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2017冬号 体の気がかりQ&A
私の治療、これでいいの?
  • Q. 体重がかなりあります。妊活に影響しますか?

    37才/血液検査問題なし/通院は休止中

    私は身長158cm、体重が93㎏とかなり重いです。たまにプールに行くなどダイエットを意識していますが、なかなか体重が落ちません。
     妊娠を望む場合、病院によっては体重を落とすように言われることがあると聞きますが、私が通院していた先では、特に言われたことはありませんでした。体重が重いと妊活に影響しますか?

    A. 肥満傾向では妊娠しにくくなります。簡単な運動を毎日続け、食事の見直しを

    (塩谷雅英先生)

     ご自身でも気がついているように、体重オーバーのようです。肥満傾向があると、妊娠に関係するホルモンがうまく分泌されず、排卵が起こらないなど、妊娠しにくくなります。
     また太っていると、妊娠後も妊娠高血圧症候群などで管理が必要になったり、難産のリスクが高まるなど、トラブルが起こりやすくなります。ですから、妊娠前の今のうちに体重を減らしましょう。急激なダイエットではなく、ゆっくりと体重を落とすように心がけてください。
     水泳などの運動を心がけているのは、とてもよいことです。運動は継続がたいせつです。散歩やウオーキングなど、簡単な運動でいいですから、できるだけ毎日続けましょう。
     また、食事の内容も見直してみてください。めん類、パンなど炭水化物が中心になっているようなら少し控えて、野菜やタンパク質をふやすといいでしょう。

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私の治療、これでいいの?
  • Q. 薬を飲んでも生理がこないのですが…

    30才/血液検査でホルモンの数値が低く、排卵していない可能性がある/タイミング法に挑戦中

     一般の婦人科に行ったところ、「ホルモンの数値が低く、排卵していない可能性がある」と言われました。「まずはタイミング法をしましょう」とドクターから、糖尿病の薬とプラノバール(11日分)、生理2日目から飲む排卵誘発剤のクロミッドを処方されました。でも、プラノバールを飲み終えても生理がこないため、クロミッドを飲むことができません。
     生理がこないのは何か病気が隠れているのでは……と心配です。不妊治療専門クリニックに転院したほうがいいですか?

    A. 無排卵症の可能性があります。主治医に月経がこないことを伝えてください

    (塩谷雅英先生)

     ご相談の内容から、無排卵症を疑います。無排卵症とは、文字どおり、排卵していない状態をいいます。
     ホルモン剤のプラノバールは、通常は飲み終わってから5日以内に月経が始まります。月経が始まらないようであれば、プラノバールの量が不足していた可能性が考えられます。なるべく早く再受診して、主治医に「プラノバールを飲み終えても月経が始まらない」ことを告げてください。次は服用期間を長くするか、服用量をふやすなど、医師から指示があるはずです。
     何か隠れている病気があるのでは、と心配されていますが、もしそのようなことがあれば、診察の際に医師から説明があったはずですから、気にしなくていいでしょう。

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私の治療、これでいいの?
  • Q. タイミング法を3年、不妊専門の病院に転院すべき?

    36才/子宮卵管造影検査問題なし、子宮筋腫(きんしゅ)がある(3年前に腹腔鏡(ふくくうきょう)検査を受けた)、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     結婚して半年後から自宅近くの市民病院に通い始め、3年になります。検査で特に問題はなく、妊娠の可能性があるのでタイミング法を続けています。以前、体重(肥満)と肝臓の数値が悪かったことを指摘されましたが、現在はだいじょうぶです。
     このままタイミング法を続けていいでしょうか。それとも不妊治療を専門とする病院に転院したほうがいいですか?

    A. ステップアップの時期にきています。年齢を考えると転院も一つの選択肢です

    (吉田仁秋先生)

     不妊の検査で特に問題がなければ、まずはタイミング法から始め、それでも妊娠しない場合は人工授精、さらに体外受精へと治療の段階を上げることを「治療のステップアップ」といいます。
     一般的なステップアップは、35才未満であれば6カ月ごとで、35才を過ぎれば3カ月ごとと考えます。これは、卵子の染色体異常の増加によるダウン症などの発症率が高くなるため、早期の妊娠をめざすことが目的です。
     あなたの場合は、3年前に腹腔鏡検査を受けていて、いまだ妊娠に至っていないのであれば、不妊治療専門クリニックへの受診も一つの方法でしょう。体重増加による排卵障害や肝機能異常、子宮筋腫などを考慮して、早めの治療をおすすめします。
     また、現在の検査ですべての不妊原因が見つかるわけではありません。受精障害など、一般検査では見つからない不妊原因があることを知っておいてください

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気になる病気・症状のこと、教えて!
  • Q. 無月経です。体外受精がベストな選択ですか?

    28才/下垂体性無月経、子宮卵管造影検査問題なし、精液検査で運動率が少し低い/体外受精に挑戦中

     結婚して2年です。下垂体性無月経と診断され、体外受精にトライしています。
     排卵誘発剤は、飲み薬のクロミッドでは反応せず、注射のhMGではたくさんの卵ができてしまいます。一日も早く妊娠したいのですが、私の場合は体外受精を続けるのがベストな治療でしょうか?

