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2017夏号 体の気がかりQ&A
こんなときどうする? 素朴なギモン
  • Q. 検査後に不正出血しました。だいじょうぶですか?

    35才/血液検査問題なし、精液検査問題なし/治療はこれから

     結婚して2年10カ月、そろそろ妊活を考えてクリニックを受診しました。初診で検査をして、その日の夜中に不正出血がありました。ショーツに3cmほど、円形に血がついていて、びっくりしました。
     朝になって、受診したクリニックに電話をしたところ、「検査で出血する人はけっこういるので、心配しなくていいですよ」と言われたのですが、だいじょうぶですか?
     私は1年ほど前からフラダンスを習っているのですが、そういった全身運動が妊活に影響することはありますか? 急にいろいろと不安になりました……。

    A. 子宮ガン検査では出血することも。心配しなくてもだいじょうぶです

    (山下レディースクリニック 山下正紀先生)

     妊活のために産婦人科を受診されると、いくつかの検査を行ないます。そのなかに「子宮ガン検査」がありますが、この検査を受けた場合には、子宮頸部(けいぶ)(子宮の入り口部分)から少量の出血が起こることがあります。
     クリニックのかたが説明されたとおりで、今回の出血については検査によるもので、まったく心配ないでしょう。
     妊活中にフラダンスをして悪い影響があるとは思えません。楽しくやっているのでしたら、これからも続けていいでしょう。

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こんなときどうする? 素朴なギモン
  • Q. 太りすぎと、血圧が高いのが気になります。妊娠への影響は?

    36才/子宮卵管造影検査問題なし、プロラクチン値が高い、精液検査問題なし/人工授精に挑戦中

     私は身長164cmで、体重は85㎏あります。太っていることが妊娠しにくい原因のひとつになると聞いたことがありますが、本当ですか。
     また、ドクターから肝臓の数値がよくないことと、血圧が高いことを指摘されています。今のまま、妊活を続けてもだいじょうぶでしょうか?

    A. まず糖尿病の検査を受けましょう。このまま妊娠するとリスクがあります

    (IVF大阪クリニック 福田愛作先生)

     あなたの場合は体重を減少させて、肝機能障害や高血圧の治療を受けてから妊娠をめざすことをおすすめします。そのため、まず糖尿病の検査を受けてください。肥満ややせすぎはホルモン分泌のバランスがくずれて排卵しにくくなり、不妊の原因になることがあります。
     不妊治療の目的は妊娠だけではなく、健康な赤ちゃんを産むこと。妊娠初期の肝機能障害で妊娠の継続がむずかしくなったり、糖尿による胎児の突然死や巨大児の出産などのリスクがあります。また、妊娠高血圧症候群になると、母体の血圧上昇による脳出血、さらに赤ちゃんの発育が悪くなったり、胎盤が子宮の壁からはがれて赤ちゃんに酸素が届かなくなる胎盤早期剥離(はくり)など、母子ともに危険を伴うリスクがあります。
     これらを避けるためにも適切な治療やアドバイスを受け、体重をコントロールし、健康を保ちましょう。

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こんなときどうする? 素朴なギモン
  • Q. 2人目の妊活、自己流のタイミング法を続けていいですか?

    30才/検査はしていない/通院はしていない

     3年半前に自然妊娠で長男を出産、1年前から2人目を希望しています。1度妊娠したのですが流産し、その後は妊娠しません。
     排卵日前後を意識してセックスをするものの、夫が射精できないこともあり、腟内に射精できるのは月に1回ほど。病院に行くことも考えましたが、タイミングをみてもらってもその日に射精ができないと、かえってストレスになる気がして躊躇しています。
     私の生理周期は安定していて、基礎体温は低温相と高温相の2相になっています。排卵していると思うので、今後も自己流のタイミング法を続けていいでしょうか。

    A. 2人目ができにくい場合、卵管に問題があることが。まずは検査を受けましょう

    (IVF大阪クリニック 福田愛作先生)

     お子さんを1人出産されているとのことですが、それから体の状態が変わっていることも考えられるので検査を受けましょう。
     出産後の不妊でいちばんよくある原因は、卵管の通過障害です。卵管が狭かったり、詰まっていると、精子や受精卵が通りにくく、受精や着床の妨げになってしまいます。また、もしも両方の卵管が閉塞(へいそく)していると、そのままでは妊娠はできません。ですから、まずは子宮卵管造影検査を受けて、卵管の状態を確認することをおすすめします。
     射精障害については、人工授精を受ける方法もあります。そのときに精液検査も同時にできます。数年で精子の状態が悪くなっているケースもあるので、ご主人も一度検査を受けたほうがいいでしょう。

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体のリズムがととのいません
  • Q. 基礎体温が2相性にならないのですが……

    36才/子宮卵管造影検査問題なし、甲状腺の値が低い、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     結婚してもうすぐ4年、まだ一度も妊娠したことがありません。私は黄体(おうたい)ホルモンが不安定で、基礎体温表がなかなか2相のグラフになりません。どんなことに気をつけたらいいでしょうか。
     また、超音波検査でみても卵胞(らんぽう)がなかなか大きくなりません。ゴナドトロピン注射を5000単位打っているのですが、卵胞が育つのに時間がかかります。卵胞を大きくするには、どうすればいいですか?

