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2016夏号 体の気がかりQ&A
妊活中の気になるあれこれ
  • Q. もし妊娠していたら? X線検査を受けるのが不安です

    38才/血液検査・ホルモン検査問題なし、月経不順/通院は休止中

     妊活中なのですが、歯科の定期検診やカゼなどの症状で病院を受診するのをためらっています。もし妊娠していることに気がつかないで、X線検査を受けたり、薬を飲んでしまったら……と思うと心配だからです。
     とはいえ、どこかを受診するたびに、いちいち「妊娠している可能性があるかもしれません」とも言いにくいのです。気にしなくてもだいじょうぶでしょうか?

    A. 基礎体温をつけて月経周期をつかみましょう

    (みなとみらい夢クリニック 貝嶋弘恒先生)

     基礎体温をつけて自分の月経周期がつかめれば、歯科の定期検診などは、月経から排卵までの時期に予約を入れることもできるでしょう。ですから、妊娠していることを知るためには、基礎体温をつけましょう。基礎体温とは、朝起きて布団の中で横になったままの状態ではかる体温のことで、目盛りのこまかい婦人体温計を使用します。この体温の変化を見ることで排卵の可能性や月経周期がわかります。
     月経開始から排卵時期までは体温は低温相を示し、排卵していれば体温は少し高くなり、しばらく高温期が続きます。高温期が2週間以上続いたら、妊娠の可能性があります。尿で調べる市販の妊娠検査薬を使って確認してみるといいでしょう。もし検査薬が陽性になれば、産婦人科を受診して、ちゃんと妊娠しているかどうか調べてもらってください。

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妊活中の気になるあれこれ
  • Q. 体重がかなりあります。妊娠に影響はありませんか?

    28 才/ホルモン検査問題なし、排卵が遅め/通院は休止中

     半年ほど前から、妊活のため通院を始めました。私は体重が100㎏近くあるのですが、通院先のドクターからは、ダイエットのことはいっさい言われたことがありません。
     私のようにかなり太めでも、妊娠への影響はないのでしょうか? 健康のためにもやせたほうがいいとは思っているのですが……。

    A. 太りすぎややせすぎは排卵障害の原因に。時間をかけて標準体重に戻すよう心がけて

    (山下湘南夢クリニック 山下直樹先生)

     太りすぎたり、やせすぎると排卵がうまく起こらない可能性があります。これは過食や拒食が脳の視床下部や下垂体のホルモンバランスをくずし、排卵するための適正な命令が卵巣に入らなくなるためです。
     また、肥満のまま妊娠すると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など、妊娠合併症のリスクが高くなります。さらに出産時には難産や帝王切開などの危険が及ぶリスクも高まります。 こうした点からも、やはりダイエットは必要でしょう。適正体重は肥満指数であるBMIを算出し、18・5〜23を目安にするといいでしょう。栄養面に気をつけながら運動をするなど、ゆっくりとあせらず、少しずつ体重を落としていきましょう。

    【BMIの算出方法】
    体重(㎏) ÷ 身長(m)2
    身長160cm、体重60㎏の場合…
    60 ÷(1.6 × 1.6)= 23.44

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妊活中の気になるあれこれ
  • Q. 検査を2つしか受けていないのですがだいじょうぶですか?

    38才/通水検査問題なし、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     結婚して3年半、産婦人科に通い始めましたが、受けた検査は通水検査と夫の精液検査だけです。ドクターからは特に受けるように言われないのですが、赤あか☆ほしを読んで、ほかにもいろいろな検査があることを知りました。
     通院先で、今のうちに卵子をとっておいたほうがいいか聞いたら、「まだ若いからだいじょうぶ」との返事。妊活するのに、38才は若いと考えていいですか? セカンドオピニオンを求めるか、それとも転院か、考えています。

    A. 年齢も考えて積極的な治療を。そのためにはほかの検査も必要です

    (山下レディースクリニック 山下正紀先生)

     現在38才で、結婚されてから、すでに3年半たっているとのこと。38才になれば、妊娠できる力はピークとくらべるとずいぶん落ちてきていると思われます。妊娠・出産を望むうえで、「38才は若い」と考えないほうがいいでしょう。
     通水検査と精液検査しか受けていないとのことですが、それだけでは妊娠しにくい原因の把握はむずかしいものです。たとえば、ホルモン検査と子宮卵管造影検査は基本的な不妊検査です。男女の検査をできるだけ短期間で行ない、原因が見つかれば問題を回避したり、問題を補う治療を行ないます。
     どのように治療を進めていくか方針を決めるうえでも、検査は必要です。今後は、より積極的に検査・治療を進めていくことをおすすめします。
     セカンドオピニオンというよりも、体制のととのった不妊治療を専門としている施設への転院を検討されてはどうでしょう。

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これからの治療について教えて!
  • Q. 双子を流産してからなかなか妊娠しません。体外受精をしたほうがいいですか?

