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2015冬号 体の気がかりQ&A
20代ですが、なかなか妊娠しません
  • Q.このままタイミング法を続けていていいの?

    29才/フーナーテスト異常なし/タイミング法に挑戦中

     1年前、3回目のタイミング法で妊娠したものの流産。その後、5回ほどタイミングをとっていますが、まだ妊娠には至りません。1回は排卵誘発剤のクロミッドを服用し、排卵を促すhCG注射も打ちました。
     このままタイミング法を続けるか、人工授精にステップアップするか迷っています。というのも、主治医から「不妊治療で使うホルモン注射などは乳ガンのリスクを高める」と聞いたから。それが気になり、今よりも多くの薬を使う治療に躊躇(ちゅうちょ)しています。心配しなくてもだいじょうぶですか?

    A.半年を目安に次の治療に進むのが一般的。ステップアップを考える時期です

    (吉田レディースクリニック 吉田仁秋先生)

     5回のタイミング法で妊娠できないようなので、人工授精にステップアップを考えてはいかがでしょう。同じ治療を繰り返しても妊娠率が上がることはなく、6カ月程度を目安に次の治療に進むのが一般的な考え方です。あなたの年齢ならば、妊娠の可能性は高いといえます。
     ホルモン注射の発ガン性に関しては賛否両論あり、投与量や投与期間が問題になりますが、不妊治療に使用する程度の量・期間であれば、まず問題になりません。また、現在のところ、乳ガンのリスクに関しては、否定意見が一般的です。

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20代ですが、なかなか妊娠しません
  • Q.卵管の詰まりと卵管水腫があり妊娠できるか心配です

    23才/卵管閉塞(へいそく)、卵管水腫(すいしゅ)、精液検査異常なし/治療はお休み中

     卵管が詰まっている卵管閉塞に加え、卵管水腫も見つかり、1 年前に卵管鏡下(きょうか) 卵管形成術(FT)を受けました。おなかの中の癒着(ゆちゃく)がひどいので、それから9 カ月後には腹腔鏡(ふくくうきょう)手術をして、癒着をきれいにはがしてもらいました。
     私は自然妊娠を希望しているのですが、私と同じような状態で自然妊娠したケースはありますか? また、再発する可能性はどれくらいでしょうか。妊娠した場合、赤ちゃんに影響が出ないか気になります。

    A.妊娠しにくい原因ははっきりしているので可能性の高い体外受精をおすすめします

    (みなとみらい夢クリニック 貝嶋弘恒先生)

     23才という年齢であれば、排卵のころにタイミングをとれば、3~4周期で多くの人が妊娠します。あなたの場合は、妊娠しにくい原因が卵管にあることがわかっていますね。
     卵管鏡下卵管形成術後の自然妊娠の可能性ですが、手術からすでに半年以上たっているのに妊娠しないのは、ほかにも原因が考えられます。
     また卵管水腫ですが、これは卵管の中に液体がたまってしまった状態のこと。原因のほとんどが感染で、手術で卵管が形態上は治ったとしても、機能までは回復しないことが大半です。残念ながら、私はこの状況で自然妊娠した患者さんの治療経験はありません。今後の治療は、少しでも妊娠の可能性が高い体外受精を強くおすすめします。
     なお、将来赤ちゃんが授かった場合、卵管水腫によるおなかの赤ちゃんへの影響はありません。

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20代ですが、なかなか妊娠しません
  • Q.23才、結婚して2年半たつのに妊娠できなくて……

    23才/子宮卵管造影検査と腹腔鏡検査で子宮奇形(双角子宮)と診断、精液検査異常なし/タイミング法に挑戦中

     結婚して2 年半、夫とは定期的にセックスして、自分なりにタイミングもとってきましたが、一度も妊娠したことがありません。病院で検査したところ、子宮奇形(双角子宮)だとわかりました。担当医からは「直接、不妊にはつながらない。まずはタイミング法でがんばりましょう」と言われました。
     最近は、なかなか妊娠しないストレスなのか、生理が早くきてしまうことも。基礎体温は見た目には2 相に分かれています。このままタイミング法を続けて妊娠できるのか不安です。

