赤ちゃん欲しいね!赤☆(あかほし)ネット

TOP不妊治療専門医に聞く!体の気がかりQ&A > 2013秋号 体の気がかりQ&A
2013秋号 体の気がかりQ&A
ステップアップについて聞きたい!
  • Q. タイミング法を4回しました。このまま続けていいの?

    28才/卵管通気検査で狭窄(きょうさく)が見つかり、抗生剤注入による治療を同時に行なった、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     学生時代は生理痛がひどく、経血量も多かったのですが、ここ1~2年は周期こそ28~30日と規則的なものの、経血量が1/3ぐらいに減りました。タイミング法を始めて4回目で、生理5日目からクロミフェン1錠を5日間服用、排卵日に注射を打ち、デュファストン2錠を10日間服用。このように薬でホルモン補充しても、経血量は相変わらず。子宮がちゃんと受精卵を受け入れる状態になっているのか不安です。
     何かしたほうがいい検査はありますか?年齢に関係なく妊娠しにくい体質や原因があるなら、早めにステップアップを考えたいのです。

    A.ステップアップの前に子宮内膜の厚さや頸管粘液の量を調べてもらいましょう

    (藤野婦人科クリニック 藤野祐司先生)

     クロミフェンを長期間続けて使うと、子宮内膜(ないまく)が薄くなり、月経の量が少なくなることがあります。また、排卵前にふえてくる頸管(けいかん)粘液(おりもの)も、クロミフェンの服用で少なくなり、精子が子宮へ上っていきにくくなって、タイミング法ではなかなか妊娠しにくくなることも。クロミフェンを続けて服用する目安は5~6周期といわれています。
     もし、子宮内膜の厚みや頸管粘液の減少など、クロミフェンの影響が出ているのなら、排卵誘発作用は若干低下しますが、セキソビットという薬への変更をおすすめします。また、人工授精に移行するのも一つの方法。タイミング法の限界もあるので、主治医と相談してみましょう。

  • ▲ ページ先頭へ戻る ▲

ステップアップについて聞きたい!
  • Q.1人目は自然妊娠でした。2人目で人工授精はあり?

    35才/卵管通水検査異常なし/タイミング法に挑戦中

     7年前に自然妊娠で長女を出産しました。2人目の妊活で2年前から病院でタイミング指導を受けています。ドクターには人工授精をすすめられていますが、夫は「前に授かっているのだから」と消極的。私の年齢も考えて、ステップアップしたほうがいいか迷っています。その場合、不妊専門の病院に転院したほうがいいでしょうか。
     また、出産後に38度台の発熱がありました。産後の高熱は不妊に関係するとインターネットで読んだのですが、本当ですか?

    A. 女性は年齢とともに妊娠しにくくなるもの。卵管が通っていれば、人工授精を考えましょう

    (蔵本ウイメンズクリニック 蔵本武志先生)

     女性は年齢が上がるにつれて卵子の質が低下していきます。35~36才ごろから徐々に卵子の質が低下していくので、タイミング法で妊娠できなければ、人工授精へのステップアップをおすすめします。その際、卵管が通っているかどうかが重要なカギになるので、子宮卵管造影検査は必ず受けましょう。
     また、産後の高熱は、原因が卵管や卵巣、子宮内膜の炎症であれば不妊と関係あるかもしれません。そうでなければ不妊とは関係ないので、心配しなくてだいじょうぶです。

  • ▲ ページ先頭へ戻る ▲

ステップアップについて聞きたい!
  • Q. タイミング法、人工授精でも妊娠しません。体外受精に進むべき?

