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2013冬号 体の気がかりQ&A
こんな生理でも妊娠できますか?
  • Q. 月経周期が変わってきました。顕微授精でも妊娠できなくて……

    39才/子宮筋腫(きんしゅ)あり/顕微授精に挑戦中

    以前は28~30日だった月経周期が乱れてきました。ここ7カ月間では、最短で19日のときがあり、そうかと思えば33日ということも。そのときによって周期はバラバラで、全体的に期間が短くなっています。こんな状態で妊娠できるでしょうか?
     最近、初めての顕微授精を受け、3個採卵できたものの、1個も受精しませんでした。卵子も精子も問題はなかったようですが、受精しなかった原因は、どんなことが考えられますか?

    A. 周期の乱れは卵巣機能の低下も影響あり。卵子の状態は1個ごとに違います

    (山下レディースクリニック 山下正紀先生)

    月経周期の乱れは、卵巣機能の低下と関係があるとされ、残念ながら根本的に治療することはむずかしいもの。できるだけ早く妊娠できるように、治療を考える必要があります。  顕微授精で受精卵が得られなかったとのこと。残念ですが、起こりうることでもあります。原因ははっきりわからない場合が多く、また、1回の治療結果ではなんともいえません。  卵子の状態は1個1個、しかも採卵のたびに違います。顕微授精のときに行なう受精を助ける卵子活性化という方法もあります。一度担当医と相談されてはどうでしょう。

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こんな生理でも妊娠できますか?
  • Q. 月経周期が短いと卵子が成熟していないの?

    40才/黄体(おうたい)ホルモンが若干少ない、
    ほかは特に異常なし/治療はお休み中

     妊娠8週で流産したあと、タイミング法を試したけれど授かりません。月経周期は28日から24日と短くなってしまいました。排卵は病院で確認していて、以前は月経開始13日目だったのに、いまは9日目に。排卵までの日数が短いと、卵子が未熟なまま排卵されているのですか?  また、高温期にデュファストン(黄体(おうたい)ホルモン剤)を15日間飲んだら、月経周期が27日から21日になり、不正出血も数日ありました。これはホルモン剤の影響ですか?

    A. 年齢や月経周期の変化などから未熟卵などの可能性がありそうです

    (大阪NewARTクリニック 富山達大先生)

    40才という年齢、また月経周期が変化していることを考えると、排卵している卵子は十分に成熟していない未熟卵や変性卵の可能性が考えられます。排卵された卵子が成熟しているかどうかは、残念ながら確認するすべがありません。
     不正出血の原因は、ホルモンバランスのくずれをはじめ、ガンなどの病気、そのほかいろいろな可能性が考えられます。それを調べるには、実際に出血があるときに病院で診察を受けてください。

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こんな生理でも妊娠できますか?
  • Q. 生理周期が長いのですが妊娠に影響しますか?

    30才/検査中/治療はこれから

     生理周期が40~50日と長めですが、妊娠できますか? 以前は25~35日だったのですが、妊にん活かつを始めてから周期が長くなってしまいました。低温期と高温期はあるので、排卵はしていると思うのですが……。
     もし、生理周期が長い状態で妊娠したら、たとえば流産しやすいなど、赤ちゃんに何か影響が出ることはありますか? また、生理周期が長い場合は、どんな治療をしますか?

    A. 排卵していれば妊娠できる可能性はあります。治療は原因を調べ、排卵誘発剤を使います

    (田園都市クリニック 河村寿宏先生)

    月経周期が長い場合に問題なのは、排卵しているかどうか。時間がかかっても排卵していれば、妊娠の可能性はあります。もし、まったく排卵がないなら、妊娠するためには排卵を起こさせる治療が必要です。
     あなたの場合は低温期と高温期があるとのことで、月経周期が長いものの排卵している可能性が高いと思います。 月経周期が長くて妊娠した場合、その影響が赤ちゃんに出るということはありません。心配しなくてだいじょうぶです。
     また、月経周期が長い場合の治療は、まず原因をさがして、もし病気が見つかればその治療をします。一般的には排卵誘発剤が処方されます。飲み薬と注射があり、原因によって使い分けます。
     排卵誘発剤には、多胎妊娠や卵巣過剰刺激症候群(OHSS)などの副作用が出る場合があり、それを考慮しながら使う薬の種類や量を決めます。あなたのように「排卵まで時間がかかる」という程度なら、まずは飲み薬から試すのが一般的です。

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人工授精のことで気になっています
  • Q. フーナーテストをしていないのに人工授精?

