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宮城県仙台市:京野アートクリニック
京野 廣一 院長

1978年福島県立医科大学卒業、同年東北大学医学部産科婦人科学教室入局。由利組合総合病院、東北大学医学部附属病院、古川市立病院産婦人科(医長)などをへて、95年宮城県古川市(現・大崎市)にレディースクリニック京野を開院。古川での12年間に及ぶ実績(1500人以上の赤ちゃんが誕生)をもとに、2007年3月、宮城県仙台市に京野アートクリニックをオープン。生殖医療指導医。
- Address
- 宮城県仙台市青葉区本町1-1-1
三井生命仙台本町ビル3F(アジュール仙台) - Access
- JR仙台駅西口より徒歩3分
- Tel
- 022-722-8841
- Home Page
- http://www.ivf-kyono.or.jp
- support@ivf-kyono.or.jp
| 診療受付時間(予約制) | mon | tue | wed | thu | fri | sat | sun |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 8:30〜12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
| 14:00〜17:00 | ○ | × | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
- ※予約制
- ※心理カウンセリング予約制(随時)
- ※治療に関するセミナーや遺伝カウンセリングも実施。詳細はHPで確認を
- ※祝日も診療しています
メリット、デメリットをトータルに把握し、
患者さん自身が治療法を選ぶことが大事です
納得した治療を受けるため、自分で勉強することも必要
「患者さんにとって身体的、精神的、経済的に負担の少ない不妊治療を」「患者さん自身がその治療のメリット、デメリットをよく理解したうえで、自分で治療を選択することが大事」と最近よくいわれます。
ここ京野アートクリニックでも、受診したカップルが納得した治療を受けられるようくわしい説明とカウンセリング態勢をととのえていますが、技術の進歩によって治療の選択肢がふえればふえるほど、素人である患者さんは迷ったり、混乱したりもしがちです。
「本当に納得したうえで、治療を選択するためにはある程度の勉強も必要で、疑問点などは自分から積極的に医師やスタッフに聞く姿勢が大事です」と京野院長は言います。
「たとえば体外受精という治療で重要な部分を占める卵巣刺激の方法ひとつをとっても、自然周期、ロング法、マイルド法、アンタゴニスト法などたくさんのやり方があります。一般的には身体的、経済的負担が少なく、妊娠率もほどほどよいマイルド法がおすすめですが、卵巣の働きが正常であれば自然周期での採卵という選択も可能です」
自然周期での採卵は身体的、経済的な負担が少ないものの、一度にとれる卵子が最大1個なので妊娠率が低くなります。それに対してロング法やマイルド法は複数個の卵子がとれるので、ほぼ100%受精卵を移植する段階まで進められ、自然周期の場合よりも妊娠率が高くなります。
ただしロング法はコストが高く、卵巣過剰刺激症候群になるリスクもあります。
「卵巣刺激の方法だけでも、こんなにいろいろあるわけです。時間とお金をかけて治療を受けるのですから、“先生、私に合った方法でお願いします”とおまかせにするのではなく、よく説明を聞き、それぞれの治療法にメリット、デメリットがあることをトータルに把握したうえで治療法をご自分でも選んでほしいですね」
最近ふえている無精子症の治療も行なっていま
京野アートクリニックは男性不妊に対する治療でも、高い評価と実績をあげている施設です。
「最近は無精子症の患者さんがふえています。無精子症は、精巣の中で精子がつくられているけれど精子の通り道が閉塞している“閉塞性無精子症”と精子がつくられていない、あるいはつくられていてもその数が非常に少ない“非閉塞性無精子症”に大きく分けられますが、どちらも当院で治療が可能です」
無精子症で、手術によって精巣内の精子を見つけて顕微授精という治療法が選択された場合、従来は採卵のタイミングに合わせて精子を採取していました。しかしこのやり方だと、卵巣刺激のタイミングが少しでもずれてしまうと、予定していた男性の手術日も変更しなければなりません。
「仕事のご都合もあるし、手術日を変更するというのはご主人にとって大きな負担になります。そこで当院では昨年から、卵子は卵子で女性の体のリズムに合わせて採取し凍結保存しておく、精子は男性の都合に合わせて予定した日に採取して、フ
レッシュな精子と凍結しておいた卵子を受精させるという方法をとっています。このやり方で患者さんのストレスが軽減しましたし、妊娠率も向上しました」」
悪性腫瘍でもママ、パパになれる!”という研究も
京野院長はこれからの生殖補助医療の進むべき方向性の一つとして“悪性腫瘍患者の妊孕性温存”という研究(※)も行なっています。
「読者のみなさんとは直接関係ないかもしれませんが、不妊治療の技術というのは悪性腫瘍の患者さんたちにも、大きく活かされているんですよ」と、興味深い話をしてくれました。
たとえば白血病やリンパ腫、がんなどの病気になり、治療で放射線療法や化学療法を受けると、治療の内容や程度によって卵巣機能が低下したり失われることがあります。そのため、これまで悪性腫瘍が治癒したあと、患者さんたちの多くは赤ちゃんをあきらめざるをえない状況にありました。そこで化学療法などを受ける前に卵子、あるいは卵巣の一部をとって保存しておき、病気治癒後にその卵子や卵巣を使って妊娠に導くというのが“悪性腫瘍患者の妊孕性温存”の研究です。
臨床の現場では実際にこうした治療が行なわれていて、世界ではすでに凍結卵子で1000人以上、凍結卵巣で十数人の赤ちゃんが誕生しているといいます。
「男性が悪性腫瘍になった場合も、同様に精子を凍結保存しておけばいいんです。われわれ生殖医療のドクター、腫瘍専門のドクターが連携してチーム医療を提供できるようになれば、こうした治療もこれから一般的になっていくことでしょう」
生殖補助医療の新しい可能性について熱く語る京野院長、今後の研究成果についても、各界から大きな注目が集まることでしょう。
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| ▲「まず不妊原因を一とおり検査し、自然な形での妊娠が可能だと思われる場合には、より自然に近い方法から妊娠をめざす治療を行なっています」と京野院長。 |
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| ▲クリニックの目の前に、東北6県の主要都市とつながる都市間高速バスの発着所があり、便利です。 |
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| ▲(photo1)3階にある受付。(photo2)受付を出て、右手に広く明るい待合室があります。窓ぎわには自由に使えるパソコンも設置されています。 | |
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| ▲(photo1)(photo2)(photo3)6300倍の高倍率で精子を選別するIMSI(イムジー)、卵子の紡錘体の位置を確認できるポルスコープなど、最新の設備が備えられた培養室。(photo4)京野アートクリニックの高い妊娠率を支える、若手ラボスタッフのみなさん。 | |
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| ▲カップルふたりが同室で休息できるリカバリールーム。車いすの患者さんにも対応できるよう、バリアフリー設計になっています。 | |












