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2014夏号 体の気がかりQ&A
ベビ待ち生活の気になるあれこれ
  • 10年前に中絶。これから自然に妊娠できる?

    31才/精液検査で運動率が少し低い/タイミング法に挑戦中

    1年前に結婚、3カ月後に病院にかかり、今は4回目のタイミング指導を受けたところです。夫は「そんなにあせらなくても2年間は様子を見て、妊娠しなければ、また来てください」と医師に言われたとのこと。私も1年くらいはいいかと思ったのですが、「卵子の老化」の話題を耳にして、不安になることも。大きな病院に転院するほうがよいでしょうか? 実は10年前に中絶しています。「一度自然妊娠したということは、これからも妊娠できる体」と考えていいのでしょうか?

    A.10年の間に妊娠しにくい原因ができることも。1年間妊娠しなければ不妊専門の病院を訪ねて

    (大阪NewARTクリニック 富山達大先生)

     日本では、健康な男女が定期的にセックスしていながら2年間妊娠しない状態を「不妊症」といいます。ただし、最近は晩婚化の影響のため1年間妊娠しない場合を不妊症と考えるようになってきています。女性は加齢とともに妊娠しにくくなりますが、結婚年齢が上昇する現在、結婚した時点ですでに妊娠しにくい年齢になっている人も少なくありません。
     あなたの場合はまだ31才ですが、タイミングをとっても1年間妊娠しないのであれば、不妊専門の病院の受診をおすすめします。
     10年前に妊娠したとのことですが、それは現在も妊娠できることを保証するわけではありません。この10年間で妊娠しにくい原因ができたかもしれないし、以前はたまたまタイミングが合っただけかもしれません。いずれにしても、1年間妊娠しないのであれば、不妊専門の病院に行くことをおすすめします。

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ベビ待ち生活の気になるあれこれ
  • Q. サプリは何をとればいいの?

    39才/血液検査問題なし、子宮筋腫(きんしゅ)があり手術、子宮内膜ポリープがあり子宮鏡検査で処理、精液検査異常なし/タイミング法に挑戦中

     妊活のために病院を訪ねたところ、初診で子宮筋腫があると言われ、数カ月後に手術、さらにそのあと子宮内膜ポリープの手術もしました。これから子宮卵管造影検査をする予定です。
     体づくりのためにサプリメントをとろうと思いますが、雑誌や店頭で見てもどれがいいのかわかりません。おすすめのサプリがあれば教えてください。現在、薬は飲んでいません。

    A. 妊娠前からとりたいのは「葉酸」。食事で足りない分を補いましょう

    (なかもず河田クリニック 河田 淳先生)

     予定されている子宮卵管造影検査は、ぜひ受けてください。卵管が通っているかどうかだけでなく、子宮腔内の状態や骨盤内の癒着(ゆちゃく)も判定できる検査で、異常が見つかった場合は治療法が選択しやすくなります。
     妊娠前から飲んでおくべきサプリメントとして、よく知られているのが「葉酸」です。葉酸はビタミンBの仲間で、1日に必要な量は400μgとされています。レバーやほうれんそう、大豆に多く含まれますが、食事から必要量を摂取できている人は少ないようです。妊娠前や妊娠初期に十分に摂取することで、赤ちゃんの先天異常の発生リスクが下がることがわかっています。
     まずは食生活をふり返り、栄養バランスが気になるなら、ビタミンやカルシウムを含むもの、貧血ならば鉄分を含むものを選びましょう。冷えが気になるなら、ビタミンEが血流改善に効果的です。ただし、サプリをとることでホルモンバランスが乱れるケースもあるので、主治医に伝えておくほうがよいでしょう。

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ベビ待ち生活の気になるあれこれ
  • Q. 昼夜逆転の生活は妊娠しにくいの?