    A.精子に問題がなく、フーナーテストが良好なら体外受精を考えたほうがいいでしょう

    (みなとみらい夢クリニック 貝嶋弘恒先生)

    23才ということですが、その年齢で2年半妊娠していないということは、かなり妊娠しにくい状況といえます。
     まず、産婦人科で排卵日をしっかりと推測して、排卵に伴うおりもの(頸管粘液)をチェックしてもらいましょう。セックスをしたあと、精子が子宮内までたどり着いているかどうかを調べるフーナーテストも受けるべきです。もし、フーナーテストが良好であれば、自然妊娠はむずかしいかもしれません。
     子宮卵管造影検査や腹腔鏡検査をした結果、不妊につながらない範囲の双角子宮なら、あなたの不妊の原因は、排卵された卵子が卵管にとり込まれない「ピックアップ障害」と考えられます。23才という年齢は、卵管が通っていて、精子に問題がなく、フーナーテストが良好な場合、1回のタイミング法で30~40%は妊娠できるのです。
     フーナーテストをして、その結果が良好なら、早めに体外受精をすることをおすすめします。年齢が若いほど、体外受精の妊娠率も高いのです。

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検査や薬について知りたい!
  • Q.卵管の検査をしないで先の治療に進んでもいいの?

    35才/子宮卵管造影検査ができなかった、精液検査異常なし/タイミング法に挑戦中

     子宮卵管造影検査を受けたのですが、子宮の入り口にカテーテルを入れるとき、子宮が曲がっているとのことで、なかなか入らず、3回失敗。4回目にやっと通ったものの造影剤が腟からもれてしまい、子宮の中に入っていきませんでした。そのため、翌日にするX線撮影も中止に。先生は「検査がうまくいかなかったからといって、妊娠できないわけではない。今すぐ再検査しなくてもいい」とのこと。
     これから人工授精に進むとしたら、その前に検査は必要ですか? それとも腹腔鏡検査を受けたほうがいいのですか。

    A.卵管の検査は必須なので、代用の検査を。その結果、必要なら人工授精を考えましょう

    (おち夢クリニック名古屋 桑波田暁子先生)

    卵管の検査は妊活に必要な基本的な検査です。卵管が通っていないと自然妊娠はむずかしいので、検査結果によって治療方針も変わってきます。子宮卵管造影検査ができなくても、通水検査など代用できる検査法があるので、可能なら検査をしましょう。
     腹腔鏡検査で卵管が通っているかどうかを調べるのは、手術による体への負担があるので現実的ではありません。卵管周囲の癒着などが疑われる場合にのみ行なうべきだと考えます。できれば、子宮卵管造影の再検査が望ましいので、主治医と相談してみましょう。もし検査が困難な場合、検査をせずに人工授精を受けることは可能です。
     また、まだフーナーテストをしていないなら、それもしたほうがいいでしょう。その結果で治療方針を決めてはいかがでしょうか。

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検査や薬について知りたい!
  • Q.クロミッドで生理の量や頸管粘液が減って心配です

    31才/子宮卵管造影検査異常なし、精液検査異常なし、多囊胞性(たのうほうせい)卵巣症候群(PCOS)、高プロラクチン血症/タイミング法に挑戦中

     1年前にクロミッドの服用を始め、2カ月たったころから、それまで5~6日間あった生理が2日以内で終わるように。頸管粘液も減ったので主治医に相談すると、「超音波検査では子宮内膜の厚さは基準値以内(排卵前後で7~8mm)だから、月経の量が減ったことは問題ない」と言われ、結局、クロミッドを7カ月間続けました。
     その後転院し、現在はホルモンを補うカウフマン療法をしています。クロミッドをやめて8カ月、今でも生理は3日ほどで終わり、量も少ないまま。生理の量が少ないことは妊娠に影響しますか?

