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2017春号 体の気がかりQ&A
気になる、治療まわりのあれこれ
  • Q. 基礎体温や体調がいつもと違って心配です

    38才/血液検査問題なし、子宮卵管造影検査問題なし、精液検査問題なし/人工授精に挑戦中

     今まで、だいたい38日周期で生理がきて、基礎体温表は低温期と高温期がきれいに分かれ、高温期は14日ほどありました。ところが今回、低温期の体温が今までになく、ギザギザでした。
     超音波検査では排卵したようですが、高温に上がるどころか、排卵期ごろの最低の体温が3日間続きました。また、いつもは排卵前からおりもの、排卵時期前後から胸の張りを感じ、生理直後になくなりますが、前回は低温期に胸が張って、高温期になったとたんに消えました。今までなかったことで心配です。どんな原因が考えられますか?

    A. ホルモンバランスがふだんと違ったのかも。基礎体温を気にしすぎないようにしましょう

    (なかもず河田クリニック 河田 淳先生)

     基礎体温は自分自身を知るたいせつな方法ですが、あまり日々の変動を気にすることはありません。また排卵と同時に高温相にならなくても、徐々に高温相に移行していく周期もあるものです。
     今周期に限り基礎体温のグラフが違うのなら、今周期のホルモンバランスがふだんの周期と異なる可能性があります。排卵の有無は超音波検査で確認されたそうですが、ホルモンバランスをもう少し科学的に知るためには血液検査が必要です。
     おりものの状態や胸の張りに関しても同様で、今周期のホルモンバランスがふだんの周期と異なる可能性があります。ただ、排卵誘発剤やホルモン剤を使っているのなら、ふだんの体感とは異なることもあるでしょう。

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気になる、治療まわりのあれこれ
  • Q. 薬で発疹が出ました。治療は続けられますか?

    31才/無排卵/タイミング法に挑戦中

     無排卵の治療のために、排卵誘発剤のクロミッドとホルモン剤のプラノバールを飲んでいますが、体じゅうに発疹が出てしまい、飲むのを中断しました。
     皮膚科で薬のアレルギー検査をしたところ、結果は陰性でした。ドクターには「数値が高めの陰性なので、薬を服用しなくてよいのなら服用しないほうがいい」と言われました。
     このまま不妊治療を続けることはできますか?また、この薬のかわりにアレルギー反応が出にくい薬はありますか?

    A. 1種類ずつ試してみてはどうでしょう。これらにかわる薬もあります

    (高橋ウイメンズクリニック 高橋敬一先生)

     薬のアレルギー反応は陰性だったとのことで、クロミッドとプラノバールによる発疹とは明確には言えないでしょう。今回、たまたま反応した可能性も十分あるので、不妊治療を考えるならば、薬を1種類ずつ服用することを試してみる価値はあります。
     別の排卵誘発剤としては、飲み薬ではセキソビット、またhMG注射があります。特殊ですが、乳ガン治療薬のレトロゾール(フェマーラ)という飲み薬もあります。
     プラノバールはピルですが、これにかわる低容量ピルは、マーベロン、ルナベル、ヤーズなど、多くの種類があります。
     治療を続ける方法はありますから、担当医に相談してみてください。

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気になる、治療まわりのあれこれ
  • Q. 42才、体外受精をすすめられました。AMH値はよいようですが、妊娠の可能性は?

