不妊"医療"には、科学的な根拠にもとづく医学と
ご夫婦のバックグラウンドを踏まえたケアが必要
●遠回りをすることなく、赤ちゃんを抱いてほしい
不妊のスペシャリストをそろえたチーム医療で、高水準の不妊治療を提供し続けてきた「大阪NewARTクリニック」が開院14年目を迎えました。富山達大院長がクリニックを開院した1997年当時から現在までの思いを語ってくれました。
「当時は不妊症の方々は病院の片隅で妊婦さんたちに囲まれて、身も心も小さくなって通院していた時代でした。そんな姿を見て、どうにか力になりたいという思いにかられて、通院の利便性を考えて大阪・梅田に開院して13年が経ちました。1997年には、国内で生殖医療により誕生した赤ちゃんは5687人でしたが、今では2007年度19595人と急増しています。不妊症治療が急速に広まると同時に、社会も大きく変化した結果だと考えます。
海外の学会へよく参加するのですが、生殖医療は初期の頃は“妊娠率の向上”が最大の関心ごとでしたが、次第に“安全性”へ関心が移り、最近では“効率・精度”へ話題の中心が移ってきているのがよくわかります。
大阪NewARTクリニックもこの13年間、さまざまな医療・社会の変化と共に進化をしてきました。夫婦一組一組に合ったテイラーメイドの体外受精をいかにていねいに行えるか、そんな地道な努力を積み重ね、個々の状態に合わせて適切な不妊治療を行うことが必要です。自然な妊娠へのあこがれはよくわかりますが、適切で最先端の不妊症治療を行うことで、遠回りをせず、無駄に時間を浪費することなく、赤ちゃんをその手に抱いていただけると思っています。」
●診療方針は”EBM&ヒューマニティー”
2人の生殖指導医である富山達大院長と松林秀彦先生により、一貫した治療方針で診療が行われています。富山達大院長が開院以来ずっと貫いてきた基本方針は“EBM&ヒューマニテイ”。「まだまだ生殖医療は未知の部分が残ります。さまざまなデータを基に確かな根拠に裏打ちされた治療を行うと同時に、国内はもとより海外の学会や研究活動に参加することで最先端の技術・知識を習得し、未知の領域にも踏み込んでいかなければならないと考えています。」また「我々がみているのは臓器ではなく、人です。ご夫婦のライフスタイルやバックグラウンドを理解してうえでヒューマニテイあふれるサポートをすることも非常に大切だと考えています」
開院以来ずっと変わらず、不妊症の方々が快適に通院できるように、クリニックは “ヒューマニテイ”をもとに待合や処置室などはホテルのような落ち着きを保ち、スタッフのあたたかな笑顔と気配りが安心感を与えてくれます。また、月2回不妊カウンセリングが行われています。臨床心理士でカウンセラーの高橋裕子先生に、その内容を伺ってみました。「皆さんが気持ちを整理し、物事や人とのかかわり方を見直すことで、新たな自分らしさを発見するお手伝いをさせていただきます。個人やご夫婦でのカウンセリングのほか、グループカウンセリングも行っています。心に戸惑いを感じたら、気軽にカウンセリングルームの扉をノックしてみてくださいね」
※EBM:Evidence-Based Medicine(根拠にもとづいた医療)の略