    35才/卵管通水検査異常なし、精液検査問題なし/人工授精に挑戦中

     タイミング法に6回、人工授精に5回トライして、一度も妊娠していません。人工授精で妊娠する人は、3回目までに妊娠する可能性が高いと聞きました。通院先では7回まで、それ以後は体外受精をすすめるとのこと。
     このまま7回まで続けていいのか、それとも卵子の老化を考えて、一刻も早く体外受精をしたほうがいいのでしょうか?
     また、通院先では子宮卵管造影検査を実施していないため、私が受けたのは通水検査です。造影剤を流すことが卵管の掃除になると聞き、ほかの施設に行ってでも受けたほうがいいのか悩みます。

    A.人工授精は5回程度が目安。体外受精に進むことをおすすめします

    (蔵本ウイメンズクリニック 蔵本武志先生)

     私も人工授精は5回程度までと考えます。というのも、この治療で妊娠する人の多くは、5回以内に妊娠しているからで、それでも妊娠しないときには、やはりより妊娠率の高い体外受精へのトライをおすすめしています。人工授精までの治療では、精子と卵子が出会って「受精していたのか」を確かめることができませんが、体外受精では、それがわかります。
     子宮卵管造影検査は、卵管の状態をみるのに有効な検査です。腟から子宮と卵管に造影剤を流して、レントゲン撮影する検査で、これにより卵管がちゃんと通っているか、癒着がないかなどが確認できます。また、卵管に造影剤を流すことで軽度の詰まりなら解消され、妊娠率も少しアップするとされています。
     人工授精の回数の目安は施設によっても少し違いますが、7回目まで人工授精を続けてよいのでしたら、不妊の基本検査の一つである子宮卵管造影検査を、ほかの施設に行ってでも受けてみてください。

  • ▲ ページ先頭へ戻る ▲

どうしよう? 夫のことで悩んでます
  • Q. EDは治りますか?病院に行くべき?

    30才/検査はしていない/なかなかセックスができない

     夫は5年ほど前に40度以上の高熱を出し、それからED(勃起不全)になりました。今年になって漢方の海馬補腎丸(かいまほじんがん)を飲み始めたら、少しよくなり、またそのころにバイアグラを服用したらセックスができ、翌週には薬を飲まなくてもうまくいきました。でも、それから1カ月くらいで、またうまくいかなくなって……。
     EDは治りますか?このままセックスできるタイミングを待つよりも、病院で相談したほうがいいのか悩んでいます。

    A.EDの原因はわからないことが多いのが現実。子どもを望むなら人工授精が近道です

    (大阪NewARTクリニック 富山達大先生)

     ご相談からは、EDの原因がはっきりしません。高熱を出したことが原因かどうかは、はっきりとわからないと思います。精神的な問題でEDになることも多く、またマスターベーションの方法がよくないことや肉体的な問題も考えられます。
     そのため、EDそのものを治療するには、泌尿器科を受診するのをおすすめします。ただ、EDの原因はわからないことが多く、また原因がわかっても、有効な治療はむずかしいことが多いのが現状。
     妊娠・出産が最優先の目的なら、不妊治療にくわしいクリニックを受診して、人工授精をするのが近道といえます。それと並行してEDの治療にとり組んではどうでしょう。

  • ▲ ページ先頭へ戻る ▲

どうしよう? 夫のことで悩んでます
  • Q.原因は私にあるようですが男性の検査はいつ受ければいいの?

    34才/卵管通水検査異常なし、ホルモン検査でプロラク チン値が高い/治療はこれから

     ホルモン検査でプロラクチン(乳汁分泌ホルモン)の値が高く、1カ月後に再検査をします。プロラクチンが排卵障害に影響すると聞きましたが、排卵があれば妊娠はできますか?
     それとも受精や着床に影響するのですか? また、ホルモン値はストレスで数値が変わりますか?
     私に原因があると思い、夫の検査を今すぐするかどうか悩んでいます。拒否されたわけではないけれど、夫に言いにくいのです。精液検査は私の検査結果のあと、治療方針が決まってからでも遅くないでしょうか?

    A.あなたの検査と並行して、ご主人の検査もしましょう。不妊の原因の半分は男性側にあるのです

    (IVFなんばクリニック 中岡義晴先生)

     プロラクチンとは、授乳している間に多く分泌されるホルモンです。妊娠していないときにこのホルモンが多く分泌されると、排卵障害と黄体(おうたい)機能不全を招くことがあり、妊娠しにくくなることがあります。また、プロラクチンの分泌はストレスと関連があるともいわれ、一般的には薬で分泌を抑える治療をします。
     男性側の精液検査に関しては、あなたの検査結果にかかわらず、早い段階で受けることをおすすめします。WHO(世界保健機関)によると、不妊原因はほぼ男女半々、つまり男性側の原因が約半数を占めています。男性の検査を先延ばしにしている間に、女性が年齢を重ねて妊娠しにくくなる、ということがないように気をつけてください。

  • ▲ ページ先頭へ戻る ▲

どうしよう? 夫のことで悩んでます
  • Q.凍結精子で人工授精、元気な精子が少なくなるの?