    42才/血液検査問題なし、AMH値は5.72ng/㎖、子宮卵管造影検査問題なし、精液検査問題なし/人工授精に挑戦中

     AMH(アンチミューラリアンホルモン)検査は良好な結果で、精液検査も医師から問題ないと言われました。しかし、基礎体温の高温期があまりなく、子宮内膜(ないまく)が厚くなりません。
     ロング法による体外受精をすすめられています。この状態で妊娠の可能性はありますか? 私と夫(45才)の年齢を考えると、妊娠・出産できるのか気になります。

    A. 卵子は数よりも質が重要。良好卵子が採卵できれば、妊娠は可能です

    (山下湘南夢クリニック 山下直樹先生)

     現在の年齢を考慮すると必ず妊娠できるとはいえませんが、妊娠できる可能性はあると思います。ただし、早めに治療することが必要です。
     妊娠率は30代半ばから明らかに低下し、40才を過ぎるとその傾向は顕著です。また、流産率も30代半ばから明らかに上昇し、43才では妊娠(胎嚢(たいのう)確認)しても50%が流産しています。そのおもな原因は、加齢に伴う卵子の質の低下です。
     AMH値が高く、卵巣に残る卵子の数が多いことがわかりますが、AMH値は妊娠率とは相関せず、比較的強めの卵巣刺激をした場合に成長する卵胞(らんぽう)の数に相関します。42才で卵子の質は低下しているとしても、その中に質のよい卵子がある可能性はあります。
     子宮内膜が薄いとのことですが、AMH値が高く、ロング法をするとしたら、採卵周期には胚(はい)移植しないと思います。胚移植の周期では、主治医がホルモン補充周期での移植など、いろいろ考えてくれると思うので、よく相談してください。

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タイミング法にトライ中ですが…
  • Q. タイミング法で妊娠したものの流産に。今後は人工授精も考えるべき?

    36才/血液検査問題なし、フーナーテスト問題なし、精液検査問題なし/治療はお休み中

     1年ほど前に子宮筋腫(きんしゅ)切除手術を受けました。8カ月後から不妊治療を始め、1回目のタイミング指導で妊娠したものの、9週目で流産してしまいました。現在は、治療を休んでいます。
     今後は、病院のタイミング法を続けていくつもりですが、人工授精も視野に入れるべきでしょうか?

    A. 半年から1年間がタイミング法の目安ですが年齢などを考慮して夫婦で決めましょう

    (なかもず河田クリニック 河田 淳先生)

     一般的には、タイミング法を半年から1年間行ない、妊娠しない場合は、ステップアップして人工授精を4〜6周期行ないます。精液検査や排卵時期に行なうフーナーテストに異常がなくても、原因不明の不妊症の治療法として人工授精を行なうことにより、妊娠率の上昇が期待されます。
     また、人工授精も、排卵誘発剤を併用して行なうと妊娠率が上昇することが知られています。
     治療のステップアップの時期やペースはご夫婦の意向で変わります。女性の年齢と妊娠率の関係が知られるようになり、早期にステップアップを希望されるご夫婦がふえました。また、卵巣に残る卵子の数の目安となるAMH(アンチミューラリアンホルモン)値を測定して、卵巣の予備能力をステップアップの判断材料にすることもできます。

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タイミング法にトライ中ですが…
  • Q. 片方の卵管が詰まっている可能性が。タイミング法を続けていいの?

    33才/多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群の疑い、右の卵管が詰まっている可能性がある、精液検査で精液濃度1500万/㎖、精子の運動率40%/タイミング法に挑戦中

     夫の精液検査の結果が基準値よりも少し低いと言われ、気になっています。夫は私より10才年上です。仕事が忙しく、ストレスもあるのか、タバコをやめてくれません。
     主治医はタイミング法でも十分妊娠の可能があるということで、タイミング法を続け、14周期たちました。クロミッドやhMG注射を組み合わせています。でも、まだ一度も妊娠していないので、今後どうすればいいのか不安です。

    A. タイミング法では妊娠しにくいので体外受精に進むことを考えましょう

    (松岡レディスクリニック 松岡逸子先生)

     卵管は左右にあり、右の卵管が詰まっている可能性がある場合、左からの卵胞発育を確認して、排卵のタイミングをみていきます。それで14周期試みたのなら、タイミング法では妊娠しにくいといえます。
     一般的にタイミング法の場合、問題のない周期で(あなたの場合は、左から排卵していることを確認できる周期)、5〜6周期試みても妊娠しなければ、この先、タイミング法を続けても妊娠するのはむずかしいでしょう。
     体外受精へのステップアップを考えてはいかがでしょうか。体外受精の場合、卵管が詰まっていることは妊娠の妨げにはなりません。また、精子も体外受精をするには十分な数値です。妊娠の可能性が高いと思いますので、一度チャレンジしてみてください。

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タイミング法にトライ中ですが…
  • Q. 排卵誘発剤が効かないことも。これから排卵できるでしょうか?