    A. hMG製剤の治療が必要な場合が多く、一般治療ではコントロールがむずかしいことも

    (西村 満先生)

     下垂体性無月経とのことですが、起こる頻度はまれなので、視床下部性で二次的に下垂体機能が低下して無月経となっているのかもしれません。いずれにしても、下垂体機能低下の場合、クロミッドは無効のことが多く、それよりも効果が強いhMG 製剤による卵巣刺激が必要になります。
     ここで起こりうる問題は、多数の卵胞(らんぽう)が発育してしまう頻度が高くなることです。多数の卵子が排卵した場合、多胎妊娠、卵巣過剰刺激症候群といった副反応が起こる可能性が高まり、一般不妊治療では対応に苦慮することがしばしばです。hMG製剤の量を徐々にふやすことで多発排卵が抑えられる可能性もありますが、長期間にわたり注射を打たなければならず、体外受精での対応にせざるをえない現状があります。
     もしも体重減少による無月経ならば、少し体重をふやすように努力してみてはいかがでしょうか。妊娠した場合、胎児の発育には、ある程度の皮下脂肪が必要です。

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気になる病気・症状のこと、教えて!
  • Q. 多発性子宮筋腫はとったほうがいいの?

    36才/子宮卵管造影検査問題なし、子宮筋腫がある(4cm)、精液検査問題なし/タイミング法に挑戦中

     多発性子宮筋腫と診断されました。最大は石化したもので4cm、ほかに小さなものがたくさんあります。ドクターからは「筋腫をとると1年間は妊活ができない」と言われました。それでもとったほうがいいですか?
     タイミング法を続けて、そろそろ3年になり、これが妊娠できない理由なのか気になっています。

    A. 筋腫はできた場所によって摘除が必要かどうかを見きわめます

    (吉田仁秋先生)

     多発性子宮筋腫とのことですが、筋腫はできた場所が非常に重要です。子宮筋腫には、子宮の中に筋腫ができる「子宮粘膜下筋腫」、子宮の外側に筋腫ができる「子宮漿膜下(しょうまくか)筋腫」などの種類があります。
     粘膜下筋腫では、子宮の中に筋腫があるため受精卵が着床しにくくなります。そのため、妊娠を望むならば摘除が必要になることがあります。
     子宮筋腫で摘除の適応となるのは一般的には5㎝以上ですが、子宮漿膜下筋腫の場合には、そのままで妊娠を優先させたほうがよいと考えます。ただし、妊娠後に流産や早産の原因となる場合もあり、注意が必要です。
     あなたの子宮筋腫がどのタイプで、妊娠に影響しないかどうか、主治医に確認しましょう。

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気になる病気・症状のこと、教えて!
  • Q. 子宮内膜症の治療薬について教えてください

    吉田仁秋36才/血液検査で黄体(おうたい)ホルモンの数値が低め、子宮卵管造影検査問題なし、精液検査で無精子症、片側の精巣に静脈瘤(じょうみゃくりゅう)がある/通院中

     子宮内膜症(ないまくしょう)の治療を始めました。今飲んでいる薬はフリウェルですが、これは子宮内膜症の進行を止めるものですか?
     ディナゲストは値段が高く、月々の負担がかかるので、フリウェルを選択しました。子宮内膜症の治療としては、どちらの効果が高いのでしょうか。
     また、もし体外受精で採卵をする場合、治療薬の服用をやめてすぐのほうが、卵子の状態(質)がいいのでしょうか?

    A. 今飲んでいる薬の効果はマイルドですが反応は人より異なる場合があります

    (吉田仁秋先生)

     子宮内膜症の治療には、さまざまな方法があります。単に痛みをとり除く場合には鎮痛剤投与となります。ルナベルのジェネリック薬であるフリウェルはホルモン剤(ピルとして用いられる)で、投与すると、子宮内膜症の進行を多少抑える働きがあります。そのほか子宮内膜症の治療薬にはディナゲスト、さらにリュープリンのようなGnRH製剤進行した場合には手術療法があり、それぞれ適応に合わせて使用されます。
     子宮筋腫や子宮内膜症の初期治療で用いられるフリウェルは、投与期間によって異りますが効果はおだやかです。一般的にディナゲストよりは内膜症の治療効果としては、やや落ちるかもしれません。ただし、人によって効果の度合いが異なる場合があります。
     GnRH製剤やルナベルなどで子宮内膜症を治療し、採卵に至る場合、できる限り治療を中断後、早期に採卵するのが一般的と考えます。期間をあけると内膜症は再発し、卵の質が低下してしまうからです。

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体外受精でギモンが…
  • Q. 41才ですが、ロング法は有効ですか?