    34才/血液検査問題なし、精液検査問題なし、フーナーテストで精子が確認できなかった/人工授精に挑戦中

     フーナーテストで精子が確認できなかったことから人工授精にトライして、2回目で双子を授かりました。しかし、妊娠6カ月のときに子宮頸けい管かん無力症により流産に。
     不妊治療を再開して、人工授精を4回しましたが妊娠に至りません。このまま人工授精を続けて妊娠をめざしていいのか、それとも体外受精にステップアップしたほうがいいのか、迷っています。また、何かしておいたほうがいい検査はありますか?

    A. 人工授精で妊娠しているのでもう数回続けてみてもいいでしょう

    (セントマザー産婦人科医院 田中 温先生)

     人工授精で妊娠できたことを考えると、もう数回、人工授精を続けてみてはいかがでしょう。
     今後の検査としては、子宮卵管造影検査、子宮鏡検査、腹腔鏡(ふくくうきょう)検査などが考えられます。今の段階では、まだ子宮卵管造影検査をされていないのであれば、ぜひお受けになってください。卵管が通っているかどうかをみる検査で、検査をすることで卵管の通りがよくなることもあります。
     あなたの場合は、子宮頸管無力症が気になります。これは、お産までは本来しっかりと閉じられている子宮頸管(子宮の入り口部分)が、その前にゆるんでしまうもので、感染症や早産のリスクがあります。次に妊娠したときには、子宮の入り口を縛る手術や長期入院など、なんらかの対策をとったほうがいいでしょう。

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これからの治療について教えて!
  • Q. 子宮奇形で手術後、妊娠したけれど流産に。この先、妊娠できますか?

    27才/完全中隔子宮のため手術を受けた、プロラクチン値がやや高め、精液検査で精子濃度・運動率が基準値以下/顕微授精に挑戦後、治療は休止中

     完全中隔子宮と診断され、子宮内腔の壁部分を切除する手術を受けました。その後、顕微授精で妊娠しましたが、妊娠8週で流産に。
     流産の原因は手術でとり除けなかった部分に受精卵が着床し、栄養がいかなかったのだろうとのこと。手術でだいたいとり除けたけれど、子宮破裂を考えて1.5cmほど残したそうです。「着床できるところはたくさんある」と医師は言ってくれたものの、また妊娠、そして出産できるか不安です。

    A. 流産の原因ははっきりとはわかりません。妊娠の可能性はあるのでチャレンジを

    (山下レディースクリニック 山下正紀先生)

     完全中隔子宮とは、子宮の形は正常ながら子宮内腔に壁がある状態です。壁があると着床障害の原因になったり、子宮のスペースが狭いため赤ちゃんが育ちにくくなります。
     主治医が言われるように切除しきれなかった子宮中隔が流産に影響した可能性はあると思います。ですが、そう断定するだけの根拠は乏しいとも考えます。流産の半数以上は偶然に起こる受精卵の染色体の異常によるもので、今回の流産も、それが原因かもしれません。
     そうであれば、若いご夫婦のことでもあり、次回の治療で出産までこぎつける期待は十分あります。子宮破裂のリスクを考慮して、ギリギリの手術を受けたのですから、勇気を持って次の妊娠にチャレンジされてはいかがでしょうか。

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これからの治療について教えて!
  • Q. 顕微授精からステップダウンしました。腹腔鏡検査をする意味は?

    36才/血液検査問題なし、左卵管の詰まりがあったが通水検査後に解消された、精液検査は精子数330万〜4960万、精子運動率30〜62%、漢方薬を服用中/タイミング法・人工授精・体外受精(顕微授精)に挑戦、次の治療を考え中

     通院を始めて約3年、タイミング法を6回、人工授精を6回受けたあと、体外受精にステップアップしました。実際には、精子が少なかったため顕微授精になりました。
     まだ一度も妊娠したことがなく、精神的にも経済的にも厳しくて……。そこでステップダウンして、タイミング法を2回、人工授精を4回しました。ドクターからは「自然妊娠を望むのなら腹腔鏡検査をしては」と言われました。でも、明らかな異常があるかどうかもわからずに腹腔鏡検査をすべきか、迷っています。
     ちなみに、顕微授精で陰性だったのは、子宮に受精卵(12分割)を戻してから、その後、成長しなかったのが原因だろうと言われました。

    A. 腹腔鏡検査で新たな不妊原因が見つかる可能性は低いため、体外受精の継続を

    (山下湘南夢クリニック 山下直樹先生)

     腹腔鏡検査とは、おなかに小さな穴をあけて、そこから内視鏡を入れ、中の様子をモニターに映し出して、くわしく観察する検査です。同時に癒着(ゆちゃく)をはがすなどの治療を行なうこともあります。
     腹腔鏡検査をすすめられたとのことですが、あなたの現在の状況では、この検査で新たな不妊原因が明らかになる可能性は低いだろうと思います。
     今までタイミング法、人工授精を複数回ずつ受け、さらに体外受精(顕微授精)も1回受けられたとのこと。そして、分割胚(はい)を戻して着床が起こらなかった結果から、受精障害、または体内で胚盤胞(はいばんほう)まで育ち上がりにくいことが、妊娠しにくい原因として考えられます。
     このことから、次回ART(アート)(生殖補助技術)を受ける場合には、顕微授精を行ない、体外で受精卵を長期培養してから子宮に戻す「胚盤胞移植」をおすすめします。