    27才/血液検査問題なし、AMH値が37才レベルと言われた、通水・通気検査問題なし、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     排卵誘発剤のクロミッドを1日3錠、3日間服用して、排卵がうまくいくときといかないときがあります。フェマーラを1日3錠、5日間服用しても反応しませんでした。
     次は注射による治療を行なったのですが、腹水がたまっていたので断念し、フェマーラをもう一度、2段階で投与することになりました。
     腹水は、排卵誘発剤の影響ですか? ほかに病気があるのでは……と心配です。このような状態でも、排卵誘発をすることは可能性ですか?

    A. hMG注射は多数の卵胞が成長することも。OHSSならば、体外受精も一つの選択肢

    (高橋ウイメンズクリニック 高橋敬一先生)

     排卵誘発剤には、いくつか種類が あります。最初は効きめがおだやかな飲み薬から始めて、効果が薄い場合には薬の量をふやしたり、注射による治療に切りかえていきます。
     くわしいホルモン検査の値がわからないので一般論となりますが、hMG注射では、卵胞がたくさん成長して、しばしば卵巣過剰刺激症候群(OHSS)になることがあります。腹水はOHSSの症状の一つです。
     多数の卵胞が育った場合、多胎妊娠を避ける目的とOHSS予防のために、排卵を促すhCG投与をキャンセルすることがあります。もし、OHSSで治療のキャンセルが続く場合は、体外受精も一つの選択肢です。体外受精ならば、多数の卵胞が発育しても採卵して受精卵を凍結し、子宮に戻す受精卵は1個ずつです。
      卵胞が多数できた場合、タイミング法や人工授精では排卵のコントロールができず、多胎妊娠のリスクがあることをご理解ください。h MG注射では20%程度で多胎妊娠が起こります。排卵誘発でのメリットとデ メリットを考えつつ、具体的な治療は担当医と相談して進めてください。

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体外受精のことで知りたい!
  • Q. 卵子を育てる卵巣刺激法、自然周期と刺激周期はどちらがいいの?

    36才/黄体(おうたい)機能不全、子宮卵管造影検査問題なし、子宮内膜症(チョコレート囊胞)、子宮筋腫、無精子症/治療はお休み中

     検査をしたところ、夫の無精子症がわか り、現在は治療を休んでいます。もし、これから顕微授精にトライするとしたら、卵子を育てるために、いくつかの卵巣刺激法があると聞きました。
     排卵誘発剤を使わない「自然周期」と排卵誘発剤を使って多数の卵子を育てる「刺激周期」では、どちらの方法がいいのでしょうか?

    A. 方法によってはホルモンバランスに影響が。精子がとれるかによっても選択が異なります

    (松岡レディスクリニック 松岡逸子先生)

     体外受精・顕微授精の排卵誘発法には、いくつか種類があります。
      排卵誘発剤を使わない「自然周期」ならば、ホルモンのバランスをくずすことなく、体外受精ができますから、よりいい卵を採取でき、胚移植できると思います。採卵できる卵が1〜2個で少ないことを心配する人もいますが、いい環境で卵がとれれば、妊娠率は上がるので問題ないかと思います。
     注射で排卵誘発剤を投与して多数の卵胞を育てる「刺激周期」は、1回の採卵で多くの卵子をとることができます。この場合、ホルモンバランスが悪くなるので、受精卵を凍結して、あらためて自然周期で胚移植する方法がいいでしょう。
     あなたの場合は、ご主人の精子を手術によってとらないと体外受精ができませんから、どのくらい精子が確保できるかによっても、卵巣刺激の方法は変わってくるでしょう。主治医とよく相談してください。

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体外受精のことで知りたい!
  • Q. 顕微授精にステップアップするなら、転院を考えたほうがいいですか?

