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2013春号 体の気がかりQ&A
病院では聞きにくいアレコレ
  • Q. お風呂上がりに腟から水がもれて…。妊娠しにくい原因になる?

    20才/子宮卵管造影検査異常なし、ホルモン検査異常なし、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     お風呂から上がってリラックスしていると、腟から水が出てくることがあります。下着がビショビショになるくらいの量でびっくりするほど。こうしたことがあると妊娠しにくくなるのでしょうか?
     また、病院で卵胞(らんぽう)チェックをすると、毎回右の卵巣から排卵します。左右交互に排卵しなくても問題ないですか? どうして左の卵巣からは排卵しないのか不思議です。

    A. 腟内にお風呂のお湯が入っただけ。妊娠とは関係ないので心配はいりません

    (西村ウイメンズクリニック 西村満先生)

     入浴の際、腟内に湯ぶねのお湯が入り込むことがあります。それがあとで出てきてびっくりされたのでしょう。これはごく自然なことで、妊娠を妨げることはありません。
     排卵についての質問ですが、排卵は左右交互に起こるとは限りません。かなり以前には、左右交互に排卵が起こると考えられていましたが、超音波(エコー)検査ができるようになって、その説は否定されました。
     あなたのように、いずれか一方の卵巣から排卵が続く人は意外に多いですよ。たとえば、卵巣の容積(大きさ)が右に対して左のほうが小さい場合、左からの排卵の頻度は少なくなります。卵巣に関する手術の経験がなければ、生まれつきのものかもしれません。必ずしも異常ではないので、心配することはありません。

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病院では聞きにくいアレコレ
  • Q. 流産のあと、自分でタイミング法にトライ。病院に行く目安は?

    29才/検査・治療はしていない/自己流でタイミング法に挑戦中

     基礎体温をつけて自己流でタイミング法にトライしたら、半年後に妊娠しました。病院で胎たいハVのうを確認できたものの、3日後に流産。そのときドクターから「子づくりの再開は、3回生理がきてから」と言われたので、その間は避妊しました。今は避妊をやめて2回目の生理がきたところで、基礎体温は2相になっています。
     このまま、もう少し自分たちでタイミングをはかっていいですか? それとも病院で検査や指導を受けたほうがいいですか? 受診したほうがいい場合、目安の時期を教えてください。

    A. 半年ほど自分たちでタイミング法を試してから検査を受けましょう

    (西村ウイメンズクリニック 西村満先生)

     まずはご自分たちで半年ほど、タイミングをとってみましょう。もし、それで妊娠しなければ、一度病院で検査を受けてみるといいですね。
     また、月経周期の順調な人ならば、排卵誘発剤は必ずしも必要ではありませんが、今後の治療の参考のために使用してみるのも一つの方法です。
     排卵が近づいていることを自分で知る目安として、腟分泌物(おりもの)の増加傾向があります。「透明感のあるおりものが糸が引くような状態」になると、排卵が近いサインです。これを自覚できたら、タイミングをとるチャンスだと心得てください。
     基礎体温は重要ですから、ぜひ継続してつけてほしいのですが、残念ながら基礎体温だけで排卵日の予測はできないことも知っておいてください。

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病院では聞きにくいアレコレ
  • Q. 2人目の妊活中。子宮卵管造影検査はしなくていいの?

    39才/ホルモン検査で黄体(おうたい)ホルモン値が低いことがあった、フーナーテスト問題なし/タイミング法に挑戦中

     34才で結婚して、すぐに第1子を妊娠しました。お産は子宮口が全開してから赤ちゃんがなかなか出てこないため、緊急帝王切開になりました。子どもが2才になったのを機に、自己流タイミング法で妊にん活かつをスタート。でも妊娠しないので、37才で不妊治療専門病院を受診しました。
     初診のとき、基礎体温表を見たドクターは「2相性になっているので排卵はしているでしょう」とのこと。検査でも特に異常は指摘されず、ずっとタイミング法を続けています。
     友人の話や本などでは「子宮卵管造影検査」は基本の検査のようですが、私は受けていません。看護師さんに聞くと「1人目で妊娠しているし、癒着(ゆちゃく)はめったにないと思うけど……やりますか?」と聞かれ、「必要がないならいいか」と受けずじまい。
     1人目を自然妊娠した場合、帝王切開後に卵管が癒着することはありますか? やはり、この検査を受けたほうがいいですか?

