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TOP > スペシャルインタビュー 衆議院議員 野田聖子さんに突撃取材

【スペシャル対談】 木下博勝さん VS 野田聖子さん

不妊治療を始めたころは、元夫とはずいぶんケンカしました。彼の無理解に腹を立て、追い詰めてますます非協力的にさせてしまった。でも、私が肩の力を抜いたら別人のように協力的に(笑)。
男性と女性の心どこですれ違うの?

衆議院議員 野田聖子さん

木下●たいへんぶしつけな質問で恐縮ですが、離婚されたのは不妊治療と関係があるのですか?
野田●いいえ。不妊治療が原因で離婚するなら、治療を始めたころに離婚してます(笑)。元夫は最初、「体外受精なんて動物実験の世界だろ? なんでそんなことしなくちゃいけないんだ」というような考えの持ち主でしたから。痛い注射を毎日打って、1日6回薬を飲んで、気も狂わんばかりのスケジュール調整をして、「やっと採卵」という日の朝に彼が「オレは種馬じゃない。精液なんて簡単には出ない」と言うんです。これまでの痛みや努力が全部水の泡です。そのころには離婚という言葉も、何度出たかわかりません。
木下●そうですか。でもちょっとわかる気はするんです。自分の精液をとるって、ショックですからね。もちろん女性の苦痛とはくらべものになりませんが。
野田●そうです。甘えてます。
木下●あ、すみません! でもね、男はわかっていないんですよ。女性が精神的にどれだけ苦しみ、痛みをかかえ、追い詰められているか。当事者である夫にも、治療に携わっている医師でさえ、女性の精神的な負担が本当にわかっているとは思えませんよ。ぼく自身、妻の不妊治療にかかわるようになって初めて知りましたからね。
野田●そうなのよ。だから「おおげさ」なんて言われちゃう。でも、今思うと、あのころは私にも思いやりが足りなかった。彼だってハッピーじゃない。話題といえば治療の話だけ。妻はかってに決めて暴走するし、カリカリしてすぐ怒る。怒った私はジャガーさんよりこわいし(笑)。
木下●それはかなりこわい! でも最終的には協力的になられたんでしょ?
野田●そうなの。自分で病院を見つけてきてくれました。
木下●すごい変化ですね。
野田●でしょ? 実は体外受精を6回ほど続けたあとで疲れ果てて、一度治療をお休みしたことがあるんです。そのとき犬を飼い始めたの。そしたら、かわいくてね~。「子どものことは……ま、いっか」って(笑)。そんな私を見て、彼のほうが不安になっちゃったみたいで、自分から知り合いに病院を紹介してもらって、私を引っぱって連れていくようになった。
木下●立場逆転!ですね。
野田●そこで1度妊娠したんですが、残念ながら流産。最終的には14回体外受精をしました。
木下●14回! うちはたった1回でしたが、あれだけでもつらかった。精神的にも肉体的に衝撃的でしたね。
野田●いちばんつらいのは1回目の失敗かもしれない。最初の失敗で私も号泣しました。
木下●妻もです。かわいそうで見ていられなかった。ところで、14回って……金額的にもすごいですよね。
野田●そう。彼と「ベンツが買えたね」って(笑)。でも手元には何も残らない。これが不妊治療の苦しいところです。

木下博勝さん

男性は知らないだけなんですよ。女性がどんなつらい治療をしていかに精神的に追い詰められているか。いっしょに病院に行って医師の話を聞くだけでも変わると思うな。
なぜ不妊治療は保険適用にならないの?

木下●特定不妊治療費助成制度ができましたが、多くの人が「焼け石に水」と言っています。本当に求められるのは、やっぱり健康保険の適用ですよね。
野田●そのとおり!
木下●でも、実際にはどうすれば保険適用になるんでしょう。
野田●正直、国会は不妊治療から遠い位置にいるオジサンだらけ。メタボや禁煙対策は保険適用になるけど、不妊には興味ない。不妊治療の保険適用を勝ちとるためには、そういうオジサンたちと対峙して声をあげていかなくちゃ。それこそが、若い夫たちの仕事だと思います。
木下●男の仕事、ですか!
野田●そうですよ。たとえば不妊治療の患者のグループをつくって、選挙の前に国会議員に「不妊治療の保険適用に賛成ですか? 反対ですか?」とアンケートをとる。そして、その結果をインターネットで公開するとか……ね。
木下●それだけで効果があるものなんですか?
野田●わずか数十人の小さな集団が、新しい法律の制定をあと押ししたという例はたくさんあります。だからこそ、「政治とは無関係」なんて思わず、声をあげて波を起こしてほしいですね。保険適用って結局は「他人のお金で治療する」ということなんです。大きな波がないと進まないのが現実です。
木下●確かにそうですね。
野田●ただ、日本は先進国なのに、古い考えに固執しすぎてますよね。家族の形はいろいろあっていい。不妊治療がうまくいかないなら、養子という選択もあっていい。でも日本には養子縁組に関する法律さえ、きちんと整備されていません。すべきことはいっぱいあるんです。
木下●野田さん、カッコイイ!ぼくにも何かできますか?
野田●不妊治療がテーマのテレビドラマ作れないかな? 女性の負担や苦しさが伝わるような。ね、ジャガーさんと共演で!
木下●勘弁してくださいよ~。「愛と感動の物語」じゃなくて「笑いとバイオレンス」になっちゃいます(笑)。

特定不妊治療費

対談を終えて

木下博勝さん 野田聖子さん
 政治というリングの中で、古い「常識」と闘っていこうとする意志とパワーにあふれた野田さん、カッコよかったです! ぼくも自分の身の回りから「不妊治療をもっと知って」と声をあげていきます。ところで皆さん、不妊と闘うドラマっていいと思いませんか? 実現したいですね~。主役はやっぱりキムタクでしょうか?

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