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40代の妊活、どうすればいいの?
  • Q. 下腹部痛があり、着床を妨げるのでは? と気になっています

    42才/血液検査問題なし、子宮卵管造影検査異常なし、精液検査問題なし/体外受精に挑戦中

     排卵日の前後や生理前、体を動かしたあとなどに、左の下腹部が圧迫されるような痛みや、とがった棒で刺されるような痛みを感じます。病院で医師に伝えたところ、「はれていないのでだいじょうぶ。子宮が左寄りにあるので痛いのでしょう」とのこと。痛みの原因はわからず、不安なままです。
     体外受精を続けるにしても、これが原因で着床しない可能性が少しでもあるのなら、治療したいと思います。この下腹部痛の原因として考えられることを教えてください。

    A. 月経や排卵の前後で痛みの原因は異なります。症状が出たときに受診しましょう

    (セントマザー産婦人科医院 田中 温先生)

     下腹部の痛みがあるものの、卵巣などははれていないということで、まずはひと安心ですが、症状があるのは不安なことでしょう。
     月経に伴う痛み以外に、月経前と排卵前後での左下腹部痛は、その原因を調べるためには内診や超音波検査を行なうことがたいせつです。
     痛みがある時期が排卵前後であれば排卵痛、月経前であれば月経前症候群(PMS)が考えられます。
     月経前症候群は月経周期に伴い、特に月経前3〜10日間続く、身体的・精神的症状です。疼痛(とうつう)やむくみ、腹部膨満感、食欲不振、めまい、不安、睡眠障害など、人によって、また、そのときによって多様な症状があります。
     症状が出現したときに、再度、主治医に相談してみてください。

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40代の妊活、どうすればいいの?
  • Q. 受精卵の分割が途中で止まるのは染色体異常と関係ありますか?

    43才/ホルモン検査でFSH(卵らん胞ぽう刺激ホルモン)が高め、通気・通水検査異常なし、精液検査問題なし/体外受精に挑戦中

     7才年上の夫と結婚して5年半になります。1年半前から通院を始め、体外受精にチャレンジしています。4回採卵し、受精卵ができたものの途中で分割が止まってしまいます。これは染色体異常と関係がありますか?
     なかなか妊娠しないのは、私の卵子の老化なのだろうと思いますが、これも染色体異常が影響しているのでしょうか?

    A. 年齢が高くなるにつれて卵子の染色体異常の確率が上がります

    (山下レディースクリニック 山下正紀先生)

     体外受精で採卵を4回されたのに、受精卵の分割が途中で止まったとのこと。女性の年齢が高くなるにつれて、卵子の染色体の異常が起こる確率が高くなることが知られています。染色体異常が起こった卵子は、受精しても妊娠に至らないか、また妊娠しても流産に終わることが多いとされています。
     あなたの年齢が43才ということなので、このたびの受精卵の分割停止は、卵子の染色体異常と関係がある可能性が推測されます。40代の妊活のむずかしい点といえます。

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40代の妊活、どうすればいいの?
  • Q. なかなかいい受精卵ができません。サプリメントはどうでしょうか?

    44才/子宮卵管造影検査異常なし、プロラクチン値が高め、精液検査問題なし/顕微授精に挑戦中

     3年前から治療をし、41才のときに体外受精で妊娠したものの流産に。治療を再開し、7回採卵したのですが、採卵できる個数が少ないうえに異常受精が起こったり、受精しても胚盤胞まで育たず、凍結できません。グレードがよい受精卵ができたのは1回だけです。
     サプリメントなどで「卵子の若返り」と聞くと試したくなります。最近、DHEAを個人輸入しましたが、副作用の話をインターネットで読み、服用するのを迷っています。サプリメントは、どのように考えたらいいですか?

    A. 卵子の質を劇的に改善するサプリメントは現在のところありません

    (田園都市レディースクリニック 河村寿宏先生)

     女性の卵子は、母親のおなかの中にいる胎児のときに、すでにその数が決まっていて、ふえることはありません。そして、誕生後は卵子の数はどんどん減っていき、また、本人といっしょに卵子も年をとっていきます。
     44才ともなると、卵巣に残る卵子数が減少しているだけでなく、卵子の質も非常に低下し、卵子の多くが染色体異常を起こしていると考えられます。そのため、採卵できる数が減り、受精しても受精卵がうまく育たないことも多くなります。
     この卵子の老化を劇的に改善させるようなサプリメントは、今のところありません。また、サプリメントを服用する時期については、主治医と相談してください。
     あなたの年齢ですと、残り少ない卵子を少しでも早く採取することが優先されます。また、年齢的にどこまで治療を続けるか、検討する時期に来ているともいえます。

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