    33才/子宮卵管造影検査、精液検査などは問題なし/人工授精を検討中

     現在通院中で、原因は特に見つかっていません。また、ドクターからの検査結果は「よい、悪い」だけ。くわしいことが聞けずにいます。
     そんななか、人工授精をすすめられました。まだタイミング法もフーナーテストもやっていないのに……。あまりにも早すぎるのでは?と疑問です。フーナーテストは意味がないのでしょうか?

    A. 治療法を検討するうえでも大事な検査。排卵日を正確に把握して行なうのがカギ

    (田園都市クリニック 河村寿宏先生)

     フーナーテストは、排卵の時期に運動精子が子宮に入っているかどうかを調べる検査。痛みもなく、費用の負担が少ない検査で、一般的には不妊の基本検査の一つとして行なわれています。ただし、判定基準が統一されているとはいえず、検査結果にばらつきが出ることがあるなどで、あまり重視しない医師もいて、必ずしも評価が一定ではありません。
     私のクリニックでは、排卵日を正確にとらえて適切な時期にフーナーテストをすれば、その意義は十分にあると考えます。もし、フーナーテストの結果が悪ければ、人工授精にトライする価値があります。また、フーナーテストの結果がきわめて良好なのに妊娠しないなら、排卵した卵子が卵管にとり込まれないピックアップ障害など、不妊の原因はほかの部分にある可能性も。
     今後の治療法を検討するうえでも、フーナーテストは有効な検査といえます。

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人工授精のことで気になっています
  • Q. すでに9回人工授精にトライ。今後も続けるべき?

    37才/プロラクチン値が高い、フーナーテスト・頸管(けいかん)粘液検査がやや不良/人工授精に挑戦中

     一般の産婦人科で6回、不妊治療専門クリニックで3回、人工授精を受けましたが、一度も妊娠していません。これ以上、人工授精をする意味はありますか?
     また、精子の運動率は60%くらいですが、これは一般的にはよいほうですか?病院で運動率についてくわしく聞いていないので、気になっています。

    A. 排卵に正確にタイミングを合わせて3回が目安。回数を重ねるほど妊娠の可能性は低くなります

    (みなとみらい夢クリニック 貝嶋弘恒先生)

    人工授精は、マスターベーションで採取した精液を病院で処理してから子宮に注入する治療法で、排卵に正確にタイミングを合わせて行なうことが重要です。
     正確にタイミングを合わせて3回行なっても妊娠しなければ、それ以上人工授精を続けても、妊娠する確率はかなり低いのが現状です。
     精子の運動率60%というのは、問題ありません。自然妊娠の場合、運動率は50%以上であればOKです。とはいえ、精液検査では運動率だけでなく、精液の量や精子の濃度、正常な形の精子がどれくらい存在するか(正常形態率)なども確認します。病院で、これらの数値も聞いたほうがよいでしょう。

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人工授精のことで気になっています
  • Q. 子宮腺筋症です。人工授精で授かる可能性は?

    36才/黄体機能不全、子宮腺筋症、右卵管がやや閉塞(へいそく)ぎみ/人工授精に挑戦中

     タイミング法を6回受けたあと、人工授精にステップアップしました。排卵後には1日おきに3回、hCG注射をしています。 半年ほどクロミッドを飲み続けていますが、問題ないですか? いまのところ、月経の量や排卵時期のおりものの量に変化はありません。
     さほど重症ではありませんが、子宮腺筋症をかかえていて、右の卵管も狭くなっています。この状態で妊娠できますか? 体外受精は考えていないので、いまの状態で妊娠できるか、可能性を知りたいです。

    A. 子宮腺筋症は、子宮筋層内に起こる子宮内膜症。着床を妨げる原因の一つです

    (IVFなんばクリニック 中岡義晴先生)

     クロミッドの最も大きな副作用は、子宮内膜(ないまく)を薄くすることと、頸管粘液を少なくすることです。6カ月間服用してその副作用がないようでしたら、継続しても問題ありません。
     子宮腺筋症は、子宮筋層内に生じる子宮内膜症です。子宮内膜症があると、妊娠率は低くなります。さらに右の卵管が狭くなっていることから、卵管の状態がよくないと予測できます。
     一般的に、人工授精の妊娠率は5010%ですから、いまの状態では、それよりも可能性が低くなるでしょう。506回人工授精を受けて、妊娠しない場合には、治療のステップアップをおすすめします。体外受精を希望されない場合には、腹腔鏡(ふくくうきょう)検査があります。腹腔鏡でおなかの中をみて、もしも異常が見つかれば、その治療と同時に腹腔洗浄を行なうのがよいでしょう。

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体外受精のソボクな疑問
  • Q. 自然周期と排卵誘発、どちらがいいの?