    A. ほかの検査で問題が見つかっていないなら子宮卵管造影検査を受けるほうがベター

    (神戸元町夢クリニック 松本恒和先生)

     自然妊娠による出産後の2人目不妊では、出産後に子宮内ない膜まくが薄くなるなどの異常がないのであれば、卵管の通過性が悪くなっている可能性も考えられます。
     過去に腹膜炎などの腹腔内炎症の経験がなく、卵管検査以外の一般不妊検査でも特に問題がないのに、自然妊娠での出産後や流産後になかなか次の妊娠ができないケースは少なくありません。このような場合、卵管の通過性の改善を目的とした子宮卵管造影検査を、早期に受けるのは意味があることです。軽度であれば、造影剤を流すことで卵管の詰まりが解消されることも。そのうえでタイミング法や人工授精など、一般不妊治療を受けるのがいいでしょう。
     もしも、それでもなかなか妊娠しないのであれば、39才という年齢による卵子の老化・劣化も考慮して、体外受精にステップアップすることを考えてみてはどうでしょう。

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どうしよう? ステップアップの悩み
  • Q. 34才、まだ人工授精を続けていいの?

    34才/子宮卵管造影検査異常なし、フーナー検査異常なし、精液検査問題なし、黄体機能不全/人工授精に挑戦中

     病院に通う前に自己流のタイミング法を9カ月、通院を始めてからはタイミング法2回、人工授精1回にトライ。医師に「人工授精は6回くらいまで挑戦してみては」と言われたのですが、34才という年齢を考えると、このまましばらく続けていいのか悩みます。
     また、私は10年前に卵巣嚢腫(のうしゅ)で卵巣を一部切除しています。手術した側の卵巣からも排卵しているようですが、この手術と黄体機能不全は関係ありますか? また、黄体機能不全に有効な治療法は? 現在は、飲み薬のルトラール(黄体ホルモン)と排卵後にhCG注射をしています。

    A. 人工授精は5回くらいトライしてもいいでしょう。黄体機能不全はホルモン補充の治療をします

    (西村ウイメンズクリニック 西村満先生)

     人工授精の1回あたりの妊娠率は5~10%程度です。この治療で妊娠した人の多くは、5回目ぐらいまでに成功していることが多いので、5回前後はやってみる価値があると思います。
     卵巣嚢腫の手術と黄体機能不全との関連を気にされているようですが、必ずしも関連はありません。また、黄体機能は周期によってかなり変動します。
     一般不妊治療では、卵胞の大きさが直径20㎜前後になったらhCG注射を打って排卵を促し、数日後に排卵の有無を確認、そのあと再度hCGを投与し、ルトラールなどの黄体ホルモン剤を補充する治療法をしばしば行ないます。これにより、十分な着床環境をつくれると考えるからで、あなたの治療もこの考え方によるものでしょう。

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どうしよう? ステップアップの悩み
  • Q. 腹腔鏡検査を予定、その後の治療方針は?

    30才/卵管障害(右卵管が癒着、左卵管閉塞(へいそく))/腹腔鏡(ふくくうきょう)検査を受ける予定

     検査で両方の卵管に問題があるのがわかりました。20才のころに骨盤腹膜炎をわずらったことがあり、ドクターからはそれが原因だろうと言われています。
     そこで、腹腔鏡検査を受けることに。術後の養生、自然妊娠に向けてのアドバイスなど、ぜひ教えてください。術後は、どれくらいの期間で自然妊娠をめざし、また、もしも妊娠しなければ、どのタイミングで体外受精に進んだらいいですか?