    27才/多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣、右卵管閉塞(へいそく)の疑い、精液検査問題なし/人工授精に挑戦中

     半年間のタイミング法のあと、人工授精にステップアップしました。夫の仕事の都合で当日に精子をとれないため、あらかじめ精子を凍結しておいて、人工授精をすることにしました。
     凍結した精子だと元気な精子の数が減ったり、精子の寿命が短くなったりしないでしょうか?

    A. 凍結精子は運動率が落ちるのがこれまでの考え。不妊原因を踏まえて治療を考えましょう

    (岡本ウーマンズクリニック 岡本純英先生)

     忙しい夫の精子を凍結して人工授精をするのは、一つの事態改善策といえます。しかし、凍結した精子は運動率が落ちてしまいます。卵子に届いて受精するのが精子の本来の役目なので、凍結保存で運動率が落ちて卵子まで到達できないとしたら考えものです。ただ、最新のニュースとして、精子の運動率をそこなわない凍結保存用培地(培養液)が開発され、当院でも使用を検討中です。不妊治療は日進月歩、今まで困難だったことが新しい技術により可能になるケースはこれまでいくつもあり、これも注目している動きです。
     ところで、あなたの場合は片側の卵管閉塞の疑いと多嚢胞性卵巣があるので、治療には考慮が必要です。
     一般的に多嚢胞性卵巣の人が排卵誘発をして人工授精をすると、多数の卵胞(らんぽう)が育って排卵し、多胎妊娠の可能性を助長することに。それを防ぐためには、体外受精・顕微授精で排卵をコントロールし、1個の受精卵を子宮に戻す方法(単一胚移植)が安全な治療です。

  • ▲ ページ先頭へ戻る ▲

体外受精のことでギモンあり!
  • Q. 凍結受精卵を戻すときは「ホルモン補充周期」がいいの?

    40才/子宮卵管造影検査異常なし、甲状腺機能低下症、糖尿病予備軍(薬を服用中)、精液検査問題なし/顕微授精に挑戦中

     人工授精を1回したあと、体外受精と顕微授精を1回ずつ受け、凍結した受精卵(胚)を2回子宮に戻しました(胚移植)。
     凍結胚移植をするときに、「自然周期」と「ホルモン補充周期」がありますが、どちらがいいのでしょうか? それぞれのメリット、デメリットを教えてください。

    A.現在はホルモン補充周期が主流。自分のホルモンに頼る自然周期は、対象が限られることも

    (IVFなんばクリニック 中岡義晴先生)

     体外受精・顕微授精でできた受精卵を凍結し、次の周期以降に子宮に戻す「凍結胚移植」。移植するための子宮内膜の調整には、ホルモン剤を用いる「ホルモン補充周期」と、薬を使わない「自然周期」があり、現在は前者が主流。その理由は、薬によって卵巣や子宮のホルモン環境が安定するから。ただ、ホルモン剤を妊娠後にも使用することになるデメリットも。一方、自然周期は、薬に頼らず自分の卵胞から出るホルモンで子宮内膜を厚くします。しかし、発育した卵胞から十分なホルモンが分泌されにくい排卵障害や高年齢のかたでは、これは向かない傾向が。
     そのかたの状況や治療方針により選択されるので、主治医に相談を。

  • ▲ ページ先頭へ戻る ▲

体外受精のことでギモンあり!
  • Q. はじめての採卵はすべてカラ。誘発のしかたをかえると卵のできも変わるの?