    33才/子宮卵管造影検査で右の卵管閉塞(へいそく)/人工授精に挑戦

     夫が飲食店に勤めているため、私たち夫婦は夜型の生活をしています。夫は午後3時に出勤、同僚と夕方に食事をとり、夜7時半から夜中の2~3時まで仕事。帰宅後にふたりで夕食をとって、朝6時に就寝する毎日。
     私は専業主婦で、夫とコミュニケーションをとるために同じサイクルで生活しています。つまり、一般的にいわれる規則正しい生活とは遠い、昼夜逆転の生活です。
     タイミング法のあと、人工授精に2回トライしたもののダメでした。やはりこの生活がいけないのでしょうか? 私だけでも規則正しい生活をしようかと考えますが、そうすると夫といっしょに食事ができず、スキンシップもなくなってしまいます。どうしたらいいか悩んでいます。

    A.生活パターンが原因ではないでしょう。卵管の問題もあるので他の治療も視野に入れて

    (IVFなんばクリニック 中岡義晴先生)

     ご主人が夜遅くまで働いていらっしゃるとのこと、そしてそれにつきあうあなたも大変だと思います。ふたりの時間をたいせつにするのは、妊活には望ましいことです。
     ご質問のように「昼と夜の生活が逆転しているから妊娠できない」ということはありません。精子の状態も問題ないわけですから、もう少しこのまま治療を続けていいと思います。
     ただ、右の卵管が閉塞していることから、反対側の左の卵管も必ずしもよい状態とは限りません。卵管の異常によって妊娠できなくなっている可能性は否定できませんから、腹腔鏡(ふくくうきょう)検査や卵管鏡検査、さらに体外受精による治療も考えてみてはどうでしょう。

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薬について教えてください
  • Q.転院したら薬の服用時期が違うけど、だいじょうぶ?

    35才/血液検査問題なし、通水・通気検査・子宮卵管造影検査問題なし、精液検査問題なし/体外受精に挑戦中

     検査で特に原因が見つからなかったため、排卵した卵子を卵管采(さい)がうまくキャッチできないピックアップ障害を疑い、人工授精をパスして体外受精にトライしています。
     2年ほど通っていた病院から、現在の病院に転院。体外受精の前の周期には、ホルモンバランスと生理周期をととのえるというプラノバールが処方されます。前の病院では、胚はい移植の日から妊娠判定日までプラノバールを服用していたので、「胚移植後にプラノバールを飲むと生理がくるのでは?」と心配になっています。今回は目的が違うのでしょうか?

    A.プラノバールを使う目的は2とおりあるので心配しなくてだいじょうぶです

    (IVFなんばクリニック 中岡義晴先生)

    プラノバールは卵胞(らんぽう)ホルモンと黄体(おうたい)ホルモンの両方の作用がある薬です。自然の状態(通常の月経周期)では、排卵後に黄体ホルモンと卵胞ホルモンが分泌されるので、それと同じ状態にしてくれます。
     体外受精の前の周期に服用するのは、ホルモンバランスをととのえる作用を期待するもの。これは卵胞刺激ホルモン(FSH)の作用を少なくして、卵胞の発育を一定にすることが目的です。いっぽう、胚移植後に内服する場合には、卵胞ホルモンと黄体ホルモンを補充して、妊娠しやすい環境にととのえていきます。
     服用する時期は違いますが、それぞれ目的があるので心配しなくてだいじょうぶです。

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薬について教えてください
  • Q.クロミッドを飲む量がふえて、心配になっています

    29才/血液検査でPCOS[多嚢胞性(たのうほうせい)卵巣症候群]ぎみ、排卵障害/タイミング法に挑戦中

     排卵しにくいため、排卵誘発剤のクロミッドを飲んでいます。最初は1日1錠だったのが、排卵しないので2錠にふやしました。2周期トライしたものの、卵胞が大きくならずにリセット。ドクターからは「次は3錠」と言われ、不安になって治療をお休みしました。
     クロミッド3錠を5日間服用してもだいじょうぶですか? これが効かないと、ほかにどんな治療法がありますか。

    A.クロミッドの量をふやすことはよくあります。最近はフェマーラという薬も使われます

    (みなとみらい夢クリニック 貝嶋弘恒先生)