    A. 黄体ホルモンが十分に上がっていないようです。排卵誘発剤を使うことを考えて

    (山下レディースクリニック 山下正紀先生)

     卵胞がなかなか大きくならないことと、基礎体温が2相性にならないことは関連していると考えられます。
     月経開始から排卵までは卵胞ホルモンが分泌されて、排卵へ向けて卵胞を成熟させます。一方、排卵後には黄体ホルモンが分泌されて、子宮内膜(ないまく)を厚くするなど、着床環境をととのえます。こうしたホルモン分泌の一連の流れ(リズム)によって、基礎体温が変化し、グラフにしたときには2相性になるのです。
     あなたの場合は、なんらかの理由で卵胞の発育や排卵がうまくいっていないようですね。
     甲状腺ホルモンの数値を正常に保つようにしながら、排卵誘発剤をうまく使うことを考えていくのがいいでしょう。
     結婚して4年近くたっていることを考慮すれば、人工授精にトライするなど、次の段階へのステップアップも検討してはいかがでしょうか。

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体のリズムがととのいません
  • Q. 黄体機能不全ぎみと言われました。何に気をつければいいの?

    36才/黄体機能不全ぎみと言われた、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     半年ほど前に、妊娠10週で流産しました。2周期お休みして、妊活を再開。翌月の血液検査で、ドクターから「黄体機能不全ぎみ」と言われました。排卵誘発剤のクロミッドを服用、注射をして、デュファストンを服用し、タイミングを合わせましたが、妊娠しませんでした。何度かトライしてダメなら人工授精も考えています。
     黄体機能不全ぎみの場合、どんなことに気をつけたらいいですか。何か自分でできることはありますか?

    A.すでに適切な治療をされているので心配しなくてだいじょうぶです

    (田園都市レディースクリニック 河村寿宏先生)

     黄体機能不全ぎみとのこと。黄体機能不全とは、黄体ホルモンの分泌が不足していたり、働きが十分でない状態をいいます。
     その診断に対して、クロミッド、注射、デュファストンが処方されています。
     クロミッドは、卵胞の発育を促し、結果的に排卵後の黄体ホルモン値も高くなることが多く、注射はおそらく、hCGではないかと思いますが、排卵を促したり、排卵後の黄体ホルモンの分泌を促します。また、デュファストンは、合成の黄体ホルモン製剤です。
     このように、黄体機能不全に対する種々の治療がちゃんとなされているので、特に本人が気をつけることはありません。あまり心配せずに過ごしてください。

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体のリズムがととのいません
  • Q. 生理前の茶色のおりものが気になります

    36才/子宮卵管造影検査問題なし、子宮筋きん腫しゆがある、精液検査問題なし/治療はお休み中

     結婚してもうすぐ4年になります。現在は、一般の産婦人科に通院中です。
     最近、生理前に少量ですが茶色のおりものが出るようになりました。茶色のおりものは、ホルモンバランスが悪くなると出ると聞いたことがありますが、本当ですか? そうだとしたら、どうすればいいでしょうか。

    A.卵巣機能や黄体ホルモンが影響することが。基礎体温表が参考になります

    (みなとみらい夢クリニック 貝嶋弘恒先生)

     これまでと違うおりものの状態で心配されているのですね。ただ、それだけではホルモンバランスについて判断することはできません。
     おりものとは腟からの分泌物で、一般的には排卵の前から分泌量がふえます。このときのおりものはねばりがあり、白っぽく見えます。また、おりもの自体は透明でも、血がまざったために茶色に見えることがあります。あなたの場合、それかもしれません。
     卵巣機能や黄体ホルモンの分泌状況が、おりものに影響していると考えられます。ただし、今回たまたまだったのかもしれません。気になるのなら、通院先の産婦人科で相談しましょう。
     また、ホルモン分泌は基礎体温である程度は把握できます。ホルモン分泌が正常であれば、基礎体温は低温期と高温期の2相性になります。しかし、グラフがガタガタで2相性になっていない、低温期が長いなどであれば、ホルモンの分泌に問題がある可能性があります。

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今後の治療についてアドバイスを!
  • Q. タイミング法を5回、このまま治療を続けていいのですか?