    A.クロミッドで頸管粘液が減るなら妊娠しにくい原因になるので服用の中止を

    (蔵本ウイメンズクリニック 蔵本武志先生)

     月経周期が短くなり月経の量が減ったこと、さらに頸管粘液が減少したのは、クロミッドの抗エストロゲン作用によるものです。クロミッドで頸管粘液が減ると、腟内に射精された精子は子宮に向けて上がりにくくなります。また、抗エストロゲン作用のため、クロミッドの服用を続けていくと、通常、徐々に子宮内ない膜まくは薄くなり、月経量が減り、月経期間も短くなります。こうした場合は服用を中止したほうがいいでしょう。中止後1カ月ほどで影響はなくなります。また、カウフマン療法では通常、排卵はしません。子宮内膜が薄めであれば月経量は少ないはずです。
     多囊胞性卵巣症候群の場合、クロミッドでうまくいかなければアロマターゼ抑制剤(フェマーラ)などを使うか、ペンタイプの排卵誘発剤を毎日少量ずつ自己注射する方法も。10日~2週間で1~2個の卵らん胞ぽうが育つことが多く、これにより子宮内膜も厚くなり月経量もふえるでしょう。

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検査や薬について知りたい!
  • Q.PCOSで体外受精にトライ中。ほかにすべき検査はありますか?

    33才/多囊胞性卵巣症候群(PCOS)による排卵障害、精液検査異常なし/タイミング法6回後、体外受精に挑戦中

     月経不順で、結婚前に多囊胞性卵巣症候群(PCOS)と診断され、低用量ピルを服用。ピルをやめてから月経周期は20~40日とまちまち、基礎体温も2相性にならず、自然に排卵するのは3周期のうちに1周期くらいです。不妊治療をスタートして、クロミッド1 錠とhCG注射で1 個排卵したものの、その後はクロミッドの量が徐々にふえ、プレドニンも追加されましたが排卵しません。
     体外受精にステップアップして、フォリスチム注射とクロミッドで4個採卵、受精卵が3個できて凍結。受精卵を戻して着床したものの化学流産に。
     今後も体外受精を続けるのがいいのでしょうか? クロミッド+hCGの治療法は、卵巣への影響が心配です。また、ほかにしたほうがいい検査があれば教えてください。

    A.多囊胞性卵巣症候群なら、現在のホルモンの状況を調べる検査をおすすめします

    (吉田レディースクリニック 吉田仁秋先生)

     多囊胞性卵巣症候群とは、卵巣の皮膜がかたく、卵胞がある程度育っているのに外に飛び出すこと(排卵)ができない病気です。
     多囊胞性卵巣症候群の場合、現在のホルモン状況を確認する目的で、HOMA-R 指数の検査をしてはいかがでしょう。これは空腹時の血糖値を測定してインスリン抵抗性を調べる検査で、この値が高い場合には、メトホルミンという薬を使用しながら、現在行なっているフォリスチム注射とクロミッドの低刺激法により排卵誘発をするのがベストな治療かもしれません。
     また、IVM(体外成熟培養)といって、体外受精で採卵した未成熟卵を体外で培養・成熟させてから、子宮に戻す方法もあります。
     また、クロミッドとhCG の治療については、何年間も長期にわたって使用するわけではないので、影響を心配しなくていいでしょう。

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これからの治療のことで悩んでいます
  • Q.原因がわからず体外受精に踏みきれません

    35才/5年前に高プロラクチン血症で薬を服用し妊娠・出産、子宮卵管造影検査異常なし、精子の運動率が低い/タイミング法に挑戦中

     2人目の妊活にトライ中です。2年前に人工授精で妊娠したものの、妊娠11週で流産しました。その後、3回ほど人工授精をしましたが、妊娠には至っていません。原因がわからないので、体外受精に進むのを悩んでいます。
     クロミッドを飲むと吐きけと頭痛がひどく、セキソビットに変更してもらいました。副作用はひどいときもあれば、それほどでもないときもあります。周期によって薬の効き方が違うのでしょうか?