    42才/血液検査問題なし(AMH値は0.75ng/㎖)、通水・通気検査問題なし、腹腔鏡(ふくくうきょう)検査問題なし、精液検査問題なし/体外受精に挑戦中

      不妊治療を始めて10カ月、体外受精を2回、人工授精を4回しました。体外受精で採卵を2回して、1回目は2個、2回目は1個で、どちらも未受精で治療中止に。
     次の治療は、採卵して顕微授精になると思いますが、病院をかわったほうがいいでしょう か。採卵がつらいので少し休んで、この先また不妊治療をがんばるか、あきらめるか、迷っています。

    A. 担当医の説明に納得すれば継続もいいのでは。治療できるのは、あと1年が目安と考えて

    (高橋ウイメンズクリニック 高橋敬一先生)

     体外受精に2回トライして、現在42才。病院をかわるかどうか、判断がむずかしいところでしょう。
     治療に関する疑問を担当医にきちんと伝えていますか? あなたの質問に、担当医が納得できる説明をしているのならば、そのまま治療を継続してよいのではないかと思います。もし、納得できる説明が得られない場合には、転院を考えてもよいと思います。
     採卵時に痛みを感じてつらい場合には、プロポフォールなどの静脈麻酔をすれば、採卵中の痛みを感じずにすみます。担当医に痛みがあることを伝えてみてください。
     あなたの場合、AMH値が低く、年齢的にも不妊治療をできるのは、あと1年ほどでしょう。そのなかでの判断になりますのでパートナーともよく話し合ってみてください

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体外受精のことで知りたい!
  • Q. 採卵数が予想より少なく、陰性判定。原因はどんなことが考えられますか?

    31才/血液検査問題なし、高プロラクチン血症、通水検査問題なし、乏(ぼう)精子症/体外受精・顕微授精に挑戦中

     人工授精を5回したあと、ロング法で体外受精にトライしました。育った卵胞は6個で、そのうち5個採卵できましたが、受精卵には育ちませんでした。体外受精をした4個のうち3個は受精せず、1個は異常受精、残りの1個を顕微授精に回しましたが、受精後に成長が止まりました。
     排卵を止めるブセレキュア(点鼻薬)を忘れずに使用し、排卵誘発剤の注射にも毎日通いました。ドクターも「もっと多くの卵胞が育つと思っていた」とのこと。
     今までの人工授精では、クロミッドやレトロゾール(フェマーラ)で1〜2個の卵胞が育ち、排卵していました。この状況で何かわかる原因はありますか?

    A.着床障害の可能性は考えられます。次は受精率改善のため顕微授精をおすすめします

    (山下湘南夢クリニック 山下直樹先生)

     はじめての体外受精で5個採卵できて、4個を精子を振りかける体外受精をして、1個が異常受精で3個は受精しなかった。精子を卵子に直接注入する顕微授精をした1個は、分割が途中で止まってしまったとのこと。
     今回の結果だけで、すべてを判断するのは困難だとしても、異常受精以外が3個で、正常な受精卵を1個も得られていないことから、受精障害の可能性も考えたほうがよいでしょう。一方、顕微授精した1個の卵子は受精できています。
     このことから、これまでのタイミング法や人工授精では、精子と卵子が出会ってもうまく受精しなかった可能性があります。まったく受精しなかったとはいえませんが、受精率は低かったかもしれません。
     そう考えると、次は最初から顕微授精をしたほうがよいでしょう。今回のデータを参考にして、少しでも可能性の高い方法を選ぶことが妊娠に向けては重要です。

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