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  • 島根県松江市:内田クリニック

  • 夫婦ともに知識を持って、治療を決断してください。そのアドバイスやサポートは惜しみません。

  • 医学博士。島根医科大学医学部卒業(現・島根大学医学部)。同大学の体外受精チームに参加。1987年島根県内での初の体外受精による赤ちゃんの誕生に携わる。97年4月内田クリニック開院。2005年には奥さまが副院長を務める内科・胃腸科を1階に開院する。
  • 内田昭弘 院長

  • 病院情報

  • 住 所 : 島根県松江市浜乃木2-6-13
    最寄り駅 : JR松江駅よりタクシーで10分。
    JR乃木駅より徒歩10分。
    市立病院・平成町車庫行に乗車、乃木小学校入り口下車、徒歩1分
    電話 : 0120-58-2889
    U R L : http://www.uchida-clinic.info/
  • 先生はもちろんのこと、看護師、培養士らスタッフは、学会や他の施設の見学などを積極的に行ない、新しい治療技術をとり入れています。

    1階には内田院長の奥さまが医師を務める内科・胃腸科があります。

    待合室にはピンクのソファが置かれ、やさしい雰囲気に。不妊治療に関する雑誌も用意されています。

    受付にはさまざまなインフォメーションが掲示されています。隣は診察室。

    患者さん側にもモニターが置かれ、カルテはもちろん超音波の画像も確認できます。

    内診室は診察室の中にあり、一度診察室に入るとすべての診察が終わるまでだれにも会うことはありません。

    培養室には5人のスタッフが勤務。体外受精時の卵子や精子の状態の説明は、すべて培養士が行ないます。

    採卵室。木の床に白い壁と、病院とは思えないあたたかみのある組み合わせです。

    リカバリールームは3床。

    看護師からの説明を受ける処置室。

    1階にあるカウンセリングルーム。カウンセリングは通院していない人でも受けることができます。

  • 診察時間

  • 診療受付時間(予約制) mon tue wed thu fri sat sun
    9:00~12:30 × ×
    16:00~18:30 × × ×
  • ※木曜・日曜・祝日・土曜の午後は休診。 ※不妊の初診は毎日予約受付(HPで確認) 
  • ●島根県の不妊専門クリニック

  • 人口約70万人、全国では2番目に人口の少ない島根県は、山と海に囲まれたのどかな県です。クリニックは松江駅から車で10分ほどのところにあります。
    院長の内田先生は島根医大で不妊治療に携わり、1997年「一人一人の患者さんをしっかりみる」という思いをいだ いてこのクリニックを開業。もともと婦人科よりも産科が好きだったことが、生殖医療を志すきっかけになったそうです。
    「出産は喜ばしいこと。新人のころでも出産に立ち会うと、ご家族に非常に喜んでもらえて、幸せな空気に包まれました。でも不妊のかたは、そういった感覚を味わうことができない。なんとかあの場面を、少しでも多くのカップルに体験してもらいたいと思ったんです」
  • ●患者さんが知識を持って治療・検査を決める

  • 内田院長が治療でたいせつにしているのは「患者さんに決めてもらうこと」。なぜこの治療・検査が必要なのか、どのように進めるのか、どれだけ大変なことなのか、患者さん側がそれらをすべて理解したうえで、するのかしないのかを決定しなければ進めることはできない、といいます。でも、不妊治療って複雑でむずかしいですが……。
    「医師に言われるままに治療を進めていくと、妊娠に至らないとき、どうしても悩んでしまうものです。自分がどんな治療・検査をしてきて、なぜ妊娠しないのかを自分で理解できていれば、次にやるべきことがわかるでしょう」
  • ●不妊の知識を得るためのサポートが充実

  • そのため患者さん側が決断するための材料となる情報提供は惜しみません。
    たとえば初診の際、不妊の基礎知識や検査の内容、薬に関することなどをまとめた冊子が渡され、不妊治療に関する基礎的なことはほぼわかるようになっています。
    診察ではカルテを開示しながら説明、患者さん側は検査結果など自分のすべての情報を知ることができます。
    また、だれでも参加可能な無料の妊活セミナーを定期的に開催。「不妊の基礎と検査」「タイミング~人工授精」「体外受精・顕微授精」の3回を1クールとして、年間4クール行ないます。特に体外受精に関してはしっかりと説明するそうです。
    「体外受精に対して、ためらいを持っている人もいます。でも体外受精は治療であるのはもちろん、どんな検査をしてもわからなかった不妊原因を教えてくれることもあるんですよ。人工授精を繰り返して結果が出ないかたには、セミナーへの参加をすすめて、それからもう一度考えましょうとアドバイスしています」
  • ●夫婦ともに納得できる治療をしてほしい

  • 内田院長がこのクリニックを開業したのは18年前。まだ体外受精の妊娠率も低かった時代でした。
    「そのころに思ったのは、最終的に妊娠できなかったとき、ご夫婦が納得して治療を終えることができる施設にしたいということです。妊娠するということは、一つの家族をつくっていくこと。その過程でどんな選択をするのか、ご夫婦がともに納得して決断してほしいんです」
    そういった夫婦の決断には、医療者では入り込めない、解決できないこともあるといいます。そのとき力になるのが、心理カウンセラー。内田クリニックでは月1回、不妊カウンセリングを専門とする心理カウンセラーを招いています。
    「カウンセリングが直接治療になるわけではありませんが、夫婦間での決断ができないとき、どうしたらいいのかわからないときは重要な役割を果たすと思います。不妊治療という“家族をつくっていく”過程の中で、夫婦間で意見がくい違うのであれば、カウンセラーに相談してほしいですね」
  • ●患者さんが変わるためには医療者も変わらなければ

  • 不妊治療を進めるためには、患者さん側も知識を持ってほしいと話す内田院長ですが、実際には知識を持った患者さんはあまり多くないそうです。そんな患者さんの意識を変えるためには、まず医療者側も変わらなければならないと語ります。
    「私自身はもちろんですが、看護師や培養士が患者さんと話をする機会を今以上にふやしたい。小さな施設であるからこそ、個々の患者さんとじっくりと話をして、より納得して治療を進められるような環境にしていきたいです」
    取材中、何度も「患者さんが納得して治療を」という言葉を口にした内田院長。本当の意味で、患者さん本位の治療を進められる施設だと感じました。

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