    29才/血液検査問題なし、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     結婚して4年、一般の産婦人科に通って5カ月になります。タイミング法に5回続けてトライしました。その結果、2カ月に1回、左側の卵巣からしか排卵していないことがわかりました。
     このまま、今の病院に通院して治療を続けていいでしょうか? もし、病院をかえるとしたら、どんな病院にいつのタイミングで行くのがいいでしょうか。

    A. そろそろステップアップも考えて。今の施設で人工授精をしてもいいのでは

    (山下レディースクリニック 山下正紀先生)

     結婚されて4年が経過し、一般の婦人科へ5カ月間、通院されているとのこと。しかし、まだ卵管の通過性の検査を受けられていないようですね。これは、ぜひ受けてください。タイミング法や人工授精は、卵管がちゃんと通っていることが前提の治療です。もしも卵管が詰まっていたら、妊娠には遠回りになってしまいます。
     病院をかわるかどうかは、現在通われている施設が、どこまでの治療を行なっているのかがポイントになるでしょう。
     もし人工授精までの治療をしているとしたら、今の施設で人工授精にステップアップをしてもいいでしょう。また、可能であれば、これを機に不妊治療専門施設に転院してもいいかもしれません。よりくわしい検査をしたり、治療の進め方が今より早くなると思います。
     いずれにしても、パートナーとよく話し合って進めてください。

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今後の治療についてアドバイスを!
  • Q. 2人目の妊活、いつから再開できますか?

    29才/下垂体性無月経、子宮卵管造影検査問題なし、精液検査問題なし/治療はお休み中

     前回の体外受精で子どもを授かり、受精卵を凍結しています。この場合、2人目の妊活は、いつごろから再開していいですか?
     また出産後に治療を再開して、凍結してある受精卵(凍結胚)を移植する場合、産後、生理がこないままでも、薬を使って一度でも生理を起こせば、その周期に移植ができますか?

    A. 通常であれば断乳したあと2回月経がくれば治療を再開していいでしょう

    (みなとみらい夢クリニック 貝嶋弘恒先生)

     一般的に、出産後の妊活の再開は、断乳をして2回ほど月経がくるのを待ちましょう。そのころには排卵が落ち着いてきますから、そのあとであれば凍結胚の移植は可能です。
     ただし、あなたは下垂体性無月経とのこと。出産を契機に体質が変わって月経が生じる場合があり、そのときには断乳して月経が2回きたら治療を再開していいでしょう。
     しかし、体質が変わらない場合は月経がこないので、断乳して2〜3カ月経過したら、おそらく薬で月経を起こして、その後にホルモン補充周期で移植が可能だと思います。
     産後のホルモンの状態などの確認のためにも、通院していた施設で相談し、治療を進めてください。

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今後の治療についてアドバイスを!
  • Q. 凍結胚を戻す場合、何周期あけるのがいいですか?

    34才/AMH(アンチミューラリアンホルモン)値が低い/体外受精に挑戦中

     次の体外受精で、クロミッドとhMG注射を使って排卵誘発をして採卵、受精卵を凍結することを考えています。その際、凍結胚を子宮に戻すのに、何周期くらいあけるのがいいのでしょうか。
     前回の体外受精では受精卵を胚盤胞(はいばんほう)まで成長させてから凍結し、採卵した次の周期に移植しましたが、結果は陰性でした。これはクロミッドの副作用で子宮内膜が薄くなってしまったせいで着床しなかったのですか?

    A.卵巣刺激の影響が残っていなければ、次の周期でも胚移植は可能です

    (田園都市レディースクリニック 河村寿宏先生)

     体外受精では卵子の成熟を促すために、いくつかの卵巣刺激法があります。その中で、クロミッドとhMG注射を使う排卵誘発は、連日注射を打つ方法よりも卵巣への負担が少ない刺激法です。
     この刺激法で採卵し、胚を凍結した場合、卵巣刺激の影響が残っていなければ、翌周期でも移植可能な場合があります。しかし、逆にお休みを入れたほうがいい場合もあり、これは次の月経が始まったときに卵巣やホルモンの状態をみて判断します。
     クロミッドによる誘発で採卵し、翌周期に凍結胚移植をした場合と、翌々周期以降で移植した場合を比較すると、当院のデータでは妊娠成績は変わりません。ただし、これは採卵周期のクロミッドの使用量にもよるでしょう。
     前回、胚盤胞を移植しても妊娠に至らなかったとのこと。その原因ですが、これだけの情報では判断できません。担当医に、どのような可能性があるか聞いてみてください。

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