    41才/血液検査でAMHが1.44、子宮卵管造影検査問題なし、精液検査問題なし/顕微授精に挑戦中

     1年間に4回、顕微授精をしましたが、妊娠しません。1回目はスプレキュアを使ったショート法で採卵数ゼロ、それ以降はアンタゴニスト法で、2回目は採卵5個、受精2個、移植2個。3回目は採卵1個、受精1個、移植1個。4回目は採卵4個、受精ゼロでした。
     次回は自然周期にトライする予定です。ロング法をしたことがないのですが、私の状況では有効ですか? 過去に2回自然妊娠し、いずれも流産しています。自然妊娠できれば、という思いもあるのですが……。

    A. これまでの経過から、多数の卵を育てるロング法は向いていないでしょう

    (桑波田暁子先生)

     AMH(アンチミューラリアンホルモン)の単位が記されていないので、はっきりとはお答えできませんが、1・44という数値は、今までの経過からいくとロング法が有効とはいえません。
     体外受精・顕微授精の排卵誘発法には、いくつか種類があります。採卵の前の周期からスプレキュアなどのGnRH 製剤を使って排卵をコントロールするロング法、採卵周期から排卵をコントロールするショート法、卵胞が成長してから注射で短期間だけ排卵抑制するアンタゴニスト法、そして排卵誘発剤を使わない自然周期法などです。
     ロング法は多くの卵が育つことが見込めますが、それは排卵誘発剤に対して卵巣の反応がよいことが前提です。あなたの場合は、これにあてはまらないと考えられます。
     自然妊娠の可能性もなくはありませんが、主治医としっかり相談して、治療方針を決めるべきでしょう。

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体外受精でギモンが…
  • Q. 胚盤胞まで育たないのですが長期培養は必要ですか?

    38才/血液検査問題なし、AMH値が43才の平均と言われた、子宮卵管造影検査問題なし、精液検査で精子の数が少ない/顕微授精に挑戦中

     夫の精子の状態から顕微授精をしたところ、7個受精しました。2個を採卵から3日目に凍結、残り5個を胚はい盤ばん胞ほうまで育てることに。しかし、5個とも途中で成長が止まり、凍結も移植もできませんでした。
     なぜ、5個も胚盤胞まで育てようとするのでしょうか? 全滅するリスクを考えたら、3日目までの受精卵を多めに凍結したほうがいいと思うのですが……。

    A. 胚盤胞の状態まで長期培養することは良好胚を判別する手がかりになります

    (西村 満先生)

     採卵し、受精後、4~8分割までは順調に進み、良好胚と思われる胚でも、その後に分割が停止してしまう場合が往々にしてあります。受精卵が子宮に着床する場合、必ず胚盤胞の状態を経由するので、移植する胚が良好か否かは、胚盤胞まで培養することで、判別しやすくなるのです。さらに、多胎妊娠を防ぐために、単一胚移植が推奨されている現状もあります。
     こうした背景から、多胎妊娠を防ぎつつ、一定の妊娠率を維持するために、胚盤胞まで培養する方法が現在の不妊治療の主流になっています。
     5個の受精卵がすべて胚盤胞に至らなかったとのこと。培養環境・培養技術に問題がなかったとすれば、卵の質そのものがよくなかった可能性が考えられます。また、受精卵が良好であれば、3日目の胚移植でよい結果が出ることもあります。
     AMH 値が低いのは、卵の数が少ないということでもあり、良好卵にめぐりあう可能性が低下します。そのため、採卵数が多くても、一つも胚盤胞に育たないこともありうるのです。

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体外受精でギモンが…
  • Q. AMH値が低いと低刺激法しかできないのですか?

    33才/AMH値が0.45と低い/顕微授精に挑戦中

     排卵誘発剤をあまり使わない低刺激法で体外受精をして、2個採卵できました。受精卵のグレードは3と4でした。
     もしも妊娠しなかった場合、次はショート法かロング法など、別の卵巣刺激法でトライしたいです。私は、AMH値が0.45と低いため、それほど多くの卵(10個以上など)はとれないのでしょうか? これらの刺激法をすることで、さらにAHM値が下がって閉経してしまうのでは……という不安もあります。
     また、ショート法、ロング法で採卵しても、受精卵のグレードは変わらないのでしょうか? あと2~3年、治療をがんばりたいと思っています。

    A. 他の方法では卵の質を落とす可能性も。採卵回数をふやすなど、急いで妊活を

    (吉田仁秋先生)

     AMHは卵子の卵巣予備能力を示すもので、0・45はかなり低下した数値で、卵巣年齢でいえば46才以上です。AMHの数値が極端に低い場合、体外受精では排卵誘発剤を少しだけ使う低刺激法が一般的です。ショート法やアンタゴニスト法では注射をたくさん投与しても10個以上の採卵はむずかしいと考えます。
     採卵はそのときのコンディションにも左右されますし、胚のグレードが次回も同じとは考えにくいでしょう。そこでショート法やアンタゴニスト法などで排卵誘発をしても、かえって卵の質を落とす可能性もあり、次回も同じ方法がよいと考えます。
     ショート法やアンタゴニスト法をしたとしても、即、閉経に近づくことは考えにくく、気にしなくてだいじょうぶです。あなたの場合、採卵回数をふやし、早く妊娠することが先決です。いつAMH が下がるかは個人差がありますが、妊娠を急ぐ必要があるので、半年以内の妊娠をめざして治療してはいかがでしょうか。

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