    A. 癒着をはがすには効果があるでしょう。手術時に卵管に流す色素の流れ方が今後の治療の一つの目安になります

    (セントマザー産婦人科医院 田中温先生)

     腹腔鏡検査とは、おなかに5㎜ほどの孔(あな)をあけて内視鏡を入れ、中の様子を直接診察する検査。全身麻酔で行なう手術で、多くは1~2泊程度入院します。
     あなたの場合、左の卵管は閉塞しているとのことで腹腔鏡手術では治療ができませんが、右の卵管の周囲の癒着を剥離(はくり)するのには効果があると思います。
     腹腔鏡手術後の安静は、通常であれば1日で十分です。その後の生活は、医師の指示に従ってください。状況によっては、腹腔鏡手術の途中から開腹手術に変更するケースもあるので、よく説明を聞いてから検査を受けるかどうか決めましょう。
     腹腔鏡手術のとき、腟からインジゴカルミンという色素を注入し、それが卵管を通過するかどうかを確認します。もし、この色素が卵管まで通っていないようであれば、卵管機能はかなり低下していると考えてください。左右とも通りが悪い場合には、体外受精に移行するほうがいいかもしれません。

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どうしよう? ステップアップの悩み
  • Q. 人工授精と腹腔鏡検査にトライ。「最後の手段」と思うと体外受精に踏み切れなくて…

    29才/子宮卵管造影検査異常なし、子宮鏡検査3回(うち1回、内膜ポリープで子宮内膜を掻そう爬は)、腹腔鏡検査時に子宮内膜を掻爬、精液検査は運動率にばらつきがある/人工授精に挑戦中

     いままで一度も妊娠したことがありません。人工授精はトータル14回。腹腔鏡検査も受けましたが、特に異常は見つかりませんでした。術後2回目の人工授精も終わり、これがダメでも1年ほどは人工授精を続けるつもりではいるのですが……。
     体外受精は最終手段だと思うので、なかなか踏み切れません。もう5年も赤ちゃんを待ち続けて、気持ちがあせっています。1年を待たず、体外受精という選択もありますか?

    A. 卵子の状態がいい20代の今こそ、体外受精へのトライをおすすめします

    (神戸元町夢クリニック 松本恒和先生)

     子宮内膜の掻爬手術を2回受けていますが、術後に「子宮内膜が薄くなった」ということはないでしょうか? 子宮内膜因子などの明らかな不妊原因がない場合、人工授精で妊娠する人の多くは、3~4回目までに妊娠しています。4~6回受けても妊娠しないならば、それ以上続けても妊娠の可能性が低いことは、これまでの統計からもわかっています。
     これは人工授精という方法では克服できない、隠れた不妊原因があるためと考えられます。これまでに適切な人工授精を14回行なっても妊娠できないなら、これ以上は時間の浪費に終わる可能性があります。20代という卵子の状態が最も良好な年齢にもかかわらず、なかなか妊娠しないのであれば、むしろ早めに体外受精に移行して、早期の妊娠をめざすほうがよいと思います。

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私の治療、このままでいいの?
  • Q. 排卵しているかどうか、基礎体温だけでわかるの? 内膜ポリープも気になっています

    39才/子宮卵管造影検査・ホルモン検査異常なし、子宮鏡検査で小さなポリープが見つかる、精液検査問題なし/治療はお休み中

    病院で基礎体温を見たドクターによると「ちゃんと排卵している」とのことで、排卵誘発剤を使わずにタイミング法3回、人工授精2回を受けました。基礎体温表だけで、ちゃんと排卵していると判断できるのですか?
     また、子宮鏡検査で小さな子宮内膜ポリープが見つかりました。着床する場所ではなく、「このままでだいじょうぶでしょう」と言われ、ホッとしました。手術でポリープをとるときに、子宮内膜を傷つける心配はありませんか? また、年齢的に体外受精に進んだほうがいいのか悩んでいます。

    A. 一般的には基礎体温の2相性で排卵を判断。ポリープは小さければ手術の必要はありません

    (高橋ウイメンズクリニック 高橋敬一先生)

    排卵しているかどうかを正確に知るには、超音波検査での排卵前後の卵胞の発育と排卵の確認が必要。しかし、基礎体温が2相性になっていれば、一般的には「排卵している」と判断されます。
     内膜ポリープが非常に小さいならば、手術をしなくてもよいと思います。内膜ポリープ切除の手術でも、ごくまれですが麻酔事故や子宮穿孔(せんこう)(器具が子宮を突き抜ける)などの事故が起こらないとはいえません。不妊治療に限らず、どんな手術でも100%安全な手術はないのです。担当医が「手術不要な程度」と判断しているなら、手術の必要はないでしょう。ただし、ポリープが大きくなっていることもあるので、再検査を受けて判断してもよいと思いますよ。
     また、年齢的にはすぐに体外受精を考えてよい状況ですが、人工授精も無駄ではないので、体外受精の合間に受けてはいかがですか。「どちらか一方を受ける」のではなく、「並行して両方トライする」のがよいと思いますよ。

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私の治療、このままでいいの?
  • Q. 良好な胚盤胞を戻しても陰性。妊娠しないのは年齢だけの問題?

