、photo2右)採卵された卵子は、すみやかに隣室の培養室へと運ばれます。(photo2左、photo3)採卵や胚移植後に体を休める安静室は、個室タイプになっています。夫婦で気がねなく、ゆったりと過ごせますね。
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