     多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人がクロミッドを服用すると、そうでない人よりも多くの卵胞が育つことがあります。また、効果がないとクロミッドの数をふやして飲むこともよくあり、1日3錠のケースは珍しくありません。
     PCOSの人には最近、フェマーラ(レトロゾール)という薬が用いられています。フェマーラは女性ホルモンのエストロゲンを低下させることで、卵巣を弱く刺激する作用があります。これで効果があれば、排卵誘発の注射を打つ必要はなく、排卵が起こる可能性が高くなります。

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薬について教えてください
  • Q. 人工授精の排卵誘発はこれでいいの?

    37才/血液検査問題なし、子宮卵管造影検査異常なし、精液検査問題なし/人工授精に挑戦中

     人工授精をしていますが、排卵誘発剤があまり効いていないのでは?と心配です。1回目は生理開始から12日目、2回目は20日目、3回目は19日目に人工授精をしました。
     卵胞が育つまでに時間がかかるということは、よい卵胞が育っていないということですか? 回を重ねるごとに子宮内膜が薄くなっているのも心配です。飲み薬のセロフェン、プレマリン、注射はhMG、HCG、黄体補充にルトラールを服用しています。
     あと2回は人工授精をしようと思っていますが、すぐに体外受精に進んだほうがいいのでしょうか。

    A. 薬の使い方は問題ないでしょう。妊娠率も考えながら次の治療の検討を

    (なかもず河田クリニック 河田 淳先生)

     ご質問にある卵胞の発育ペースならば、時間がかかりすぎるというほどではありません。人により、また同じ人でも周期によって、卵胞の発育状態は違うものです。
     内服されているセロフェンは、クロミフェン製剤という一般的な排卵誘発剤で、続けて服用すると子宮内膜が薄くなる傾向があることが知られています。子宮内膜を厚くする目的でプレマリンも処方されていますが、効果がないケースもあります。しかし、この子宮内膜の問題は、クロミフェン療法を中止した周期から元に戻ります。あくまでも一時的な副作用で、今後に影響を残すものではないので心配はいらないでしょう。
     人工授精の妊娠率は1周期あたり10%程度で、5~6回を目安に体外受精にステップアップするのが一般的。その点も踏まえて今後の治療を考えていきましょう。

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私の治療、これでいいの?
  • Q. PCOSだと体外受精はむずかしいの?

    33才/血液検査は正常範囲、通水・通気検査異常なし、フーナーテスト問題なし/タイミング法に挑戦中

     多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)で排卵しにくく、排卵誘発剤のクロミッドに加え、プレドニンを6周期飲んでいます。クロミッドを1日2錠から3錠に増量したときに、やっと排卵が起こりました。排卵しない周期は、ルトラールで生理を起こします。今周期からは、グリコランの服用も始めました。
     今後は、排卵誘発剤の注射、腹腔鏡検査(手術)、人工授精をすすめられていますが、手術は早めにしたほうがいいでしょうか? 一日も早く赤ちゃんを授かりたいので、体外受精も考えています。PCOSの場合は、卵巣を刺激するとたくさんの卵子が育つと思うので、体外受精はむずかしいですか? 主治医は今の段階では、まず注射、次に手術と人工授精という方針です。

    A.腹腔鏡検査をすることで排卵が起こることも。体外受精は副作用をコントロールしてトライを

    (大阪NewARTクリニック 富山達大先生)

     多嚢胞性卵巣症候群は、卵巣の表面がかたくなって、排卵しにくくなるもの。排卵があまり起こらない人は、腹腔鏡手術で排卵が起こることがあり、私も手術をおすすめします。手術は、レーザーや電気メスで卵巣の表面に孔(あな)をあけて、卵巣から卵子を出しやすくするものです。
     体外受精では、一度に複数の卵子を採卵できるように、排卵誘発剤を用いて卵巣を刺激します。このとき、PCOSの人は多くの卵ができる可能性があります。しかし同時に、体外受精はPCOSの有効な治療法でもあるのです。超音波検査で卵巣の状態をこまめにチェックしながら薬の量を調節するなど、副作用をコントロールでき、トラブルの多くは防ぐことができます。主治医とよく相談して治療法を選択しましょう。

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私の治療、これでいいの?
  • Q. AMHが低い場合、低刺激法と中刺激法、どちらがいいの?