    42才/ AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査で卵巣年齢が45才以上、年齢による卵子の質の低下、精液検査問題なし/顕微授精に挑戦中

    初めての顕微授精は2個採卵し、2個とも受精せず。2回目は2個採卵、受精した1個が胚盤胞(はいばんほう)に育ち、その周期に子宮に戻しました(新鮮胚移植)。でも妊娠反応はなく、医師から「グレードのいい胚盤胞でも妊娠しなかったのは、あなたの高年齢が原因。若い人だったら、こんなに良好な胚盤胞ならすぐに妊娠する」と言われ、もうショックで……。よい受精卵を戻しても着床しないのは年齢が問題だからですか?
     医師は「次回は受精卵を凍結する」と言います。初めて良好な胚盤胞ができた今回、凍結して万全の体調で移植できたらよかったのに……なぜ、そうしてくれなかったのか、くやしい気持ちです。

    A. 年齢による着床率の低下は避けられませんが、胚盤胞まで育ったことは有利だと考えましょう

    (セントマザー産婦人科医院 田中温先生)

     加齢による着床率の低下は自然の現象ですから、避けることはできません。つまり、残念ですが、年齢には勝てないということです。
     ただ、胚の分割が胚盤胞まで進むことは、とても有利だと考えられます。一般的には、加齢とともに胚盤胞まで成長する確率は落ちていくものです。  今回、受精卵を凍結されなかったことに納得がいかないようですね。次に予定している「良好胚を凍結して自然周期で移植」する方法は、新鮮胚移植よりも着床率は必ず高くなります。逆に今回、もしこの方法でうまくいかなかったなら、次の治療はかなり限られていたはずです。「まだ可能性のある治療が残っている」と前向きにとらえてください。

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私の治療、このままでいいの?
  • Q. 人工授精のときに超音波検査をしないのは普通?

    35才/単角子宮(子宮卵管造影検査で左側の子宮・卵管が確認できず)、フーナーテスト問題なし/タイミング法と人工授精に挑戦中

     排卵誘発剤の注射を打って、タイミング法や人工授精にトライ中です。注射が始まったころの基礎体温は、高温相と低温相がはっきり分かれていたのに、だんだん排卵しているはずの日の体温に変化がなく、数日後から体温が上がり始めるようになりました。でも医師からは「基礎体温表は見ないから記録しないでいい」と言われ、基礎体温の質問や相談ができません。
     排卵誘発剤はいつも同じ薬剤を使用しているはずですが、効きめが変化することはありますか? また、人工授精のとき、直前に注射を打つのですが、その際に卵胞チェックなどの診察はありません。これは普通ですか?
     半年前に子宮卵管造影検査を受けたのですが、最近また医師に検査予約を入れられました。2回目の検査は必要ですか?

    A. 検査や治療の方針は施設ごとに異なります。疑問があれば、担当医に質問したり話し合いを

    (高橋ウイメンズクリニック 高橋敬一先生)

     なかなかよい結果が出ず、心配されているようですね。
     排卵誘発剤を長期に使用していると、肝臓の働きの影響や卵巣の疲れで、反応が低下することはよくあります。hMG注射を毎月打つと卵巣は疲れるので、ときに治療を休んだり、隔月でhMG注射での排卵誘発をすることも、一つの選択肢です。また、卵巣も毎回同じ反応ではなく、周期によって変化はあるものです。
     人工授精のときに診察しない
    で処置を行なうかどうかは、施設の考え方によって違います。前日に超音波検査をして人工授精の判断をしたならば、翌日は超音波検査をせずに自動的に人工授精を行なうことはありえます。ただし、疑問があれば、担当医に質問したり、話し合いが必要でしょう。
     私のクリニックでは、子宮卵管造影検査は1年間有効としています。その期間について決まりはなく、2回目をどうするかは施設の方針によるのです。
     担当医に質問しても、満足のいく回答が得られず、疑問を持ったままの治療が続くなら、これから転院も選択肢に考えてはどうでしょう。

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