    40才/精液検査で運動率が40%、精子の奇形が少し多い/
    体外受精を検討中

     体外受精の方法で、排卵誘発剤を使って複数の卵を育てる「卵巣刺激法」と、できるだけ排卵誘発剤を使わない「自然周期法」。どちらがいいのですか? 
     どちらの方法もメリット・デメリットがあると思いますが、年齢、経済的にもトライできる限界があるので、悔いのない治療をしたいと思い、悩んでいます。

    A. 年齢とともに卵巣の反応は落ちるので、自分の卵巣に合った方法を選びましょう

    (藤野婦人科クリニック 藤野祐司先生)

     排卵誘発(卵巣刺激法)と自然周期による体外受精の差に関しては、いろいろな意見があります。
     ロング法やショート法など、排卵誘発剤で卵巣を過剰に刺激すれば、一般的には採卵できる卵の数はふえます。一方、自然周期での採卵は、排卵誘発剤を極力使わないので採卵数は少なくなります。
     しかし、年齢が高くなると卵巣の反応性が低下します。そのため、排卵誘発剤で卵巣を過剰に刺激しても採卵数は103個と、自然周期法やクロミッド法(低刺激法)と大差がなくなることを、私も経験しています。また、卵巣刺激法は卵巣への影響が大きいため、一度採卵すると、次の採卵まで203周期、間隔をあける必要があります。
     どちらがいい、悪いではなく、そのかたの卵巣の反応性に適した方法が選択されるので、主治医と相談してみてください。

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体外受精のソボクな疑問
  • Q. 新鮮胚を子宮に戻すメリットは?

    39才/男性不妊、高血圧症/
    顕微授精に挑戦中

     顕微授精で、採卵した周期に受精卵(胚)を子宮に戻す「新鮮胚盤胞(はいばんほう)移植」をしましたが、妊娠しませんでした。次は凍結している受精卵を融解して胚移植する予定です。
     受精卵を凍結しないで、採卵した周期に新鮮胚で戻すメリットはなんですか?

    A. 凍結・融解によるダメージを避けられるのが利点。一方、凍結胚移植にもメリットがあります

    (藤野婦人科クリニック 藤野祐司先生)

     体外で長期培養した「胚盤胞」を移植するメリットは、移植する受精卵(胚)の良否が初期胚移植にくらべて、よりはっきりと判別できることです。また、子宮に戻す胚を1個に選別することも可能になり、多胎妊娠のリスクが可能な限り回避できます。
    「新鮮胚盤胞」を戻すメリットとしては、凍結・融解に伴うダメージを回避できること。凍結胚は融解の際に102%の確率で、ダメージのために移植できないことがあるのです。
     ただ、凍結融解胚盤胞移植でも、新鮮胚にひけをとらない、あるいはそれ以上に高い妊娠率が期待できます。というのも、凍結胚移植は子宮のコンディションをみながら移植できるメリットがあるから。着床に向けて子宮環境をととのえたうえで受精卵を戻すことが可能となるので、ぜひ、チャレンジされることをおすすめします。

体外受精のソボクな疑問
  • Q. 胚盤胞まで体外で育てたほうがいいの?

    35才/子宮卵管造影検査では多少癒着(ゆちゃく)があるが妊娠には支障なし、
    ピックアップ障害かも/体外受精に挑戦中

     初めての体外受精にトライして、8個受精、そのまま数日間培養したものの、1個も胚盤胞まで育ちませんでした。病院の方針で胚盤胞移植しかしないため、凍結卵がなく、また採卵から始めなくてはならず、精神的にもつらい思いをしています。
     4分割や8分割などの初期胚で子宮に戻すのは、妊娠につながりにくいのでしょうか?
     受精しても、そのあと分割が進んでいかないのは、卵子の質の問題だけですか? 培養の方法などは影響しないのでしょうか。

    A. 体外の環境は受精卵にとっては厳しいもの。初期胚での移植のほうがダメージは少ないのです

    (藤野婦人科クリニック 藤野祐司先生)

     まず、おなかの中の癒着が考えられるとのことなので、クラミジアに感染していないかどうかチェックするために、クラミジアIg G 抗体価検査(血液検査)を、ぜひ受けてください。感染があると着床しにくくなります。
     日本ではほとんどの施設で、体外受精の受精卵を胚盤胞期まで長期培養しています。しかし、私のクリニックでは一貫して初期胚で胚移植をしてきました。それは、体外での培養は体内の環境と同じではなく、受精卵にとってはきわめて厳しい環境だから。体外におく時間が少ないほど、受精卵のダメージは少なくなります。
     受精卵の長期培養で胚盤胞まで到達するのは、どんなに工夫をしても現時点では50%未満。長期間培養で半分以上の受精卵が途中で成長が止まってしまうのです。培養環境の改善にも限界があり、また施設による差も大きいのが現状です。
     信頼できる施設で、担当医と二人三脚で、ぜひきちんとした対策を進めてください。

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