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大阪府豊中市:矢吹産婦人科不妊センター
片上佳明院長
1984年、奈良県立医科大学を卒業後、同大学産婦人科教室に入局。その後、星が丘厚生年金病院、奈良医大助手、聖バルナバ病院などに勤務。不妊症・不育症を専門とする。98年より矢吹産婦人科に副院長として勤務、不妊治療に携わる。2000年に矢吹産婦人科不妊センター(分院)を設立し、院長となる。03年4月からは本院での産科診療を離れ、不妊センターでの治療にいっそう精力を注いでいる。
Address 大阪府豊中市庄内西町4-2-1
ユタカマンション2F
Access 阪急宝塚線庄内駅から徒歩5分
Tel 06-6332-9800
Fax 06-4867-2256
Home Page http://www.yabuki-inf.jp/
診療時間(予約制) mon tue wed thu fri sat sun
AM11:3013:30
PM13:0015:00
PM17:3019:30
※完全予約制。日曜日は来院指定のみ
診療や対話にはたっぷりと時間をかけ、
結果はスピーディーに出す方針です!
●赤ちゃんをご夫婦の腕に手渡すまで、すべてみます
 地元で人気の矢吹産婦人科が、不妊症と不育症を専門とする片上佳明先生を迎え、赤ちゃんがほしい人々のための診療に力を入れ始めたのは6年前のこと。2000年には、“妊婦さんといっしょ”という通院のストレスをなくそうと、本院の50m北に片上先生を院長として不妊センターを設立しました。
 通勤に便利で共働きのご夫婦に人気の地域だけに、患者さんも仕事を持つ女性が多いのだそう。「夜間診療の時間帯をつくって、終業後に通院してもらえるように気を配っています。体外受精や顕微授精なども、採卵日が休日にあたるようにしてほしいという希望があれば、あらかじめ前の周期にカウフマン療法を行うなどして調整しています。
 当院のよさは、病院側の都合で決めたコース治療ではなく、一組一組のご夫婦に合わせたオーダーメイド治療が提供できるという点でしょう。一人の医師が一貫してみているからこそできることなんです」と語る片上先生。なんと、希望すれば、本院で赤ちゃんをとり上げるところまで、一貫してみてくれるというのです。そうなると、不妊センターの診察中にお産が入ってしまうこともあるのでは?「ここでの治療が実ったかたの出産ですから、この“待ち時間”だけはご理解いただけるようにお願いしています。不妊治療のゴールは、妊娠反応でも心拍確認でもないと思うんですよ。妊娠したという喜びを分かち合えるのはもちろんうれしいことですが、やっぱりご夫婦が元気な赤ちゃんを抱くところまで見届けたいじゃないですか!」
 この熱い思いが、不育症の治療にも力を注がせているのでしょう。ホームページからのメール相談の半分、通院患者さんの1〜2割が流産を繰り返す悩みをかかえた人なのだとか。ほかの施設にくらべて高いその割合も、大きな特徴といえそうです。
●納得できるように声がかれるまで話をします
 「大きな病院になると“3時間待ち1分診療”なんていうところもあるけれど、自分が患者やったら堪えられへんわ。待ちたくないから待たせたくない。特に子どもさんを連れてきている2人目不妊のかたにとっては、待ち時間が長いとよけいにしんどいでしょう?
 だから、完全予約制にしたんです。患者さんを不安な顔のまま帰したくないから、じっくり話もしたいしね」
 30分に3人程度までの予約で、“ゆとりの診療時間”を確保。さらに、土曜日の午後は片上先生が無料で不妊相談(こちらも予約制)を実施。治療の疑問や不安に答えています。また、体外受精や顕微授精の前には、小冊子を渡したうえで1組1時間をかけて説明し、最終的な夫婦の意思を確認しているというのですから、その徹底ぶりと熱意には驚かされます。「どういう手段を選ぶか最終的に決めるのはご夫婦ですから、その選択肢のバリエーションをしっかり理解しておいてもらいたいんです。それに、あきらめどきの引導を渡すのも、つらい役目ですが、医者の使命。だからこそ、限られた時間で思い残すことのない治療をしてもらう努力は惜しみません」
 対話や診療にはたっぷり時間をさき、結果はできるだけすみやかに出していこうというのが、片上流のスタンス。カルテが厚くなった人でも、せいぜい2年程度の通院歴なのだそうです。「たとえば、フーナーテストの結果がよくて精液検査にも問題がないご夫婦には、基本的に人工授精(AIH)はすすめていません。ピックアップ障害、受精障害、着床障害などが起きている可能性が高いので、早めに体外受精に進むべきだと考えているからです。
 うちの患者さんはね、土地柄なのか自立したたくましい女性が多いんですよ。その潔さが、結果を早く出すことにつながっているんじゃないかな」と、なによりも患者さんのことを誇らしげに話す片上先生の様子に、対話が築いた絆の確かさをかいま見ました。

スタッフ全員が“患者さんの立場に立った対応”を心がけています。

不妊センターの入り口はビルの2階に 。

笑顔で卒院される日が一日も早く来ますように。妊娠10週までは、 不妊センターで毎週しっかり胎児心拍を確認します。

希望者は本院でのお産までフォローします。

片上先生「ここを、どんなことでも気軽に話せる場所にしたいんです」。

ふだんの内診台で採卵も胚移植も行います。

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個室になったリカバリールームでプライバシー保護も万全(photo1)。片上先生いわく、「うちのエンブリオロジストたちは、卵がかわいくてしかたないらしいんだよ」(photo2)。

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ふだんは、不妊コーディネーターの看護師・沖晴美さん(photo1)がカウンセリングを担当。部屋に、あえて時計はおきません。
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