|
兵庫県 西宮市:徐クリニック |
 |
徐東舜 院長
国立大学工学部で建築学を学んだのち、大阪大学医学部に進学し1987年に卒業。同大医学部付属病院、愛染橋病院で研修後、93年に医学博士となる。その後、阪大病院、大阪府立成人病センター、西宮市立中央病院(医長)をへて、2000年に開業、現在に至る。西宮市立中央病院在任中には、阪神間の公立病院では初めてGIFTを成功させた。趣味はテニスで、西宮周辺のテニスコートに頻繁に出没しているとのこと。日本産婦人科内視鏡学会評議員。
|
| Address |
兵庫県西宮市段上町2−1−10 |
| Access |
阪急今津線甲東園駅から徒歩6分 |
| Tel |
0798-54-8551 |
| Fax |
0798-54-8552 |
| Home
Page |
http://joclinic.jp/ |
| 診療受付時間(予約優先) |
mon
|
tue
|
wed
|
thu
|
fri
|
sat
|
sun
|
| AM9:00〜12:00 |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
休 |
| PM16:30〜19:00 |
○ |
○ |
休 |
○ |
○ |
休 |
休 |
※祝日は休診 |
ニューテクノロジーを積極的にとり入れて、
夫婦の望む形での妊娠をあと押しします |
| ●結果を出したいから、“やさしさ”には逃げません
|
「僕は、厳しいことでもきちんと言いますよ。でもそれも、ご夫婦に赤ちゃんを抱いてほしい!と心底願うからこそなんです」と話す徐クリニックの徐東舜院長は、明るく気さくな雰囲気。
「当院でも、希望者には心理療法士によるカウンセリングを受けていただけるように精神面のサポートにも気を配ってはいます。ただ、“やさしさ”や“心のケア”を最大のウリにして、結果が出せなかったときの予防線を張るようなことはしたくないんです」と話す様子に、裏表を感じさせない実直な人柄をのぞかせます。
徐先生は、もともとは工学部で建築を学んでいたという異色のドクター。工学部卒業当時の日本には厳然と民族差別があり、在日韓国人である徐青年は就職活動で苦汁を飲む思いを味わったといいます。やむなく大学院に進学するも、将来への閉塞感は消えません。そのようなおり、恩師に大阪大学医学部に学士入学制度で編入することをすすめられ、難関中の難関に挑むことを決意。みごと、不屈のチャレンジ精神で道を切り開き、医師として夫婦の切実な夢をあと押しする不妊治療の世界に身を投じます。そして2000年2月、徐クリニックを構えたのでした(病院内の設計は、工学士でもある徐先生が手がけたそう)。「やさしさに逃げたくない」という徐先生ですが、その強さを裏打ちしているのは苦節の年月に知った“真の思いやり”かもしれません。
「当院では、リプロダクティブヘルス・ライツ(生殖の健康と権利)をたいせつにしています。これは、“人は、自分の望むとき、望む形で妊娠し出産する権利を持っている”という考え方。つまり、夫婦の希望にできるだけ添った治療を行うのがモットーです。そのためにも、まずは自分たちふたりのおかれた実情を正しく知り、それを受け入れる勇気を持ってほしいですね。妊娠までのプロセスを大事にしたいのか、赤ちゃんという確かな結果を出したいのか、ご夫婦の考え方で治療方法や進め方は変わってきますから」
|
| ●子宮鏡を使って、腟経由で卵管内に胚を移植する新手法 |
高い妊娠率を誇る徐クリニックの最大の特徴は、ニューテクノロジーを積極的にとり入れている点でしょう。
「技術面には自信があります。特に子宮鏡下手術や腹腔鏡下手術は、これまで1000例以上執刀してきました。
また、妊娠率をいっそう向上させるため、胚移植法の開発にも努めていますよ。
体外受精や顕微授精を受けてもなかなかうまくいかない人たち28人に、子宮鏡を使って卵管内に分割胚を移植する方法を試してみたところ8人が妊娠、そのうち3人が無事赤ちゃんを出産されたんです」
子宮に戻す従来の方法にくらべて、どこがすぐれているのでしょう?
「卵管は、4細胞から8細胞期の分割胚にとって本来の発育場所です。移植後、胚は分割を繰り返しながら子宮へと運ばれ着床します。子宮に戻すよりも、より自然の妊娠に近いプロセスをたどる分、着床率がアップするのでしょう。複数の出産成功で、この手法の有効性が示されたのは、国内で初めてなんですよ」と徐先生。卵管内への胚移植というとZIFT法が有名ですが、いったいどう違うのでしょうか?
「ZIFT法は、おなかにあけた小さな穴から腹腔鏡や鉗子を入れ、ラッパ状に開いた卵管采のほうから細いチューブを差し入れて卵管内に胚を戻すもの。母体への負担も少なくなく、繰り返し試せないのが難点でした。それが子宮鏡下胚移植ならば、体を切る必要がありませんので負担も軽く、何度でもチャレンジ可能というわけです」
ほかにも、PIEZO法による顕微授精(振動で卵子の細胞膜を破って中に精子を注入する手法で、鋭い針で突くICSI法よりも卵にやさしく、胚の生存率も高いとする報告も。西日本での実施施設は珍しいとか)や、レーザーを使って胚の透明帯(卵の殻のようなもの)を全体的に薄くして孵化を助けるアシステッド・ハッチング(AHA)など、ニューテクノロジーを駆使して妊娠をサポートしています。
でも、徐クリニックでほんとうに頼もしいのはその高度な技術もさることながら、徐先生の“あきらめない情熱”でしょう。
|
|
 |
| ▲チームワークのとれた頼りになるスタッフ陣。「患者さんたちに少しでもなごんでいただけたら……」と花を育てているのは、胚培養士の山野辺千沙さん(右から3番目)。
|
 |
| ▲クリニックは、閑静な住宅街の中にあるマンションの1階にあります。 |
photo1>
photo2>
|
 |
| ▲採卵や胚移植、子宮鏡などは、院内の手術処置室(photo1)で行います。処置後は、休息室(photo2)でゆったり体を休めてから帰宅します。
|
 |
| ▲診察室の患者さん用のイスは、驚くほどりっぱ。「えっ、珍しいですか!?」と院長。ごく自然な気づかいなのですね。
|
 |
| ▲徐先生が考案したコンピュータ制御で顕微授精を行うハイテク装置。
|
 |
| ▲自分の目で、卵胞や子宮内膜の成長をしっかり確認できます。
|
 |