    37才/子宮卵管造影検査・腹腔鏡(ふくくうきょう)検査で卵管先端の狭窄が判明/体外受精に挑戦中

     体外受精にステップアップしました。月経前から排卵をコントロールする「ロング法」で6個の卵胞が育ったものの、採卵したらすべて中がカラで卵子がありませんでした。ドクターによると「はじめてのときはこういうこともある」とのこと。次回は月経が始まってから排卵を抑制する「ショート法」でトライする予定です。
     排卵誘発の方法をかえれば、卵のできも変わるのでしょうか?
    それとも空胞だったのは、私の年齢が原因ですか?

    A.ロング法、ショート法、それぞれ特徴があり、治療をする対象も違います

    (なかもず河田クリニック 河田 淳先生)

     採卵しても卵子がとれないケースは、報告によると採卵の0・8%に見られるそうです。原因には、卵子の成熟を促すhCG注射の効果がないことが考えられますが、原因不明も多いもの。女性の年齢が高くなるほど繰り返す可能性が高く、加齢による卵巣の反応性の低下が関係すると考えられます。
     ロング法で6個の卵胞があったなら、卵巣の反応性が低いとはいえません。現在、体外受精の卵巣刺激法は「ロング法」のほか、「ショート法」「アンタゴニスト法」などの調節性卵巣刺激と、クロミフェンなど内服薬の排卵誘発剤を使用する「低刺激法」、薬を使わない「自然周期法」があります。刺激方法によって得られる卵子の個数や性状がまったく異なるケースは少なくありません。失敗を恐れず、治療にチャレンジしてください。

  • ▲ ページ先頭へ戻る ▲

体外受精のことでギモンあり!
  • Q.多嚢胞性卵巣です。採卵前の刺激法、どうすればいいの?

    30才/多嚢胞性卵巣、子宮卵管造影検査異常なし、精液検査問題なし/顕微授精を予定

     私は多嚢胞性卵巣で、人工授精を7回、体外受精には1回トライ。卵巣過剰刺激症候群(OHSS)の症状が出たため、何周期か休んだあと顕微授精をする予定です。タイミング法、人工授精のときからクロミッド(クロミフェン)と注射の排卵誘発ですが、徐々に量がふえました。
     体外受精ではフォリスチム注射で卵巣を刺激し、採卵3日前に排卵を抑えるガニレスト、採卵2日前には排卵を促すゴナドトロピン5000を注射。28個も採卵できたものの、受精はゼロ。医師は「次回は注射の量を減らし、顕微授精を」とのこと。
     注射ではなくクロミッド服用か、排卵誘発剤を使わない自然周期は意味がないですか? クロミッドが効きにくい私は、強い刺激法で採卵するしかないのでしょうか。

    A.方針に大きな問題はないようですが、さまざまな方法が考えられます

    (高橋ウイメンズクリニック 高橋敬一先生)

     治療の過程でクロミフェンの効果がよくないようなので、完全自然周期やクロミフェンのみの卵胞発育は、あまり期待できないと推測され、ある程度のFSH注射(排卵誘発剤)は必要だと思います。受精卵が得らものというのも理にかなっています。方針に大きな問題があるとはいえませんが、方策は考えられます。
    (1)多嚢胞性卵巣に対して、血糖値の検査をして、糖代謝異常があれば、メトホルミンという薬を服用する。
    (2)排卵誘発を「クロミフェン-FSH」または「フェマーラ-FSH」などのように、内服薬から開始する。
    (3)卵子がたくさんとれた場合、体外受精と顕微授精を併用するスプリット法をしてみる。
    (4)HCGではなくスプレキュアを使う。
     受精卵が得られない理由が卵子の問題だけとは限らず、また人間の体はいつも一定ではないので、今後タイミング法や人工授精で妊娠する可能性も否定できません。それを明確にするには再度採卵して、体外受精かスプリット法で受精するかどうか確認する必要があります。

編集部ブログで最新ニュースをチェック

不妊治療応援なび

行きたい病院が見つかる2017 Book公式サイト

不妊治療に力を入れている施設

ママになりたいあなたのためのオススメ施設

漢方で妊娠?

自宅でできるシリンジ法

「不妊」じゃなくて、TGP 私の妊活日記 東尾理子

主婦の友社 読者ネットアンケートクラブ