    A.薬なしのタイミング法にトライしては?年齢的にもステップアップを考える時期です

    (おち夢クリニック名古屋 桑波田暁子先生)

     クロミッドで副作用があらわれたとのことですが、もともとの月経周期は不順なのでしょうか? 自然の排卵があれば、薬の使用なしでタイミングをとることも可能な場合があります。主治医と相談してみてはいかがでしょうか。
     同じ薬であれば、基本的に薬の作用は変わりませんが、周期によって副作用の出方が違うことはあります。そのときの体調などの影響も考えられるでしょう。
     人工授精で妊娠して、その後流産されたとのこと。流産後3回の人工授精をしていることを考えると、そろそろ体外受精を視野に入れてはどうでしょう。現在の検査ではわからない不妊原因に、排卵した卵子が卵管にとり込まれないピックアップ障害があります。まだ十分妊娠が期待できる年齢ですから、積極的な治療をしては、と思います。

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これからの治療のことで悩んでいます
  • Q.排卵しないのはLUFのせい?卵子の老化と関係あるの?

    36才/子宮卵管造影検査異常なし、精液検査異常なし、フーナーテスト異常なし/タイミング法に挑戦中

     タイミング法を4回しましたが、1回は排卵せず、卵が残っていました。また2回は、hCG注射を打っても排卵しにくかったようです。排卵しなかったとき、主治医は「卵の位置が中心に近かったから割れにくかったのかも」とのこと。これは「黄体化(おうたいか) 未破裂卵胞(LUF)ですか? また、私の卵子が老化しているから妊娠しないのでしょうか? 35才になってから月経周期が乱れ、生理の日数が2~3日と短くなりました。
     このままタイミング法を続けていいのか、体外受精に進むか、悩んでいます。

    A.排卵せずに残ってしまった卵胞はピルで処置する必要があるケースも

    (おち夢クリニック名古屋 桑波田暁子先生)

     排卵がうまく起こらないことが多い人は、ときどきいます。排卵せずに卵巣に残ってしまった遺残(いざん)卵胞には、ピルなどでの処置が必要となることもあるので、主治医と相談してみてください。
     経血の量と卵子の老化とは、直接の関係はありません。量がしっかりあり、鮮やかな色の経血なら問題ないでしょう。
     フーナーテストの結果が良好なのにタイミング法で妊娠しないなら、ピックアップ障害の可能性も考えられます。その場合、排卵しにくいことも考慮に入れて、そろそろ体外受精に進むべきかと思います。

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これからの治療のことで悩んでいます
  • Q.AMH値が低く、3回の体外受精でも結果が出ません

    34才/子宮卵管造影検査で卵管采(さい)付近に癒着の疑い、アンチミューラリアンホルモン(AMH)の値が低い(1.07)、精液検査異常なし/体外受精・顕微授精に挑戦中

     2年前から不妊専門クリニックに通い、タイミング法4回、人工授精2回にトライ。さらに、ショート法で体外受精をし、3個とれた卵子のうち1 個を顕微授精、残り2個は体外受精で受精卵ができ、2個を凍結。これらを子宮に戻しましたが、判定は陰性でした。
     大学病院に転院。1 回目はショート法で7個採卵できたものの1個も受精せず。2回目はロング法で採卵9個、そのうち2個受精して戻したものの、結果は陰性。もう1個は胚盤胞(はいばんほう)まで成長せず、凍結できませんでした。この先の治療について悩んでいます。

    A.食事や生活で体をととのえながら体外受精を続けてみてはどうでしょう

    (蔵本ウイメンズクリニック 蔵本武志先生)

     AMH は、卵巣にどれくらいの卵子が残っているかの指標となるもの。34才で1.07という値は、年齢の平均値(当院では 4.0)にくらべると低いといえます。ショート法、ロング法は体外受精の卵巣刺激法で、あなたの場合は各方法で7~9個採卵できたので、AMH の検査結果よりも実際はまだ卵巣予備能があると考えられます。AMH は変動があり、月経初期の小さな胞状卵胞の数が多い周期は、しっかりした刺激で多数の卵子が採卵できるもの。胞状卵胞数に応じて刺激法を変えてみるのもよいでしょう。
     年齢の上昇により(特に35才以上)卵子数は減少し、卵子の質が劣化します。抗酸化作用があり、細胞のミトコンドリア活性に少しは影響があるといわれるビタミンE、ビタミンC、L︲カルニチンなどをとり、バランスのよい食事と規則正しい生活をして、体外受精・顕微授精を続けるのがよいでしょう。また、体外受精での受精率が悪ければ、顕微授精をおすすめします。

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