    40才/血液検査は貧血以外は問題なし、子宮卵管造影検査異常なし、AMH値が低い、精子無力症/体外受精・顕微授精に挑戦中

     体外受精・顕微授精で採卵8回、胚移植を5回しましたが、一度も着床していません。排卵誘発剤が少ない低刺激法だと卵胞の中がカラだったり、採卵できても未熟卵のことがあり、胚盤胞まで育ちません。排卵誘発剤をふやした中刺激法のときには3個採卵でき、1個は胚盤胞(はいばんほう)まで育って凍結できました。しかし、採卵後に卵巣がはれて、再び採卵周期に入るのに時間がかかってしまいました。
     AMH(アンチミューラリアンホルモン)が低い私の場合は、どちらの刺激法がいいのでしょうか?

    A. 次回の採卵までに時間がかかることを考えれば、低刺激が望ましいでしょう

    (大阪NewARTクリニック 富山達大先生)

     AMH検査は、卵巣にどの程度の卵子が残っているかを調べる検査で、数値が低いと卵巣年齢が高く、治療を急いだほうがよいとされます。
     AMHが低い場合、クロミッドの服用を中心とした低刺激法で排卵誘発を行なうこともあれば、これに注射などを加えて中刺激法で排卵誘発を行なうこともあります。
     今回のケースは、どちらの方法も採卵できた数が少ないため、よい結果が出ていないのでしょう。中刺激の排卵誘発で卵巣がはれてしまい、次回の採卵までに時間がかかるのならば、年齢を考慮して低刺激での排卵誘発をおすすめします。

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私の治療、これでいいの?
  • Q. 夫に原因があり、始めた治療、私にも問題があるの?

    29才/血液検査問題なし、通気・通水検査問題なし、精液検査は1ml中の精子数1550万、運動率60%、精子奇形率6%/人工授精に挑戦中

     夫の精子に少し問題があるとのことで治療を始めました。タイミング法を7回、人工授精を6回しましたが、まだ一度も妊娠していません。最近は精子の数や運動率もよくなってきています。
     夫が原因で始めた治療ですが、妊娠しないということは、私にも問題があるのでは?と考えるようになりました。抗精子抗体(こうせいしこうたい)やピックアップ障害の可能性はありますか? 6回の人工授精がダメだったということは、あとは体外受精に進むしかないですか?

    A.子宮頸管造影検査を受けてみては。体外受精の前に腹腔鏡検査を受ける選択も

    (なかもず河田クリニック 河田 淳先生)

    精液検査の結果を見ると人工授精で妊娠可能な範囲なので、男性側の原因だけとは言いきれないかもしれません。
     排卵した卵子が卵管にとり込まれない「ピックアップ障害」は、今のところ診断できる検査がありません。ただ、子宮卵管造影検査を受けるのは一つの方法。卵管の通過性に加え、子宮腔内の状態や骨盤内の癒着など、卵管通水・通気検査ではわからない情報が得られる可能性があり、また造影剤を流すことで軽度の卵管の詰まりが解消されて、検査後に妊娠率の向上が期待できます。
     性交後の頸管(けいかん)粘液を調べるフーナーテストで精子の動きが悪ければ、免疫異常の可能性もあります。抗精子抗体の一つである精子不動化抗体は、女性の血液検査で調べられ、抗体が陽性の場合は体外受精をすすめます。
     不妊原因が明らかでない場合、体外受精に進む前に腹腔鏡検査を受ける選択も。卵管周辺の癒着や子宮内膜症が見つかれば、腹腔鏡検査のときにとり除くことができ、術後に妊娠が期待できます。

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